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構文 ¶
py23convert [-h] [-v] [-d] [-i] [-l] [-a] [-t] [-s TAB_WIDTH] [-j N_PROCESSES] [directory|file [directory|file ...]]
説明 ¶
py23convertは、futurize
ツールを使用してHDAのPythonまたはPythonファイルをPython2からPython2/3に変換します。
このスクリプトは、HDAディレクトリまたはHDAファイルから展開されたPythonファイルを受け入れることができます。
HDAファイル名の書式は必ず<name>.hdaにしてください。
デフォルトでは、入力ファイル/ディレクトリのコピーを作成して、そのコピーが変換されます。
ファイルは、ファイル名の最後の'.'の前に'_converted'が付いてコピーされます。 ディレクトリは、ディレクトリ名の最後に'_converted'が付いてコピーされます。
future 以外のモジュールがインポートされないようにするために、futurize
の一部の変換はデフォルトでスキップされます。
このスクリプトには、追加で利用可能なオプションの変換が用意されていて、インデントとして使用されているタブ文字をスペースに変換します。
オプション ¶
-h
ヘルプと使い方の情報を表示します。
-v
変更された箇所の差分を表示します。
-d
変更されることになる箇所の差分を表示するだけで、実際には何も変更を行ないません。
-i
ソースのファイル/ディレクトリを変換したバージョンで上書きします。
-l
利用可能な変換をリストします。
Note
future 以外のモジュールがインポートされないようにするために、一部の変換がスキップされます。
-a
すべてのfuturize
変換を実行します。
Note
これは、 future 以外のモジュールがインポートされます。
-t
インデントとして使用されているすべてのタブ文字をスペースに置換します。
置換後の文字数がTAB_WIDTHの倍数となるように、タブ文字が左から右に向かって1個からTAB_WIDTH個までのスペースで置換されます。
デフォルトのTAB_WIDTHは8ですが、--spaces-per-tab
オプションを使用して設定することができます。
-s
1個のタブ文字と同等のスペースの数を設定します。この値は、オプションの--fix-tabs
で使用されます。
デフォルトでは、このタブ幅は8です。
-j
並列で変換を行ないます。デフォルトのプロセス数は4です。
サンプル ¶
1個のHDAを変換する:
py23convert asset.hda
1個のHDAを上書きで変換する:
py23convert -i asset.hda
ディレクトリ内のすべてのHDAを変換する:
py23convert *.hda