ネットワークエディタペインは、ネットワークのノードの背後に背景画像をいくつも表示させることができます。 それらの背景画像は、このクラスを使って記述し、hou.NetworkEditor.setBackgroundImagesメソッドを使って、ネットワークエディタ内でそれを設定します。
以下のコードは、ネットワークエディタ内に1枚の背景画像を設定します:
editor = hou.ui.paneTabOfType(hou.paneTabType.NetworkEditor) image = hou.NetworkImage() image.setPath('$HFS/houdini/pic/Mandril.pic') image.setRect(hou.BoundingRect(0, 0, 5, 5)) editor.setBackgroundImages([image])
ネットワークエディタペインには、そのペイン内に背景画像を作成して、それを直接編集するモードが備わっています。 その最終的な画像レイアウトは、現行ネットワークのユーザデータに保存されるので、その画像の配置は自動的にhipファイルに保存され、復元されます。
メソッド ¶
__init__(path, rect)
新しい画像ディスクリプターを構築します。
path
パラメータは、画像ファイルのパスを含んだ文字列です。
rect
パラメータは、ネットワーク内に画像を描画する位置とサイズを指定したhou.BoundingRectです。
path()
→ str
画像ファイルのパスを返します。
setPath(path)
画像ファイルのパスを設定します。
relativeToPath()
→ str
ノード、ネットワークボックス、ステッキーノートなどのネットワークアイテムに画像を紐付けることができます。 このメソッドは、この画像が紐付けられているネットワークアイテムのパスを返します(どのネットワークアイテムにも紐付けられていなければ、空っぽの文字列を返します)。
setRelativeToPath(path)
ノード、ネットワークボックス、ステッキーノートなどのネットワークアイテムに画像を紐付けることができます。 このメソッドは、この画像を紐付けるネットワークアイテムのパスを設定します。 空っぽの文字列を渡すと、どのネットワークアイテムにも紐付けられません。
rect()
→ hou.BoundingRect
ネットワーク内の画像のサイズと位置を定義した境界矩形を返します。
relativeToPath()
が設定されていれば、その矩形は、この画像が紐付けられているネットワークアイテムの位置に移動します。
setRect(rect)
ネットワーク内の画像のサイズと位置を定義した境界矩形を設定します。
relativeToPath()
が設定されていれば、その矩形は、この画像が紐付けられているネットワークアイテムの位置に移動します。
brightness()
→ float
ネットワークエディタ内にこの画像を表示する時の輝度調整を返します。 この値の範囲は、0から1です。1未満の値は、画像とネットワークエディタの背景がブレンドされます。 brightnessが0の画像は、通常では輝度0を意味したブラックではなく、背景カラーとして表示されます。
setBrightness(brightness)
ネットワークエディタ内にこの画像を表示する時の輝度調整を設定します。 この値の範囲は、0から1です。1未満の値は、画像とネットワークエディタの背景がブレンドされます。 brightnessが0の画像は、通常では輝度0を意味したブラックではなく、背景カラーとして表示されます。