Houdini 20.0 リファレンス スタンドアローンのユーティリティ

imaketx

画像ファイルから.exrまたは.ratのmipmapテクスチャを生成します。

imaketx [options] infile outfile

オプション

--help / -h

コマンドのオプションのヘルプを表示します。

--verbose / -v

コマンドが動作している時の進捗メッセージをプリントします。

--aov=name / -a name

テクスチャの作成に使用する入力ファイル内の画像プレーン。デフォルトはC(カラー)です。

--tile_width=w / -x w

MipMapに使用するタイル幅。デフォルトは64です。

--tile_height=w / -y h

MipMapに使用するタイル高さ。デフォルトは64です。

--colormanagement=mode / -m mode

カラー空間の変換に使用するカラーマネージメントを指定します

  • ocio - OpenColorIOを使用してカラー空間を変換します。

  • builtin - sRGB画像用の単純なビルトインのカラー変換を使用します。

--colorconvert from to / `-c from to

カラーマネージメントにocioを使用する場合、このオプションを使用することで、テクスチャマップを作成する時のソースとターゲットのカラー空間を指定することができます。 このオプションを指定しなかった場合、imaketxは入力のファイル形式が3チャンネル8ビット画像の場合(--linearizeオプションで変換を無効にしない限り)にカラー空間変換を実行します。 ocioを使用すると、デフォルトのsRGBカラー空間はscene_linearカラー空間に変換されます。

--disableparse

カラーマネージメントにocioを使用する場合、通常ではimaketxparseColorSpaceFromString()を使用して画像ファイル名にカラー空間の名前が使用されていないかどうか確認します。 このオプションを使用することで、その挙動を無効にすることができます。

--format

通常では、imaketxはファイル名からテクスチャフォーマットを推測します。 このオプションは、明示的にテクスチャフォーマット(RAT、OpenEXR)を設定します。

--newer

ソース画像のタイムスタンプが既存テクスチャよりも新しい場合にのみテクスチャを作成します。

--linearize=mode / -l mode

8ビットsRGB画像をリニア空間に変換します。 3チャンネル8ビット画像はsRGB空間と見なされ、単一チャンネル画像は線形空間と見なされます。 modeで利用可能な値

  • 0 = sRGBからリニア空間への変換を無効にします。

  • 1 = 強制変換。

  • 2 = 自動検出(デフォルト)。

--no-sanitize

通常では、imaketxは浮動小数点の入力画像をサニタイズ(不適切値の除去)し、NAN(Not A Number)または無限値を検査します。 このオプションは、そのサニタイズ処理を無効にします。

--no-color-metadata

通常では、imaketxは、画像のカラー空間を示したメタデータを.exrファイルと.ratファイルのどちらにも保存します。 このオプションは、カラー空間情報の保存を無効にします。

--mode mode, --smode smode, --tmode tmode

stの方向のデフォルトのラッピングモードをメタデータとしてテクスチャに保存します。 --modeオプションを使用した場合、その値はstの両方の方向で使用されます。 mode引数に有効な値: blackperiodicclampmirror。 テクスチャ評価でこれらのデフォルト値を上書きすることができます。 ラッピングモードが指定されていない場合、デフォルトを選択するかどうかはレンダラー次第です。

--filter=name / -f name

画像をダウンスケールする際に使用するフィルター。利用可能なオプションは以下のとおりです:

  • box

  • gauss

  • sinc

  • bartlett

  • blackman

  • catrom

  • hanning

  • mitchell

--exrmode mode

-1

HOUDINI_OIIO_EXR変数を使用します。

0

クラシックドライバを使用します。

1

改良ドライバを使用します。

--threads=n / -j n

使用するスレッドの最大数。 0は利用可能なコアすべてを使用することを意味します。 マイナスnは、すべてのコア数からn個分を除いたコアを使用することを意味します(例えば8コアCPUの場合、-j -3を指定すると5個のスレッドが使用されます)。 デフォルトは0です。

