Houdini 20.0 リファレンス スタンドアローンのユーティリティ

mcp

画像シーケンスを動画ファイルに変換します。

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概要

mcp [-v] input_movie [input_audio] -o output_movie 

説明

mcpは画像シーケンスを動画ファイルに変換したり、動画ファイルから画像フレームを抽出したり、動画ファイルを再エンコードします。サポートしている動画フォーマットはプラットフォームによって異なります。引数なしでmcpを実行すれば、使用方法が表示され、そこでサポートしている動画フォーマットが確認できます。

オプション

-v

詳細出力を有効にします。

input_movie

以下のどれか:

ファイル名.拡張子(サポートしている入力動画コンテナの拡張子)

[filename]

-f min max [-i inc] xxx$Fxxx

-w width -h height -f 1 max stdin

minは最小フレーム番号、maxは最大フレーム番号、incはフレーム増分値、$Fはフレーム番号

input_audio

以下の通り: -a [-x] オーディオファイル

-xオプションはオーディオをコード変換しないでコピーします。

Note

このオプションはすべてのフォーマットでサポートされていません。

output_movie

以下の通り: [-w width] [-h height] [-f min max] [-i inc]

[-c compression] [-r framerate] [-l lib:format] output_file

Note

動画を読み込んだ後で、そのフレーム番号が1,2,3,…のように番号を振り直します。out_movieの-fと-iのオプションは、新しい範囲で動作します。デフォルトのフレームレートは24フレーム/秒です。

output_file

以下のどれか:

ファイル名.拡張子(サポートしている出力動画コンテナの拡張子)

xxx$Fxxx

stdout

-c <option_file>

いくつかの動画フォーマットをエンコードするとき、利用可能な圧縮設定のダイアログが表示されます。このオプションは、このダイアログを抑制して、-Cオプションを使って事前に作成したファイルから、それに関係する圧縮設定を読み込みます。このオプションはすべてのフォーマットでサポートされていません。詳細はmcpの使用方法の出力を参照してください。

-C <option_file>

いくつかの動画フォーマットをエンコードするとき、利用可能な圧縮設定のダイアログが表示されます。このオプションは、選択した設定を指定したファイルに保存します。このファイルは後で-cオプションを使って利用します。このオプションはすべてのフォーマットでサポートされていません。詳細はmcpの使用方法の出力を参照してください。

サンプル

mcp

これは使用方法のメッセージを表示します。そこでサポートしているフォーマットが確認できます。

mcp -v -f 1 40 CorkScrew\$F.pic -o CorkScrew.avi 

これは1から40までの画像シーケンスであるCorkScrew1.pic… CorkScrew40.picをaviファイル(サポートしていれば)に変換します。

圧縮セッションを保存、再利用するには、以下を参照してください:

mcp -v -f 1 150 -i 1 input\$F.pic -o -C settings filename1.mp4
mcp -v -f 1 150 -i 1 next_input\$F.pic -o -c settings filename2.mp4

