greduceは、オブジェクトの形状を保ちながらポリゴン数を減らします。greduceはGUIを表示させないでコマンドラインのみで変換が実行できるバッチモードで走らせることもできます。
GUIのFileメニューでOpen TriangulatedとOpen 4-Sidedを使ってジオメトリを三角形または四角形で個々のポリゴンタイプとして開くことができます。
Note
このツールで処理を速くするためにパーセント指定の削減メニューを使うことを推奨します。たくさんのポリゴンを持つファイルでは、Reduce係数とAngleパラメータを使うと時間がかかる場合があります。
greduce <<ファイル名>>
greduce teapot.bgeo
これはツールをインタラクティブモードで立ち上げます。用意されたコントロールを使ってオブジェクトのポリゴン数を減らすことができます。
ポリゴンの削減にはウィンドウの下部にある2つのコントロールを使います。最初のReduceコントロールが主なコントロールで、これはAngle(例えば5)と合わせて微調整をするべきです。
単純に平面ポリゴンを削減するには、 Reduce係数とAngle係数に小さい値(例えば、0.001と0.001)を設定します。Reduceメニューでは例えば、ポリゴンを10%削減できる項目があります。これらの項目は近似値であり、通常は上下5%の誤差になります。あるケースでは、膨大なポリゴンを減らすことができないことがあります。そのような場合は90%の削減を選択しても、結果としてそれより小さい%で削減されることになります。
greduce [-v] [-t|-q] -r reduction_factor -a angle 入力ファイル 出力ファイル
これはReduce係数とAngle係数を指定してジオメトリを削減します。
greduce [-v] [-t|-q] -p percentage [-a angle] 入力ファイル 出力ファイル
これは%指定でポリゴン数を減らします。angleは指定する必要はありませんが、結果が少し違ってきます。
greduce -v -p 40 -a 10 teapot.bgeo reduced.bgeo
この例ではバッチモードでポリゴンを削減します。-vを指定すると、その進捗状況が表示されます。この例で出力した内容は以下のように表示されます:
Used reduce = 0.151 and angle = 10 Reduced to 170 polygons. 40.9722% reduction
greduce -v -r 0.08 -a 10 teapot.bgeo reduced.bgeo
上記のコマンドでは指定したパラメータに基づいてティーポットファイルのポリゴンを削減しています。また、詳細オプション(-v)はプログラムが終了した時の統計情報を表示します。この出力では以下のような表示がされます:
Reduced to 193 polygons. 32.9861 % reduction
オプション ¶
-v
バッチモード版での詳細表示オプション。
-t|-q
入力ファイルの出力を三角形または四角形にします。
-r
Reduce係数(インタラクティブ版の上側のスライダに該当)。
-a
Angle係数(インタラクティブ版の下側のスライダに該当)。
-p
元のジオメトリを基準としたパーセンテージによる削減量。