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概要 ¶
hou.Node.inputConnectionsとhou.Node.outputConnectionsを使用して、hou.NodeインスタンスからNodeConnection
オブジェクトのリストを取得することができます。
Note
ネットワークを行き来するのは、コネクション自体を扱うよりは、おそらくhou.Node.inputsとhou.Node.outputsのメソッド(ノードのコネクションの両点を返す)を使用した方が簡単です。
このオブジェクトは“読み取り専用”です。コネクションの作成や編集をするには、ノードに対して hou.Node.setNamedInput, hou.Node.setInput, hou.Node.setFirstInput, hou.Node.setNextInput, hou.Node.createInputNode, hou.Node.createOutputNode のようなメソッドを使用します。
InputとOutputの意味 ¶
hou.NodeConnection.outputNodeとhou.NodeConnection.inputNodeは、 コネクタ の“入力”端と“出力”端に関連して名前が付けられています。
そのため、outputNode()
は、ネットワークを介したデータの流れに関連して、このコネクションの“出力”端でのノードを返します。
inputNode()
は、出力ノードにデータを渡すノードを返します。
このオブジェクトの他のメソッドに関しては、そのメソッド名が“input”で始まっていれば、inputNode()
のデータを参照します。
そのメソッド名が“output”で始まっていれば、outputNode()
のデータを参照します。
ただし、これには例外が1つあります。
inputIndex()
はoutputNode()
の入力番号を参照し、outputIndex()
はinputNode()
の出力番号を参照します。
メソッド ¶
outputNode()
→ hou.Node
このコネクションの出力側のノードを返します。これは、そのコネクションがデータフローの方向で入って行くノードです。
このコネクションに出力としてネットワークドットがあれば、このメソッドはNone
を返します。
inputNode()
→ hou.Node
このコネクションの入力側のノードを返します。これは、そのコネクションがデータフローの方向で出て行くノードです。
このコネクションが間接入力を通じている場合、これは、親ノードに接続されたノード(何も接続されていなければNone
)を返します。
outputIndex()
→ int
このコネクションの入力側の接続先となるノード上の出力コネクションのインデックスを返します。
このコネクションが間接入力を通じている場合、これは、親ノードに接続された出力のインデックス(何も接続されていなければ0
)を返します。
詳細は、クラスドキュメントを参照してください。
inputIndex()
→ int
このコネクションの出力側の接続先のノードの入力コネクションのインデックスを返します。
outputName()
→ str
このコネクションの出力側の接続先のノードの入力コネクションの名前を返します。
outputLabel()
→ str
このコネクションの出力側の接続先のノードの入力コネクションのラベルを返します。
outputDataType()
→ str
このコネクションの出力側の接続先のノードの入力コネクションのデータタイプを返します。
このメソッドは、VOPノードコネクションにのみ適用されます。 VOPノードコネクション以外に対して呼び出した場合は、hou.OperationFailedを引き起こします。
このメソッドで返された文字列を使用して、Parameter VOPまたはConstant VOPのTypeパラメータを設定することができます。
inputName()
→ str
このコネクションの入力側の接続先のノードの出力コネクションの名前を返します。
inputLabel()
→ str
このコネクションの入力側の接続先のノードの出力コネクションのラベルを返します。
inputDataType()
→ str
このコネクションの入力側の接続先のノードの出力コネクションのデータタイプを返します。
このメソッドは、VOPノードコネクションにのみ適用されます。 VOPノードコネクション以外に対して呼び出した場合は、hou.OperationFailedを引き起こします。
このメソッドで返された文字列を使用して、Parameter VOPまたはConstant VOPのTypeパラメータを設定することができます。
subnetIndirectInput()
→ hou.SubnetIndirectInput
このコネクションに、ノードの代わりにサブネットの間接入力が接続されていれば、それに該当するオブジェクトを返します。
そうでない場合は、None
を返します。
サブネット間接入力に関する情報は、hou.SubnetIndirectInputを参照してください。
outputItem()
→ hou.NetworkMovableItem
このコネクションの出力側のノードまたはネットワークドットを返します。
これは、そのコネクションがデータフローの方向で入って行くノードまたはドットです。
このメソッドは、None
を返しません。
inputItem()
→ hou.NetworkMovableItem
このコネクションにサブネットの間接入力が接続されていれば、それに該当するhou.SubnetIndirectInputオブジェクトを返します。
このコネクションにノードが接続されていれば、それに該当するhou.Nodeオブジェクトを返します。
そうでない場合はNone
を返します。
このメソッドは、実質的に以下と等価です:
def getInputItem(node_connection): if node_connection.subnetIndirectInput() is not None: return node_connection.subnetIndirectInput() return node_connection.inputNode()
inputItemOutputIndex()
→ int
このコネクションにサブネットの間接入力が接続されていれば、ゼロを返します。
そうでない場合は、このコネクションの入力側に接続されているノードの出力コネクションのインデックスを返します。
inputItem
メソッドと組み合わせれば、ノードとサブネット間接入力を、色々な用途に共通するコードパスで処理することができます。
isSelected()
→ bool
このコネクションが選択されていればTrue
を返します。
setSelected(selected, clear_all_selected = False)
このコネクションを選択または選択解除します。
clear_all_selected
パラメータをTrue
に設定すると、このコネクションを選択する前に、他のすべての選択(両方のコネクション、ノード、ネットワークボックスなど)をクリアします。
Methods from hou.NetworkItem ¶
networkItemType()
→ hou.networkItemType
このオブジェクトで表現されたネットワークアイテムのタイプを示した列挙値を返します。
この値は、isinstance
ビルトインPython関数でそれに一致したクラスを使用することと等価です(例えば、hou.networkItemType.Connectionはhou.NodeConnectionと等価です)。