Pyro Preview ROPは、プレビュー用途でボリュームをすぐにレンダリングできるように最適化された特定の設定がされたMantra ROPのラッパーです。 環境光を模倣、且つ、もっと速くレンダリングできるようにしたライトリグを作成することもできます。
パラメータ ¶
Add Light Rig
マスターIntensityコントローラを使って各軸で6個のディスタントライトを作成します。
Remove Light Rig
ライトリグ内のすべてのノードを削除します。
Render Control
レンダリング前にレンダーパラメータの調整ができるRender Controlダイアログを開きます。
Valid Frame Range
このレンダーノードが、現行フレーム(Render Any Frame)または Start/End/Inc パラメータ(Render Frame Range)で指定した画像シーケンスを出力するかどうか制御します。
Render Frame Range (Strict) は、レンダリング時にSTARTからENDまでのフレームをレンダリングしますが、この範囲外のフレームのレンダリングをまったく許可しません。 Render Frame Range はフレーム外のレンダリングを許可します。これは、レンダー依存関係との組み合わせで使われます。また、Render Controlダイアログ内の'Override Frame Range'の挙動に影響を与えます。
strict
の挙動にしたい場合が2つ考えられます:
-
geoファイルに書き出した60フレームのウォークサイクルを、それよりも範囲が広いROPネットワークの一部としてレンダリングする時。
-
1-20までのテクスチャループ。
そうでないなら、通常は、これをnon-strictに設定します。
Render Current Frame
プレイバーの値、または接続された出力レンダーノードで要求されたフレームに基づいて1枚のフレームをレンダリングします。
Render Frame Range
フレームシーケンスをレンダリングします。出力レンダーノードが接続されていれば、その出力レンダーノードで要求されたフレームが優先されるので、この範囲は、一般的には無視されます。
Render Frame Range (Strict)
フレームシーケンスをレンダリングします。出力レンダーノードが接続されていれば、その出力レンダーノードで要求されたフレームをこのフレーム範囲に制限します。
Start/End/Inc
レンダリングするフレーム範囲を指定します(開始フレーム、終了フレーム、増分値)。それらの値に浮動小数点を指定することができます。フレーム範囲は、その値を含みます。
これらのパラメータは、出力ドライバのローカル変数の値を決めます。
例えば、パラメータを以下の設定にしたとします:
Start |
End |
Inc |
---|---|---|
10.5 |
12 |
0.5 | |
…4フレーム(10.5、11、11.5、12)がレンダリングされるので、$NRENDER
の値は4になります。$N
は以下の値になります:
Frame |
|
---|---|
10.5 |
1 |
11 |
2 |
11.5 |
3 |
12 |
4 |
Render With Take
出力ドライバが、レンダリング前に、このテイクに切り替わり、そして、レンダリングが終わると現行テイクに戻ります。
Tip
chs("take")
を使えば、他のパラメータで、この値を使うことができます。詳細は、chs()エクスプレッション関数を参照してください。
Camera
シーンのレンダリングに使用するカメラオブジェクトのパス。例えば、/obj/cam1
。
Override Camera Resolution
通常では、画像解像度をカメラオブジェクトに設定します。カメラの設定を修正または上書きするコントロールを有効にしたいのであれば、これをオンにします。
Resolution Scale
Override camera resolution がオンの時、カメラに設定した解像度をスケールできるようになります。完全にカメラの解像度を上書きしたいのであれば、“User specified resolution”を選択してください。
Resolution Override
Override camera resolution がオンで、 Resolution scale が“User specified resolution”の時、出力画像の解像度を設定し、カメラの設定を上書きすることができます。
Pixel Aspect Ratio
ピクセルアスペクト比はピクセルの幅をピクセルの高さで割った値です。これは画像のアスペクト比ではありません(これは画像の解像度で決まります)。このパラメータはレンダリングに影響を与えず、この係数でピクセルを引き伸ばすことで画像の表示の方法を変更することだけに使用します。
Output Picture
レンダリング結果を出力する画像またはデバイス。この値をip
に設定してMPlayで画像をレンダリングするようにでき、または画像に保存することができます。次の画像タイプに対応しています: .pic
、.tif
、.sgi
、.pic.gz
、.rat
、.jpg
、.cin
、.rta
、.bmp
、.tga
、.rad
、.exr
、.png
。
ファイル名に$F
を含めるとフレーム番号を挿入することができます。これはアニメーションのレンダリングで必要になります。詳細は、ファイル名のエクスプレッションを参照してください。
Force Objects
ディスプレイフラグの状態に関係なく出力されるオブジェクト。
Force Lights
Dimmerチャンネルの値に関係なく出力されるライト。
Env Light Intensity
ライトリグ内のすべてのライトに対するマスターIntensityコントロール。