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概要 ¶
icineon [-F] [-g <<gamma>>] <<入力画像>> <<出力画像>>
説明 ¶
icineonは10ビットCineonフォーマットと任意の8ビットHoudiniフォーマット(要は.pic
、.rla
、.tga
)間で画像を変換します。icineonはFBio
ファイルの中に含まれているので自動的に機能します。
icineonの拡張子は.cin
と.kdk
で、$HFS/houdini/FBioテーブルは.cin
と.kdk
の画像ファイル名を認識します。
オプション ¶
-F
Y方向に画像を反転します。
-g
特定のガンマ補正を指定して明るさを調整するのに使います。Cineon画像はHoudiniで表示すると、元のCineonファイルで引き継がれたガンマ値で補正されるために画像が暗くなります。
CineonからHoudiniへ変換した時のデフォルトのガンマ補正値は0.6です。逆にHoudiniからCineonに変換した時のデフォルトのガンマ補正値は1.67です。
Cineonファイルにはアルファがないので、CineonからHoudiniへ変換すると、icineonはアルファチャンネルを1で補填します。HoudiniからCineonに変換すると、アルファすべてが消えます。
サンプル ¶
Houdini画像ファイルをCineon画像ファイルに変換して反転する:
icineon -F marble.pic marble.cin
Cineon画像ファイルをHoudiniフォーマットへ変換してガンマ補正したものをスクリーンに出力する:
icineon -g 0.8 block.kdk ip
Cineonフォーマットの画像をiplayで表示する:
iplay image.cin