Houdini 20.0 Unreal

Houdini Engine for Unrealのインストール

Houdini Engine for Unrealをインストールする方法。

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Houdini Engineは、WindowsおよびMacOSで公式にサポートされています。 Linuxとソースを使用して、Houdini Engineを非公式にインストールすることもできます。

Windows、MacOS、Apple Silicon向けの旧バージョンは、Houdini Engine for Unreal Githubリポジトリにあります。

Houdini Engineをインストールする

Windows

  1. Launcherをインストールします(まだインストールしていない場合)。

  2. Launcherを開きます。

  3. Houdini ▸ Install とクリックします。まだログインしていない場合は、Webブラウザが開いて、SideFXアカウントにログインするよう求められます。ログインプロセスが完了すると、Launcherが前面に移動します。

  4. Choose a Version to Installで、目的のビルドバージョンに応じて、Production BuildまたはDaily Buildのいずれかを選択します。特定のバージョンを選択する必要がある場合は、Choose Another Versionを選択して、目的のバージョンをインストールします。

  5. Preferencesポップアップウィンドウ で、 Unreal Plug-in をオンにしてインストールをクリックします。

  6. Houdini Engineディレクトリを見つけます。デフォルトの場所は、 \Side Effects Software\Houdini Engine\Unreal\X.Y.Z です。

    • X.Y.Zには、お使いのHoudiniバージョンが表示されます。

  7. Houdini Engineフォルダを、Unrealディレクトリの Plugins フォルダにコピーします。Unreal Engineのバージョンディレクトリか、Unrealプロジェクトディレクトリのいずれかにコピーできます。

    • Unrealのディレクトリの場所は \Epic Games\UE5.0\Engine\Plugins\Runtime\HoudiniEngine で、プロジェクトディレクトリの場所は \Unreal Projects\MyGameProject\Plugins\HoudiniEngine です。

Note

Unreal Engine 5.0および5.1では、 必ず Unrealのプロジェクトディレクトリを使用してください。

Mac

  1. Houdini Engine for Unreal Githubリポジトリから、HoudiniEngine-vX.X.X-Y.Y.Y-UEZ.Z-MacOS.zipをダウンロードします。X.X.XはHoudini Engineプラグインのバージョン、Y.Y.YはHoudiniのバージョン、Z.ZはUnreal Engineのバージョンです。

    macOS Apple Siliconには、HoudiniEngine-vX.X.X-Y.Y.Y-UEZ.Z-M1.zipをダウンロードします。

  2. ダウンロードした.zipパッケージを解凍します。すると HoudiniEngine フォルダが展開されます。

  3. HoudiniEngine フォルダを、Unrealディレクトリの Plugins/Runtime フォルダにコピーします。コピー先は、Unreal Engineのインストールディレクトリ(/Users/Shared/Epic Games/UE_Z.Z/Engine/Plugins/Runtime)またはUnrealのプロジェクトディレクトリ(~/Documents/Unreal Projects/<MyProject>/Plugins/Runtime)のいずれかです。

Note

Unreal Engine 5.0および5.1では、 必ず Unrealのプロジェクトディレクトリを使用してください。

Linux

Linuxは、Houdini Engineを公式にサポートしていません。しかし、 プラグインをソースからインストールする の説明に従って、ソースコードを使用することが可能です。

プラグインをソースからインストールする

  1. Unreal Engineのソースコードをダウンロードするの説明に従います。

    • Unrealのプロジェクトファイルが揃うように、必ずすべての手順を完了させてください。

  2. Houdini Engine for Unreal Githubリポジトリから、Source Code.zipをダウンロードします。

  3. Unrealのディレクトリまたはプロジェクトディレクトリに、 Houdini Engine という名前のフォルダを作成します。

    • Unrealのディレクトリの場所は \Epic Games\UE5.0\Engine\Plugins\Runtime\HoudiniEngine で、プロジェクトディレクトリの場所は \Unreal Projects\MyGameProject\Plugins\HoudiniEngine です。