スタンドアローンのユーティリティ

  • abcconvert

    Alembicフォーマット間を変換します。

  • abcecho

    Alembicファイルに関する情報を出力します。

  • abcinfo

    Alembicファイルに関する情報を出力します。

  • chchan

    チャンネルコレクションをアクションチャンネルフォーマットへ(から)コピーします。

  • chcp

    チャンネルコレクションファイルを他のフォーマットにコピーします。

  • chinfo

    チャンネルコレクションファイルに関する情報を出力します。

  • claudio

    CHOPデータ(clip)をオーディオフォーマットへ(から)コピーします。

  • clchan

    CHOPデータ(clip)をアクションチャンネルフォーマットへ(から)コピーします。

  • clchn

    CHOPデータ(clip)をチャンネルコレクションフォーマットへ(から)コピーします。

  • clcp

    CHOPデータ(clip)を他のフォーマットにコピーします。

  • clinfo

    CHOPデータ(clip)ファイルに関する情報を出力します。

  • dsmconvert

    ディープシャドウ/カメラマップをあるフォーマットから別のフォーマットへ変換します。

  • dsmmerge

    2つ以上のディープシャドウ/カメラマップファイルを結合します。

  • dsparse

    ダイアログスクリプトを解析して表示します。

  • gabc

    AlembicとHoudiniのジオメトリ間を変換します。

  • gconvert

    Houdiniポリゴンフォーマット間を変換します。

  • gdxf

    DXFポリゴンをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • geodiff

    ジオメトリの差分を表示します。

  • geps

    EPSファイルをHoudiniポリゴンフォーマットへ変換します。

  • giges

    IGESジオメトリファイルを変換します。トリムNURBSパッチとカーブを扱います。

  • ginfo

    ポリゴンファイルの統計情報を出力します。

  • glightwave

    LightWaveファイルをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • gpdb

    .pdbファイルとHoudiniフォーマットを双方向に変換します。

  • gplay

    ジオメトリビューア。

  • gply

    .plyファイルとHoudiniフォーマットを双方向に変換します。

  • gptex

    ジオメトリファイルからPtexture画像ファイルを作成します。

  • greduce

    ファイルのポリゴンを削減します。

  • gwavefront

    .objファイルをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • hcollapse

    ディレクトリ構造を折り畳みます。

  • hcpio

    CPIOアーカイブコマンドのサブセットコマンドでhipファイルの抽出/折り畳みができます。

  • hexpand

    hipファイルをディレクトリ構造に展開します。

  • hkey / License Administrator

    ライセンスとライセンスサーバーオプションを表示/管理するためのグラフィカルユーザインターフェースを開きます。

  • hoiiotool

    画像操作用の万能ツール。

  • hotl ユーティリティ

    .hda/.otlファイルを扱うことができるコマンドラインユーティリティです。

  • hrender

  • hsc

    Bloscファイル(.sc)の圧縮または解凍をします。

  • hscript

    コマンドラインのHScriptインタプリタ。

  • hserver

    Houdiniは、このプロキシサーバーを介してsesinetdライセンスデーモンと通信します。

  • htexcache

    ディスクテクスチャキャッシュを照会または修正します。

  • husk

    Karmaまたは一部の他のHydraクライアントを使ってUSDファイルをレンダリングするためのコマンドラインユーティリティ。

  • i3dconvert

    3DテクスチャファイルフォーマットをHoudiniジオメトリへ(から)変換します。

  • iautocrop

    ピクセル値に基づいて画像をクロップします。

  • icineon

    10ビットCineonフォーマット画像を8ビットフォーマットへ変換します。

  • icomposite

    画像をレイヤーでコンポジットします。

  • iconvert

    あるタイプの画像を別のタイプの画像に変換します。

  • icp

    画像のある領域を新しい画像に分離します。

  • idenoise

    画像ファイルからノイズを除去します。

  • idiff

    画像の差分を表示します。

  • iflip

    画像の向きを反転します。

  • iinfo

    画像に関する情報を出力します。

  • ilut

    標準チャンネルフォーマットまたは他のLUTからLookup Table(.lut)を生成します。

  • ilutcomp

    2つのLUTから1つのLookup Table(.lut)を生成します。

  • ilutinfo

    Lookup Table(LUT)ファイルの情報をプリントします。

  • imaketx

    画像ファイルから.exrまたは.ratのmipmapテクスチャを生成します。

  • imdisplay

    画像をMPlayウィンドウで開きます。

  • iprint

    画像のRGBA値をテキストとして出力します。

  • iquantize

    画像の色数を減らします。

  • isixpack

    立方体の6面を意味する6枚の画像または十字展開した画像から環境/反射マップを生成します。

  • itilestitch

    クロップウィンドウを含んだ一連の画像ファイルを一枚の画像にまとめます。

  • izg

    Z深度画像を8ビットのグレースケールに変換します。

  • Launcher

    Houdini Launcherは、Houdiniとそのコンポーネントをダウンロード、インストール、アップグレード、アンインストールします。

  • mcacclaim

    AcclaimモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcbiovision

    BioVisionモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcmotanal

    Motion Analysis TRCモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcp

    画像シーケンスを動画ファイルに変換します。

  • minfo

    動画ファイルに関する情報を出力します。

  • mqserver

    PDG/TOPs用メッセージキューサーバー

  • py23convert

    HDAのPython2エクスプレッションをPython2/3に変換します。

  • renderstatsoverlay

    レンダリング統計情報がベイクされた(設定次第で縮小された)バージョンのレンダリング画像を生成します。

  • renderstatsreport

    EXR画像からレンダリング統計情報を含んだHTMLページを生成します。

  • sesictrl

    コマンドラインからHoudiniライセンスサーバーオプションを設定します。

  • sesinetd

    Houdiniライセンスサーバー。このプログラムはバックグラウンドで実行されてHoudiniライセンスを管理します。

  • siminfo

    シミュレーションキャッシュファイルの統計をプリントします。

  • spiff

    テキストの差分を表示します。

  • spy

    UNIXファイルシステムを操作するシェルユーティリティ。

  • usdview

    USDシーンを表示/検査するためのコマンドラインユーティリティ。

  • vexcache

    VEXコンパイルキャッシュを照会または編集します。

  • vexexec

    CVEXシェーダを実行します。