スタンドアローンのユーティリティ

  • abcconvert

    Alembicフォーマット間を変換します。

  • abcecho

    Alembicファイルに関する情報を出力します。

  • abcinfo

    Alembicファイルに関する情報を出力します。

  • chchan

    チャンネルコレクションをアクションチャンネルフォーマットへ(から)コピーします。

  • chcp

    チャンネルコレクションファイルを他のフォーマットにコピーします。

  • chinfo

    チャンネルコレクションファイルに関する情報を出力します。

  • claudio

    CHOPデータ(clip)をオーディオフォーマットへ(から)コピーします。

  • clchan

    CHOPデータ(clip)をアクションチャンネルフォーマットへ(から)コピーします。

  • clchn

    CHOPデータ(clip)をチャンネルコレクションフォーマットへ(から)コピーします。

  • clcp

    CHOPデータ(clip)を他のフォーマットにコピーします。

  • clinfo

    CHOPデータ(clip)ファイルに関する情報を出力します。

  • dsmconvert

    ディープシャドウ/カメラマップをあるフォーマットから別のフォーマットへ変換します。

  • dsmmerge

    2つ以上のディープシャドウ/カメラマップファイルを結合します。

  • dsparse

    ダイアログスクリプトを解析して表示します。

  • gabc

    AlembicとHoudiniのジオメトリ間を変換します。

  • gconvert

    Houdiniポリゴンフォーマット間を変換します。

  • gdxf

    DXFポリゴンをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • geodiff

    ジオメトリの差分を表示します。

  • geps

    EPSファイルをHoudiniポリゴンフォーマットへ変換します。

  • giges

    IGESジオメトリファイルを変換します。トリムNURBSパッチとカーブを扱います。

  • ginfo

    ポリゴンファイルの統計情報を出力します。

  • glightwave

    LightWaveファイルをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • gpdb

    .pdbファイルとHoudiniフォーマットを双方向に変換します。

  • gplay

    ジオメトリビューア。

  • gply

    .plyファイルとHoudiniフォーマットを双方向に変換します。

  • gptex

    ジオメトリファイルからPtexture画像ファイルを作成します。

  • greduce

    ファイルのポリゴンを削減します。

  • gwavefront

    .objファイルをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • hcollapse

    ディレクトリ構造を折り畳みます。

  • hcpio

    CPIOアーカイブコマンドのサブセットコマンドでhipファイルの抽出/折り畳みができます。

  • hexpand

    hipファイルをディレクトリ構造に展開します。

  • hkey / License Administrator

    ライセンスとライセンスサーバーオプションを表示/管理するためのグラフィカルユーザインターフェースを開きます。

  • hoiiotool

    画像操作用の万能ツール。

  • hotl ユーティリティ

    .hda/.otlファイルを扱うことができるコマンドラインユーティリティです。

  • hrender

  • hsc

    Bloscファイル(.sc)の圧縮または解凍をします。

  • hscript

    コマンドラインのHScriptインタプリタ。

  • hserver

    Houdiniは、このプロキシサーバーを介してsesinetdライセンスデーモンと通信します。

  • htexcache

    ディスクテクスチャキャッシュを照会または修正します。

  • husk

    Karmaまたは一部の他のHydraクライアントを使ってUSDファイルをレンダリングするためのコマンドラインユーティリティ。

  • i3dconvert

    3DテクスチャファイルフォーマットをHoudiniジオメトリへ(から)変換します。

  • iautocrop

    ピクセル値に基づいて画像をクロップします。

  • icineon

    10ビットCineonフォーマット画像を8ビットフォーマットへ変換します。

  • icomposite

    画像をレイヤーでコンポジットします。

  • iconvert

    あるタイプの画像を別のタイプの画像に変換します。

  • icp

    画像のある領域を新しい画像に分離します。

  • idenoise

    画像ファイルからノイズを除去します。

  • idiff

    画像の差分を表示します。

  • iflip

    画像の向きを反転します。

  • iinfo

    画像に関する情報を出力します。

  • ilut

    標準チャンネルフォーマットまたは他のLUTからLookup Table(.lut)を生成します。

  • ilutcomp

    2つのLUTから1つのLookup Table(.lut)を生成します。

  • ilutinfo

    Lookup Table(LUT)ファイルの情報をプリントします。

  • imaketx

    画像ファイルから.exrまたは.ratのmipmapテクスチャを生成します。

  • imdisplay

    画像をMPlayウィンドウで開きます。

  • iprint

    画像のRGBA値をテキストとして出力します。

  • iquantize

    画像の色数を減らします。

  • isixpack

    立方体の6面を意味する6枚の画像または十字展開した画像から環境/反射マップを生成します。

  • itilestitch

    クロップウィンドウを含んだ一連の画像ファイルを一枚の画像にまとめます。

  • izg

    Z深度画像を8ビットのグレースケールに変換します。

  • Launcher

    Houdini Launcherは、Houdiniとそのコンポーネントをダウンロード、インストール、アップグレード、アンインストールします。

  • mcacclaim

    AcclaimモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcbiovision

    BioVisionモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcmotanal

    Motion Analysis TRCモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcp

    画像シーケンスを動画ファイルに変換します。

  • minfo

    動画ファイルに関する情報を出力します。

  • mqserver

    PDG/TOPs用メッセージキューサーバー

  • py23convert

    HDAのPython2エクスプレッションをPython2/3に変換します。

  • renderstatsoverlay

    レンダリング統計情報がベイクされた(設定次第で縮小された)バージョンのレンダリング画像を生成します。

  • renderstatsreport

    EXR画像からレンダリング統計情報を含んだHTMLページを生成します。

  • sesictrl

    コマンドラインからHoudiniライセンスサーバーオプションを設定します。

  • sesinetd

    Houdiniライセンスサーバー。このプログラムはバックグラウンドで実行されてHoudiniライセンスを管理します。

  • siminfo

    シミュレーションキャッシュファイルの統計をプリントします。

  • spiff

    テキストの差分を表示します。

  • spy

    UNIXファイルシステムを操作するシェルユーティリティ。

  • usdview

    USDシーンを表示/検査するためのコマンドラインユーティリティ。

  • vexcache

    VEXコンパイルキャッシュを照会または編集します。

  • vexexec

    CVEXシェーダを実行します。