RGBやL*a*b*などの異なるカラー表現を使用して、内部値の取得と設定をすることができます。
コンストラクタは、RGB値を3つの引数ではなく、単一の タプル で受け取ります。そのため、例えば赤を作成する場合は、以下のようになります:
red = hou.Color((1.0, 0, 0))
あるカラー空間のカラーを設定したり、カラー空間を変換することで異なるカラー空間のカラーを取得することができます。
このメソッドが参考にしている概念の説明は、 HSL and HSV , Lab color space , CIE 1931 color space , Color temperature を参照してください。
メソッド ¶
__init__(rgb_tuple=(0.0, 0.0, 0.0))
→ Color
カラーオブジェクトを作成します。オプションでRGB値からカラーオブジェクトを作成することができます。
異なる表現でカラーを構築するには、まず最初にオブジェクトを作成してからset
メソッドを使用します:
c = hou.Color() c.setHSV(180, 0.5, 1.0)
rgb()
→ (float, float, float)
(red, green, blue)
の浮動小数点値のタプルとしてカラーを返します。各値の範囲は、0.0から1.0です。
setRGB(tuple)
(red, green, blue)
の浮動小数点値のタプルを使ってカラーを設定します。rgb()メソッドを参照してください。
hsv()
→ (float, float, float)
(色相, 彩度, 明度)
のタプルとしてカラーを返します。色相は0から360、彩度と明度は0.0から1.0です。
setHSV(tuple)
(色相, 彩度, 明度)
のタプルとしてカラーを設定します。hsv()メソッドを参照してください。
hsl()
→ (float, float, float)
(色相, 彩度, 輝度)
のタプルとしてカラーを返します。色相は0から360、彩度と輝度は0.0から1.0です。
setHSL(tuple)
(色相, 彩度, 輝度)
のタプルとしてカラーを設定します。hsl()メソッドを参照してください。
lab()
→ (float, float, float)
L*a*b*モデルで定義されている(L, a, b)
のタプルとしてカラーを返します。L
は0から100、a
とb
は制限なし。(TIFFファイルでは、a
とb
が-128から127に制限されていることに注意してください)。
setLAB(tuple)
L*a*b*モデルで定義されている(L, a, b)
のタプルとしてカラーを設定します。lab()メソッドを参照してください。
tmi()
→ (float, float, float)
(温度, マゼンタ, 強度)
のタプルとしてカラーを返します。各コンポーネントは-1.0から1.0です。
setTMI(tuple)
(温度, マゼンタ, 強度)
のタプルとしてカラーを設定します。tmi()メソッドを参照してください。
xyz()
→ (float, float, float)
(x, y, z)
“三刺激”値のタプルとしてカラーを返します。各コンポーネントは0.0から1.0です(しかし、変換によって制限外になることがあります)。
setXYZ(tuple)
(x, y, z)
“三刺激”値のタプルとしてカラーを設定します。xyz()メソッドを参照してください。
OpenColorIO ¶
以下の関数は、現在のOpenColorIOコンフィグを照会します。 詳細は、OpenColorIOを参照してください。
reloadOCIO()
OpenColorIOコンフィギュレーションファイルを再読込します。 通常では、これは事前にOCIO環境変数に新しいコンフィギュレーションファイルを設定した後に実行します。
ocio_spaces()
HoudiniのOpen Color IOコンフィギュレーションに定義されているカラー空間のリストを返します。
ocio_configPath()
→ str
現在のOpenColorIO'config.ocio'ファイルのフルパスを照会します。
ocio_activeDisplays()
→ tuple of str
コンフィギュレーションファイルまたはOpenColorIO OCIO_ACTIVE_DISPLAYS環境変数で指定されているアクティブなDisplaysのリストを返します。
ocio_activeViews()
→ tuple of str
コンフィギュレーションファイルまたはOpenColorIO OCIO_ACTIVE_VIEWS環境変数で指定されているアクティブなViewsのリストを返します。
ocio_looks()
→ tuple of str
現在のOpenColorIOコンフィギュレーションのLooksのリストを返します。
ocio_roles()
→ tuple of str
現在のOpenColorIOコンフィギュレーションのRolesのリストを返します。
ocio_views(display)
→ tuple of str
'display'で利用可能なViewsのリストを返します。
ocio_defaultDisplay()
→ str
コンフィギュレーションファイルまたはOpenColorIO OCIO_ACTIVE_DISPLAYS環境変数で指定されているデフォルトのDisplay(リスト内の最初のDisplay)を返します。
ocio_defaultView()
→ str
コンフィギュレーションファイルまたはOpenColorIO OCIO_ACTIVE_VIEWS環境変数で指定されているデフォルトのView(リスト内の最初のView)を返します。
ocio_transform(src_colorspace, dest_colorspace, looks) ->
hou.Color`
オプションでlooks
で指定された変換を使って、このカラー空間(src_colorspace
)から別のカラー空間(dest_colorspace
)へのカラー変換を行ないます。
各カラー空間は、現在のOCIO設定ファイル内で有効なカラー空間でなければならず、各ルックがOCIO設定ファイル内で有効なルック名でなければなりません。
変換されたカラーが返されます。
ocio_viewTransform(src_colorspace, display_name, view_name) ->
hou.Color`
このカラー空間(src_colorspace
)から、display_name
とview_name
で指定されたビューへのカラー変換を行ない、その変換された結果を返します。
src_colorspace
、display_name
、view_name
は、すべて現在のOCIO設定ファイル内で有効な名前でなければなりません。