  4. Source Code.zipコンテンツを、 Houdini Engine フォルダに解凍します。

Note

Unreal Engine 5では、 必ず Unrealのプロジェクトディレクトリを使用してください。

Unrealでプラグインを確認する

Houdini Engineをインストールしたら、プラグインが適切にロードされていることを確認します。

  1. 新規または既存のUnrealプロジェクトを開きます。

  2. メインメニュー に、新しいアイテムとして Houdini Engine が表示されています。

  3. Houdini Engine メニューで、 Start Session をクリックします。

  4. 右下に、 Houdini Engine session connected という確認メッセージが表示されます。

トラブルシューティング

セッション開始に失敗したり、Houdini Engineが接続できないエラーが発生した場合は、Houdiniのバージョンが適切でない可能性があります。

  1. Unreal Engineのメインメニューで、 Edit をクリックし、 Plugins を選択します。

  2. Houdini Engineで、 X.Y.Z のバージョン番号がお使いのHoudiniバージョンと一致しているかどうか確認してください。

接続したHoudiniバージョンを変更するには:

  1. メインメニュー で、 Houdini Engine をクリックし、 PluginSettings を選択します。

  2. Houdini Location で、 Use custom Houdini location の横のチェックボックスを選択します。

  3. Custom Houdini location で、3つのドットをクリックし、Houdiniバージョンのbinフォルダへのパスを選択します。デフォルトの場所は、 \Side Effects Software\Houdini X.Y.Z\bin です。

  4. Houdini Executable で、Houdiniのライセンスタイプを選択します。

  5. Unreal Engineを再起動します。

Unreal

はじめよう

基本

Houdini Engineを使用する

リファレンス

Houdini Engine for Unreal Engineは、HoudiniのテクノロジーをUnrealに統合できるプラグインです。 Session SyncとNode Syncは、Houdiniのライブセッションと相互作用するためのHoudini Engineプラグインの2つの機能です。

このプラグインを使用すると、Houdiniの強力かつ柔軟なプロシージャルワークフローを、Houdiniデジタルアセットを通してUnreal Engineで実現できます。 アーティストはエディタ内でアセットパラメータをインタラクティブに調整して、Unrealアセットを入力として使用することができます。 その後、Houdiniのプロシージャルエンジンがアセットを“クック”し、その結果をエディタで使用できるようになります。ベイクする必要はありません。

一般情報:

互換性:

現在のところ、プラグインにはUE5.3、5.2、5.1、5.0、UE4.27、UE4.26向けにビルドされたバイナリがあり、Houdiniの最新のプロダクションビルドにリンクされています。

プラグインのソースコードは、UE5.3、5.2、5.1、5.0、UE4.27、UE4.26のこのリポジトリで利用可能です。

Note

UE5.1およびUE5.0は、同じソースファイル/ブランチを使用し、5.0ソースは5.1でも使用できるようになっています。

サポートおよびバグのレポート:

便利なリンク:

SessionSync

Houdini Engine SessionSync機能を使用すると、GUIを使ってHoudini内で実行されているHoudini Engineのセッションに接続することができます。 通常のHoudini Engineワークフローのすべての機能と、Session Sync固有の追加機能をサポートしています。

Houdini Engineは非UIバージョンのHoudiniを使用しますが、Session SyncではHoudiniのユーザインターフェースを通してHoudiniセッションを確認したり、操作することができます。 また、UnrealやHoudiniで加えた変更は同期されるため、どちらのプログラムでも変更を加えても、同じ結果が得られます。

NodeSync

NodeSyncは、UnrealとHoudini Session Sync間のアセット共有を可能にする、Houdini Engine for Unrealプラグインの機能です。スケルタルメッシュとスタティックメッシュで機能します。

専用のHDAを使用することなく、Unrealにデータを送信したり、Unrealからデータを受信することができます。アクターに加えて、スタティックメッシュやスケルタルメッシュでも機能します。

Houdini Niagara

Houdini-Niagaraプラグインを使用すると、HoudiniNiagara Data Interfaceを使用して、HoudiniとUnrealのNiagaraシステム間でポイントクラウドデータを交換することができます。 Houdiniのアトリビュートデータを、HoudiniPointCacheアセットとしてエクスポートできます。 これらをUnrealにインポートし、Niagaraシステムとエミッターを使用して、複雑なエフェクトやパーティクルシステムを作成できます。