Houdini 20.0 Unreal

FBXファイルを使用する

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FBX(Filmbox)ファイルは、業界で一般的に使用されている交換フォーマットです。 このページでは、Unreal EngineとHoudiniの間でFBXファイルをインポートおよびエクスポートする方法についてアドバイスをいくつか紹介します。

Houdiniからのエクスポート

HoudiniからFBXファイルにデータをエクスポートするには、File > ExportダイアログまたはFBXレンダーノードを使用します。

以下に、HoudiniからUnrealにエクスポートする際に重要な注意事項を示します。

  • エクスポートには、必ず2018 SDKを使用してください。UnrealのFBXインポートパイプラインが現在サポートしているのが、このバージョンのためです。

    • エクスポートするには、エクスポータダイアログまたはROPノードパラメータの Version コンボボックスで、 FBX|FBX201800 を選択します。別のSDKバージョンでエクスポートすると、結果が破損したり、互換性が損なわれる可能性があります。

  • ブレンドシェイプをUE4のモーフターゲットにエクスポートしたい場合は、アセットのネットワークがFBX互換である必要があります。ブレンドシェイプのノードの後は、ジオメトリを変更するノードがないようにしください。ブレンドシェイプをブロックしないノードは、Null、Switch、Cach、Attribute、スキン変形、Mergeなどのノードです。Subdivideなどジオメトリを変更するノードは、エクスポートをブロックする可能性があります。

    • 互換性のないノードをすべて無視してエクスポートするには、 Force Blend Shapes Export を使用します。

  • ブレンドシェイプアニメーションはエクスポートできますが、シェイプ自体をHoudiniで時間依存にすることはできません。

  • Force Blend Shapes Export オプションが有効でない限り、頂点アニメーションをエクスポートすると、ブレンドシェイプのエクスポートが妨げられます。

Unrealへのインポート

HoudiniからエクスポートしたFBXファイルをUnrealにインポートする際のポイントを以下に紹介します。

  • Houdini(1単位 = 1m)とUnreal(1単位 = 1cm)では長さの単位に違いがあります。FBXインポートダイアログでは、100の均等スケールを使用してください。

  • Houdiniで作成されたFBXファイルをインポートする際は、HoudiniとUnrealの座標系の違いを考慮する必要はありません。これに関しては、HoudiniのFBXエクスポータが既に対処しています。

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Houdini Engineを使用する

リファレンス

Houdini Engine for Unreal Engineは、HoudiniのテクノロジーをUnrealに統合できるプラグインです。 Session SyncとNode Syncは、Houdiniのライブセッションと相互作用するためのHoudini Engineプラグインの2つの機能です。

このプラグインを使用すると、Houdiniの強力かつ柔軟なプロシージャルワークフローを、Houdiniデジタルアセットを通してUnreal Engineで実現できます。 アーティストはエディタ内でアセットパラメータをインタラクティブに調整して、Unrealアセットを入力として使用することができます。 その後、Houdiniのプロシージャルエンジンがアセットを“クック”し、その結果をエディタで使用できるようになります。ベイクする必要はありません。

一般情報:

互換性:

現在のところ、プラグインにはUE5.3、5.2、5.1、5.0、UE4.27、UE4.26向けにビルドされたバイナリがあり、Houdiniの最新のプロダクションビルドにリンクされています。

プラグインのソースコードは、UE5.3、5.2、5.1、5.0、UE4.27、UE4.26のこのリポジトリで利用可能です。

Note

UE5.1およびUE5.0は、同じソースファイル/ブランチを使用し、5.0ソースは5.1でも使用できるようになっています。

サポートおよびバグのレポート:

便利なリンク:

SessionSync

Houdini Engine SessionSync機能を使用すると、GUIを使ってHoudini内で実行されているHoudini Engineのセッションに接続することができます。 通常のHoudini Engineワークフローのすべての機能と、Session Sync固有の追加機能をサポートしています。

Houdini Engineは非UIバージョンのHoudiniを使用しますが、Session SyncではHoudiniのユーザインターフェースを通してHoudiniセッションを確認したり、操作することができます。 また、UnrealやHoudiniで加えた変更は同期されるため、どちらのプログラムでも変更を加えても、同じ結果が得られます。

NodeSync

NodeSyncは、UnrealとHoudini Session Sync間のアセット共有を可能にする、Houdini Engine for Unrealプラグインの機能です。スケルタルメッシュとスタティックメッシュで機能します。

専用のHDAを使用することなく、Unrealにデータを送信したり、Unrealからデータを受信することができます。アクターに加えて、スタティックメッシュやスケルタルメッシュでも機能します。

Houdini Niagara

Houdini-Niagaraプラグインを使用すると、HoudiniNiagara Data Interfaceを使用して、HoudiniとUnrealのNiagaraシステム間でポイントクラウドデータを交換することができます。 Houdiniのアトリビュートデータを、HoudiniPointCacheアセットとしてエクスポートできます。 これらをUnrealにインポートし、Niagaraシステムとエミッターを使用して、複雑なエフェクトやパーティクルシステムを作成できます。