Hair Utils シェルフのツールは、簡単にヘアーオブジェクトやファーオブジェクトをセットアップしたり、オブジェクト間をジャンプしたり、アニメーションやシミュレーションをすることができます。 Guide Process シェルフタブ上のツールは、スキンアトリビュートをペイントすることでガイドヘアーの位置と向きに影響を与えることができるので、ファーのスタイリングに使用します。
Tip
ヘアーとファーのツールは、膨大な量のVEX配列を処理することが多いです。
メモリ問題に遭遇してしまった場合、HOUDINI_VEX_MEMORYCACHESIZE
環境変数を1
に設定することを検討してください。
ファーを作成するには、一枚のジオメトリから始めて、 Hair Utils シェルフのAdd Furツールを使用します。 デフォルトでは、2つのノード:Guide GroomとHair Generateが作成されます
Guide GroomネットワークとHair Generateネットワークは、まったく同じワークフローでまったく同じセットアップがされますが、Hair Generateネットワークの方がOutputが少ないです。 このネットワークは、カーブを使ってSOPですべてを処理するので非常に使いやすいです。Guide Processノードは、たくさんの色々なオペレーションをレイヤー化することができ、ランプを使ったり、スキン上にアトリビュートをペイントすることでオペレーションを実行するカーブの領域を非常に簡単に制御することができます。これによって、自然な感じのヘアーとファーを非常に迅速に簡単に作成することができます。
改善された点は、ガイドカーブジオメトリの操作とスキンアトリビュートのペイントとの区別がなくなったことです。 すべての事が単一グラフでできるようになりました。グルームを構成するすべてのコンポーネントが単一ネットワーク内に表示されます。 さらに、各ノードには最低でも3つの入力と3つの出力を持つようになったので、それらのノードによって3タイプのデータを流すことができます。 これによって、非常にすっきりとして読みやすいネットワークになり、他のノードを参照する煩わしさが軽減されます。 もう1つの利点は、それらのオペレータを任意の順番で配置することができるので、完全な制御と柔軟性が得られます。
Note
Mantraは、あなたが作成したSOPネットワークを使ってグルーミングを行なって、レンダリング時にそのノードネットワーク(SOPネットワーク)をクックします。これはHoudiniライセンスを取得することなく行なうので、ヘアー、ファー、カーブとポイントで構成された他の何か(草)に対してEngineライセンスを使ってレンダリングすることができます。
Note
グルーミングは、必ずアニメーションメッシュではなく静的メッシュに対して行なってください。