Houdini 20.0 Unreal

プリセット

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概要

プリセットは、HDAパラメータ、クックオプション、特定の入力、メッシュ生成設定など、特定のHoudiniアセットコンポーネントの設定を格納します。HoudiniAssetコンポーネントのプリセットは、UnrealプロジェクトにHoudiniPresetアセットとして保存されます。

プリセットは、HoudiniAssetsと同様の方法でインスタンス化することができます(プリセットをインスタンス化するを参照)。また、HoudiniToolsパッケージおよびHoudiniToolパネルと統合でき、HoudiniAssetsと同じように整理しておくことができます(HoudiniToolsを参照)。

はじめよう

HoudiniAssetアクターのDetailsパネルの上部にある Presets メニューを使用して、プリセットを作成、更新、適用することができます。

Note

他のプリセット管理は、HoudiniToolsパネルで行なうことができます。詳細は、Houdini Toolsパネルを参照してください。

新規プリセットを作成する

  1. ビューポートでHoudiniAssetアクターを選択し、 PresetsメニューCreate Preset アクションをクリックします。

  2. Create Preset ダイアログが開き、プリセットを設定してから作成することができます。詳細は、Create/Update Presetを参照してください。

  3. プロパティを希望するパラメータに設定したら、 Create Preset ボタンをクリックしてプリセットアセットを作成します。

    • これにより、 Source Asset の横の Presets サブフォルダにHoudiniPresetアセットが作成され、コンテンツブラウザでは新しく作成されたアセットがフォーカスされます。

既存のプリセットを更新する

  1. ビューポートで単一のHoudiniAssetを、コンテンツブラウザで単一のHoudiniPresetを選択します。

  2. HoudiniAssetアクターのDetailsパネルで、Presetsメニューの Update Preset アクションをクリックします。

    • Update Preset ダイアログが開き、プリセットを設定してから更新することができます。詳細は、Create/Update Presetを参照してください。 NOTE:

      デフォルトでは、 Update Preset ダイアログは、選択したHoudiniPresetアセットの既存の設定とパラメータ選択を保持します。パラメータ選択を確認し、HoudiniAssetに存在する可能性のある追加のパラメータを選択するようにしてください。

  3. プロパティとパラメータを設定してから、 Update Preset ボタンをクリックして、現在の設定でプリセットアセットを更新します。

プリセットを適用する

2通りの方法を使用して、HoudiniAssetアクターにHoudiniPresetを適用することができます。

HoudiniAssetアクターのDetailsパネルにある Presets メニューを使用します。

  1. Presets セクションでプリセットリストを選択します。これは、選択された(そして互換性のある)すべてのHoudiniAssetアクターに適用されます。

もう1つの方法では、 コンテンツブラウザHoudiniPresetアセットをクリックします。次に Apply preset to selected HoudiniAsset actors アクションを選択します。これにより、選択された(そして互換性のある)すべてのHoudiniAssetアクターにプリセットが適用されます。

Presetsメニューのボタンを使用すると、コンテンツブラウザで各HoudiniPresetアセットを検索することができます。

Create/Update Preset

これらのパラメータは、CreateおよびUpdate Presetダイアログで利用可能です。

Properties

プロパティ

説明

Asset Name

UAssetの名前。これは、ダイアログの下部に表示されるLocationに影響します。

Label

UIでのプリセットのラベル。

Description

プリセットの説明。通常はツールチップです。

Source Asset

デフォルトでは、作成されたアセットプリセットに設定されます。ここで、プリセットを適用するHoudiniAssetを決定します。

Apply Only To Source Asset

オンのとき、 Source AssetHoudiniAssetにのみ適用します。オフのときは、すべてのHoudiniAssetに適用します。

Revert HDA Parameters

オンのとき、プリセットを適用する前に、HDAパラメータがデフォルトに戻されます。

Options

プロパティ

説明

Temporary Cook Folder

オンのとき、Temporary Cook Folderの値を適用します。

Bake Folder

オンのとき、Bake Folderの値を適用します。

Apply Bake Options

オンのとき、HoudiniAssetのDetailsパネルのBakeセクションのすべての設定を適用します。

Apply Asset Option

オンのとき、HoudiniAssetのDetailsパネルのAsset Optionsセクションのすべての設定を適用します。

Parameters

Parametersセクションには、選択したHoudiniAssetアクターから取得されたすべてのパラメータが含まれます。選択したパラメータのみがこのプリセットで適用されます。

