このノードは、単純なルールに基づいてマテリアルの割り当てを作成することができます。 このルールは、1つのマテリアルを複数のPrimsに割り当てることができるものの、1つのPrimに複数のマテリアルを割り当てることができないという意味では、常に“マテリアル中心”となります。 オブジェクトに複数のマテリアルが割り当てられている場合、最後に作成されたバインドが優先されます。 マテリアルはXform、Prim、 ジオメトリサブセット に割り当てることができます。

Material Linkerでは、マテリアルカタログも利用可能です。 Houdiniには基本的なマテリアルカタログが同梱されていますが、AMD MaterialX Libraryなどの他のカタログも利用可能です。 USDファイル内で見つかったマテリアルは、カタログソースとして用意することができます。

Material Linkerは、独自のQtベースのユーザーインターフェースを備えており、このノードが選択されると、パラメータエディタをそのインターフェースで占有します。 パラメータエディタのツールバー内にある Show/Hide Parametersボタンをクリックすることで、その独自インターフェースと通常のパラメータエディタを切り替えることができます。

• 左側のペインには、シーン内のすべてのマテリアルPrimsを含んだツリーが表示されます。 右側のペインには、モデルPrimsのツリーが表示されます。 中央のペインには、マテリアルとPrimsをリンクするルールのリスト、または、マテリアルカタログが表示されます。

• 既存のマテリアルリレーションシップは、このリストの上部で読み込み専用ルールとして表示されます。このノードで作成されたマテリアルは緑です。

• 緑のマテリアルまたはフォルダをダブルクリックすると、その名前を変更することができます。

• リンクを編集する際は、おそらく(中央のペインのRules項目の下側にある) Filter Based on Selection を無効にした方が良いでしょう。

  このオプションは、リレーションシップを評価する時に役立ちますが、左側または右側のペイン上のアイテムをクリックした時に何も表示されなくなってしまってドラッグする時に困ってしまいます。

• このノードの以前のバージョンでは、コレクションベースのバインドが使用されていました。今では代わりに直接的なバインドが使用されます。この方がSolaris/USD入門ユーザにとっては予想通りの動作になります。