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このノードは、1つ以上の名前付き座標系(“coordsys”と略す場合もあります)を定義します。 それらの座標系をマテリアルで使用することで、空間の位置を異なる空間に変換することができます。 各座標系は、任意のXformable Primを指したリレーションシップです。 座標系は、Primvarと同様にスコープ(グループ化)され、継承されます。
“coordsys”を使用することで、特定のシェーディングポイントの空間、または、ベクトルの変換先/変換元の空間を指定することができます。 “Space”パラメータを持つシェーダノードがcoordsysを使用することができます。 例を挙げると、MtlX Position、MtlX Transform Pointがそうです。
Karmaとカメラ ¶
(プリミティブパスまたはCoordSysで)指定された空間がカメラの場合、投影される画像は、ローカルZ軸方向の正投影とほぼ同様の挙動をします。 Karmaには特別な規則があり、接尾辞を付けることで、さらにカメラプロパティに基づいて変換を調整することができます。 接尾辞を付けなかった場合、カメラのスケールと移動のみでしか投影画像のサイズを調整することができません。
接尾辞 |
位置 |
---|---|
なし |
ほぼZ軸方向の正投影。 |
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シェーダが座標系を使用するには、そのcoordsysのターゲットとソースの 両方 の親Prim上で座標系が必ず定義されている必要があります。
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座標系は、定数Primvarと同様に、子Primに継承されます。
パラメータ ¶
Create
Create Target Prim
Xform PrimまたはカメラPrimを作成します。このトランスフォームがcoordsysのターゲット空間となります。
Primitive Path
作成されるターゲットPrimのパス。
Parent Primitive Type
ターゲットPrimと一緒に作成される親Primのタイプ。
Target Type
作成されるターゲットPrimのタイプ。ここには、XformまたはCameraを指定することができます。
Transform
Ignore Parent Transforms
有効にすると、作成されたXformが親Primのトランスフォームを無視します。
Camera
Projection
カメラの投影スタイル。Perspective(遠近法)またはOrthographic(正投影)を指定することができます。
Z-Axis Offset
作成されたPrimをローカルZ軸方向にオフセットします。これは、そのPrimのメインの Transform の前に適用されます。
Number of Bindings
2個以上のcoordsysを一度に定義することができます。 ここには、作成したいcoordsysバインドの数を設定したり、プラスとマイナスのボタンをクリックしてcoordsysバインドを追加/削除します。
Primitives
このノードを動作させるPrim(s)。
Scene Graph Tree ペインからPrim(s)をこのテキストボックスにドラッグすることで、それらのパスを追加することができます。
または、このテキストボックスの隣にある 再選択ボタンをクリックすることで、ビューア内でPrim(s)を選択することができます。
他にも、この再選択ボタンを⌃ Ctrlクリックすることで、ポップアップツリーウィンドウからPrim(s)を選択することができます。
コレクション内のすべてのPrimsのマッチング(/path/to/prim.collection:name
)といった高度なマッチングには、プリミティブパターンを使用すると良いでしょう。
CoordSys Name
作成または編集する座標系の名前。
自動的にcoordSys:
ネームスペースが想定されますが、追加でネームスペースを指定することもできます。
Mode
名前付き座標系に適用する操作。
Bind
指定されたPrimsすべてに対して、指定した 名前 と ターゲット の座標系を作成します。
Block
coordsysを利用不可にします。
Remove
指定された座標系を現行シーンから削除します。Primsからcoordsysを削除するわけではありません。
Target
Bind モードの時、ここには、トランスフォームがcoordsysで表現されるPrimを指定します。複数のPrimsに同じcoordsysを割り当てることができますが、各coordsysは1個のPrimしかターゲットにすることができません。
Examples ¶
SimpleCoordSys Example for Coordinate System
このサンプルでは、Coordinate System LOPを使用して、名前の付いた座標系を定義し、その座標系をシェーダで使用する方法について説明しています。