Inputs

Inputsセクションには、このプリセットに格納可能なすべてのサポートされる入力タイプが含まれます。現在のところ、プリセットはジオメトリおよびカーブ入力タイプをサポートしています。すべての選択された入力が、このプリセットで適用されます。

Mesh Generation

プロパティ

説明

Apply Mesh Generation Settings

オンのとき、HoudiniAssetアクターの Mesh Generation Settings セクションのすべての設定を適用します。

Apply Proxy Mesh Generation Settings

オンのとき、HoudiniAssetアクターの Proxy Mesh Generation Settings セクションのすべての設定を適用します。

プリセットのインスタンス化

プリセットは、HoudiniAssetsと同様、コンテンツブラウザから直接インスタンス化することができます。現在のシーンにドラッグするか、コンテキストメニューの様々なオプションを介してインスタンス化することができます。

Edit Tool Properties

HoudiniTools Properties Editorでは、HoudiniAssetsと同じように、プロパティを編集したり、プリセットにプロパティを選択することができます。HoudiniTools Properties Editorを起動するには、コンテンツブラウザでアセットをクリックし、 Edit Tool Properties アクションを選択します。

HoudiniToolsパネルを介しても、同じエディタを起動することができます。詳細は、HoudiniTools Property Editorを参照してください。

Unreal

はじめよう

基本

Houdini Engineを使用する

リファレンス

Houdini Engine for Unreal Engineは、HoudiniのテクノロジーをUnrealに統合できるプラグインです。 Session SyncとNode Syncは、Houdiniのライブセッションと相互作用するためのHoudini Engineプラグインの2つの機能です。

このプラグインを使用すると、Houdiniの強力かつ柔軟なプロシージャルワークフローを、Houdiniデジタルアセットを通してUnreal Engineで実現できます。 アーティストはエディタ内でアセットパラメータをインタラクティブに調整して、Unrealアセットを入力として使用することができます。 その後、Houdiniのプロシージャルエンジンがアセットを“クック”し、その結果をエディタで使用できるようになります。ベイクする必要はありません。

一般情報:

互換性:

現在のところ、プラグインにはUE5.3、5.2、5.1、5.0、UE4.27、UE4.26向けにビルドされたバイナリがあり、Houdiniの最新のプロダクションビルドにリンクされています。

プラグインのソースコードは、UE5.3、5.2、5.1、5.0、UE4.27、UE4.26のこのリポジトリで利用可能です。

Note

UE5.1およびUE5.0は、同じソースファイル/ブランチを使用し、5.0ソースは5.1でも使用できるようになっています。

サポートおよびバグのレポート:

便利なリンク:

SessionSync

Houdini Engine SessionSync機能を使用すると、GUIを使ってHoudini内で実行されているHoudini Engineのセッションに接続することができます。 通常のHoudini Engineワークフローのすべての機能と、Session Sync固有の追加機能をサポートしています。

Houdini Engineは非UIバージョンのHoudiniを使用しますが、Session SyncではHoudiniのユーザインターフェースを通してHoudiniセッションを確認したり、操作することができます。 また、UnrealやHoudiniで加えた変更は同期されるため、どちらのプログラムでも変更を加えても、同じ結果が得られます。

NodeSync

NodeSyncは、UnrealとHoudini Session Sync間のアセット共有を可能にする、Houdini Engine for Unrealプラグインの機能です。スケルタルメッシュとスタティックメッシュで機能します。

専用のHDAを使用することなく、Unrealにデータを送信したり、Unrealからデータを受信することができます。アクターに加えて、スタティックメッシュやスケルタルメッシュでも機能します。

Houdini Niagara

Houdini-Niagaraプラグインを使用すると、HoudiniNiagara Data Interfaceを使用して、HoudiniとUnrealのNiagaraシステム間でポイントクラウドデータを交換することができます。 Houdiniのアトリビュートデータを、HoudiniPointCacheアセットとしてエクスポートできます。 これらをUnrealにインポートし、Niagaraシステムとエミッターを使用して、複雑なエフェクトやパーティクルシステムを作成できます。