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このノードは、UV座標を動かすことで画像を変形します。 入力平面により変形を定義します。この平面はいくつかの方法で変形を定義できます。
UV Map
平面には、そこにマッピングするUV座標が含まれます。(ヒント:UV Mapジェネレータを使って、操作するベースのUVマップを作成してください)
UV Shift
平面には、画像に適用するピクセルごとの変換が含まれます。 この方法には、マイナス値の浮動小数点変形平面(1つまたは複数の平面)が最適です。
UV Gradient
平面は1チャンネルマスクです。ピクセルは、グラディエントの方向へ移動します(最大値増加の方向を向いた2Dベクトル)。(ヒント:変形平面として同心ランプを使用してみてください)
この操作は、ピクセル単位の変換として考えることもできます。
パラメータ ¶
Deform Plane
変形を表す入力平面です。
Deform
変形平面のデータを解釈する方法です。
UV Map
平面には、そこにマッピングするUV座標が含まれます。(ヒント:UV Mapジェネレータを使って、操作するベースのUVマップを作成してください)
UV Shift
平面には、画像に適用するピクセル単位の変換が含まれます。この方法には、マイナス値を持つ浮動小数点変形平面(1つまたは複数の平面)が最適です。
UV Gradient
平面は1チャンネルマスクです。ピクセルは、グラディエントの方向へ移動します(最大値増加の方向を向いた2Dベクトル)。(ヒント:変形平面として同心ランプを使用してみてください)
Scale
UV ShiftまたはUV Gradient方法の変換に適用されるスケールです。
Image Wrap
1より上で0より下のUV座標がある場合、どのように0から1までの範囲にラッピングして戻すかを指定します。
Repeat
UV値を0-1の範囲にマッピングしなおすことにより、画像を繰り返します。
Clamp
UV値は0または1に固定され、エッジ値を保持します。
Black
0-1の範囲外のUV値をブラックに置換します。
Mirror
UV値を0-1の範囲にマッピングしなおすことにより、画像を繰り返します。画像は、1回おきの繰り返しで反転します。
Mask ¶
マスクを選択すれば、ノードの効果をマスクで定義した領域に制限することができます。マスクはマスク入力(サイド入力)または1番目の入力そのものから取得することができます。
Effect Amount
マスクが存在しない場合、一定量(0 = すべての入力、1 = すべての出力)により出力と入力を混合します。
マスクが存在する場合、この量によりマスクを乗算します。
Operation Mask
マスクとして使用するマスク平面をマスク入力から選択します。マスクの選択方法は下記のとおりです。
マスクには、ある平面や全体の平面のコンポーネントを指定することができます。 ベクトル平面をマスクとして用意した場合、そのコンポーネントは、画像のコンポーネントによって乗算されます。
Scalar Mask ('A', 'C.r')
C.r = I.r * M C.g = I.g * M C.b = I.b * M
Vector Mask ('C')
C.r = I.r * M.r C.g = I.g * M.g C.b = I.b * M.b
First Input
画像自体のアルファ平面への操作をマスクする場合に便利です。
Mask Input
サイドマスク入力からマスクを選択します。
Off
マスクをオフにします。マスク入力を切り離す必要はありません(マスクを一時的に無効にする場合に便利です)。
Resize Mask to Fit Image
マスク画像の解像度が出力画像と異なる場合、このパラメータをオンにすると、出力画像の解像度にマスクをスケールします。
このノードが断続的に変化していても、マスクが変化していない場合、Scale COPを配置すると、マスク画像のサイズ変更がやや速くなります。 これを行なわない場合は、このノードを処理する度に毎回スケールが発生します。
Invert Mask
マスクを反転し、完全に'マスクした'すべての部分がマスクのない状態になります。 これにより、マスクを使ったノードの後にInvert COPを挿入する必要がなくなります。
Scope ¶
Plane Scope
ColorのRGBコンポーネント、Alpha、および他の平面に対する範囲を指定します。 (C)RGBAマスクは、ColorコンポーネントとAlphaにのみ影響します。'C'は、すべてのRGBコンポーネントを切り替えます。
ColorとAlpha以外の平面の場合、平面の名前(適用可能な場合はコンポーネントも加えて)は、文字列フィールドで指定されます。 プルダウンメニューにより、このノードにある平面またはコンポーネントを選択できます。
平面は、その名前で設定されます。コンポーネントは、その平面とコンポーネントの名前の両方により指定されます。 '*'のワイルドカードによって、追加の平面をすべてスコープすることができます。平面やコンポーネントは、スペース区切りでいくつでも指定することができます。
例:
P N.x N.y P N Pz
Frame Scope ¶
Frame Scope
フレーム範囲で特定のフレームのスコーピングを可能にします。 これは、平面スコープに追加されます(したがって、あるフレームの平面は、修正を行なうスコープされたフレームと平面の両方である必要があります)。
All Frames
すべてのフレームがスコープされます。
Inside Range
サブ範囲の内側にあるすべてのフレームがスコープされます。
Outside Range
サブ範囲の外側にあるすべてのフレームがスコープされます。
Even Frames
偶数番号のフレームがスコープされます。
Odd Frames
奇数番号のフレームがスコープされます。
Specific Frames
ユーザ定義のフレームリストがスコープされます。
Frame Range
Inside/Outside Rangeの場合、このパラメータは、スコープする(またはスコープしない)シーケンスのサブ範囲を指定します。 これは、Timelineビューアモードで編集できます(ビューアの⌃ Ctrl + 2)
Frame Dropoff
Inside/Outside Rangeの場合、このパラメータは、前後の一定数のフレームを指定して、ゆっくりとスコープしたフレームまで増加させます。 この操作は、その入力とブレンドされ、多数のフレームに対してスコーピング効果を'イーズイン'または'イーズアウト'します。 これは、Timelineビューアモードで編集できます(ビューアの⌃ Ctrl + 2)
Non-scoped Effect
スコープされないフレームについて、入力画像と修正画像間のブレンド係数を設定します。 通常はゼロです(入力画像を使用)。ゼロ以外の値に設定すると、スコープされないフレームを'わずかに'スコープされないようにできます。 値は、0(スコープしない)から1(スコープする)の間で変化します。
Frame List
'Specific Frames(特定のフレーム)'のフレームリストです。フレーム番号はスペース区切りにしてください。
Automatically Adjust for Length Changes
シーケンス範囲が変化する場合、このパラメータを有効にすると、新しい範囲に合うようにサブ範囲とフレームドロップオフの長さが調整されます。
ローカル変数 ¶
L
シーケンス長さ。
S
シーケンスの開始。
E
シーケンスの終了。
IL
入力シーケンス長さ。
SR
シーケンスフレームレート。
NP
シーケンス内のフレームの数。
W,H
画像の幅と高さ。
I
画像のインデックス(開始フレームが0)。
IT
画像の時間(開始フレームが0)。
AI
現在の平面配列のインデックス。
PI
現在の平面インデックス。
PC
現在の平面内のチャンネルの数。
CXRES
Composite ProjectのX解像度。
CYRES
Composite ProjectのY解像度。
CPIXA
Composite Projectのピクセルアスペクト比。
CDEPTH
Composite Projectのラスター深度。
CBP
Composite Projectのブラックポイント。
CWP
Composite Projectのホワイトポイント。
Examples ¶
MakeRipples Example for Deform compositing node
このサンプルでは、Deform COPを使って波紋効果を作成する方法を説明しています。 Ramp、Gamma、NoiseのCOPを使って、独自のアニメーションディスプレイスメントマップを作成しています。 このディスプレイスメントマップをDeform COPで使用することで、画像を修正しています。