Fetch Objectは、他のオブジェクトのトランスフォームをコピーして変位量を取得します。 これで、サブネットに格納されているオブジェクトの変位量の取得が容易になり、オブジェクト階層の 他のレベルではオブジェクトの親としてこれを使います。
パラメータ ¶
Fetch Object
このオブジェクトのトランスフォーム用のソースとして使うオブジェクトの名前。
Use Parent Transform of This Object
このオプションを設定した場合、ワールドトランスフォームの計算において Fetchオブジェクトが入力トランスフォームを含有します。 また、通常では、Fetchオブジェクトがサブネットに格納されている場合、入力トランスフォームも親サブネットのトランスフォームを格納します。 このオプションを設定しなかった場合、ワールドトランスフォームは親トランスフォームを含有しません。
Use Parent Transform of Fetched Object
このオプションを設定した場合、ワールドトランスフォームの計算において、(もし取得したオブジェクトがサブネットに格納されている場合、取得したオブジェクトの 親サブネットに加えて)Fetchオブジェクトは取得したオブジェクトの入力トランスフォームを含有します。 このオプションを設定しなかった場合、ワールドトランスフォームは取得したオブジェクトの親トランスフォームを含有しません。
Fetch Subnet Transform
取得されたオブジェクトがオブジェクトサブネットで、取得したオブジェクトの親トランスフォームが使われる場合にのみ、このオプションを使うことができます。 このパラメータを設定した場合、サブネットの出力で定義されたトランスフォームではなく、(サブネットの移動、回転、スケールパラメータを使って計算された)サブネットの現実世界のトランスフォームを取得します。
Invert Fetched Transform
このパラメータは、Fetchオブジェクトで使用する前に、取得したトランスフォームを反転させます。 もしFetchオブジェクトもまた取得したオブジェクトの親トランスフォームを使用する場合、取得したオブジェクトのローカルトランスフォームと取得したオブジェクトの 親トランスフォームの両方がそのように反転し、計算段階において、Fetchオブジェクトは取得したオブジェクトの反転ワールドトランスフォームを効果的に使います。
Set Wireframe Color
指定したワイヤーカラーを使用します。
Wireframe Color
オブジェクトの表示カラー。
Viewport Selecting Enabled
オブジェクトがビューポートでピック可能になります。
Select Script
ビューポートでオブジェクトをピックした時に実行するスクリプト。Select Scriptを参照してください。
Cache Object Transform
一度Houdiniがオブジェクトトランスフォームを計算すると、それらをキャッシュ化します。これは、特にワールド空間位置の計算負荷が高いオブジェクト(例えば、Stickyオブジェクト)と長い親子チェーンの最後にあるオブジェクト(例えば、ボーン)に役に立ちます。 このオプションはStickyオブジェクトとBoneオブジェクトではデフォルトでオンになっています。
オブジェクトトランスフォームキャッシュのサイズを制御する方法に関しては、Houdini Preferencesウィンドウの OBJ Caching の章を参照してください。
Enable Constraints
オブジェクトの Constraints Network を有効にします。
Constraints
Constraints Network CHOPのパス。 拘束を作成する方法も参照してください。
Tip
Constraintsドロップダウンボタンを使用することで、Constraintsシェルフツールのどれかをアクティブにすることができます。そのボタンを使用すると、パラメータエディタで選択されているノードから自動的に1番目のピックセッションが満たされます。
Note
オブジェクトのLookatとFollow Pathのパラメータは廃止されました。代わりにLook AtとFollow Pathの拘束を使用してください。 これらのパラメータは、今のところ非表示にしているだけなので、そのノードのパラメータインターフェースを編集することで表示させることができます。