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Primsの作成 vs. 編集 ¶
このノードは、 USD Primsを直接的に作成または編集するノード のクラスに属します。
このようなノードは、 Createモード または Editモード で動作します。
このモードは、 Create Primitives チェックボックスまたは Create/Editポップアップメニュー で制御します。
Createモードでは、このノードは新しいPrimsを作成します。
Editモードでは、このノードは、既存のPrim上のアトリビュートを変更します。
Editモード には2つのバリエーションがあります。
Edit は、houdini:editable
アトリビュートがfalse
に設定されているPrimsを変更しません。
Force Edit は、このアトリビュートの有無や値に関係なくPrimを変更します。
このアトリビュートは、Configure Primitives LOPを使用してPrim上に設定することができます。
USDアトリビュートに該当したパラメータの左側には、このノードがアトリビュートを編集する 方法 を制御するためのポップアップメニューが付いています。
それだけでなく、接続可能なUSDアトリビュート(つまり、inputs:
ネームスペース内にあるアトリビュート)には、アトリビュート入力とそのソース間の接続を切断できるメニュー項目があります。
ポップアップのメニュー項目 |
意味 |
---|---|
Set or Create |
既にアトリビュートが存在しているかどうかに関係なく、指定した値をそのアトリビュートに設定します。 |
Set If Exists |
既にアトリビュートが存在している場合にのみ、指定した値をそのアトリビュートに設定します。 このモードを使用することで、正しいタイプのPrimsにのみアトリビュートを設定することができます。
例えば、 |
Block |
アトリビュートが存在していないように見せかけるので、これはデフォルト値を取得します(アトリビュートがPrim上にまだ存在していない場合、これは何もしません)。 |
Disconnect Input |
アトリビュート入力とそのソース間の接続を切断します。 入力接続はアトリビュート値よりも優先度が高いので、入力を接続すると、アトリビュート値が効果を持つようになります。 |
Do Nothing |
このパラメータを無視し、どのようにしてもアトリビュートを作成も変更もしません。 |
ビューポート内でライトを編集する ¶
To... | Do this |
---|---|
Lightステートにする |
ネットワーク内でLightノードを選択してから、ビューポート内で HandlesツールをクリックまたはEnterを押します。 |
モード |
キー |
説明 |
---|---|---|
Default |
⇧ Shift + A |
ハンドルを使ってライトの位置を決めます。 |
Diffuse |
⇧ Shift + D |
サーフェス上をクリックまたはドラッグして、そのポイントの法線方向にライトを向けます。 |
Specular |
⇧ Shift + S |
サーフェス上をクリックまたはドラッグして、そのポイントでハイライトが反射するようにライトを向けます。 このモードを使用する時は、 現行の視点 で特定の位置にのみハイライトが表示されるようにするために、レンダーカメラ視点にしてください。 |
Shadow |
⇧ Shift + F |
照明するサーフェス上をクリックしてピボットポイントを配置します。 このピボットポイントは、シャドウを制御したいモデルの部分(例えば、窓枠の縁またはモデルの目立った特徴部)に配置してください。 シャドウを落とすサーフェス上のポイントを⇧ Shiftクリックまたはドラッグして、そのピボットポイントに呼応したシャドウ上のポイントを動かします。 |
Look At |
⇧ Shift + T |
Look Atハンドルを配置して、ライトにLook At拘束を設定します。このハンドルを使って、ターゲットポイントを基準にライトを周回または上下に向けます。 これは、Light LOPのConstraintsセクション内の Enable Look At パラメータを有効にします。 ライトが他のUSD Primの方を向くように拘束するには、 Look At Primitive パラメータにそのPrimを指定してください。 |
All |
|
パラメータ ¶
Sampling Behavior
このノードがクックされると、現行時間にただ1個のUSDタイムサンプルを生成するのではなく、たくさんのUSDタイムサンプルを生成することができます。 これは、このノードの後にCache LOPを接続することと同様ですが、こちらの方が非常に高速に評価され、他のノードからのデータをキャッシュ化しません。 これによって、以降のすべてのノードも時間依存にしてしまうノード時間依存を導入することなく、アニメーションデータをUSDで作成することができます。 その結果、一部のLOPネットワークの再生パフォーマンスを大幅に向上させることができます。
どのサンプリングモードでも、このノードのパラメータが時間と共に可変しない、且つ、ステージ上の他のタイムサンプルデータに依存していない場合、 呼応するアトリビュートに対して単一デフォルト値のみがUSD内で生成されます。 時間と共に可変するパラメータに対してのみUSDタイムサンプルが生成されます。
Sample Current Frame
現行時間に対して単一タイムサンプルが作成されます。
Sample Frame Range If Input Is Not Time Dependent
このノードの入力が時間依存の場合、このノードは、Sample Current Frame
モードと同様の挙動をします。
そうでない場合、このノードは、Sample Frame Range
モードと同様の挙動をします。
Sample Frame Range
Start/End/Inc パラメータを使用して、このノードのパラメータが評価される時間に対して複数の時間を生成し、それらの各時間においてアトリビュート毎にUSDタイムサンプルが作成されます。
Start/End/Inc
Sampling Behavior がSample Frame Range
の場合、このパラメータは、このノードで生成されるベースタイムサンプルの数と間隔を制御します。
このパラメータのデフォルト値は、@fstart
、@fend
、@finc
です。
これらの値は、Houdiniを操作する時のグローバルHoudiniアニメーション設定の開始フレーム、終了フレーム、ステップサイズに相当します。
ROPノードを使用してフレーム範囲を生成した場合、これらの値は、実行したそのROPノードで指定された開始フレーム、終了フレーム、ステップサイズに相当します。
このデフォルトは、ディスクに書き出されるUSDファイルに、(Houdiniアニメーション設定に関係なく)ROPで指定されたフレーム範囲ちょうどのタイムサンプルを含めます。
Subframe Sampling
このノードで生成されたプライマリサンプル毎に、これらのパラメータは、そのプライマリサンプル時間付近に追加でサンプルを生成させることができます。 これは、プライマリサンプル時間だけでなく、カメラシャッターの開閉時間ちょうどにも正確なデータが存在することを保証するために非常によく使用します。
Shutter
プライマリサンプル時間を基準にシャッターの開閉時間を指定するのに使用されるメソッドを制御します。
Specify Manually
Shutter Open/Close パラメータの値で、プライマリサンプル時間を基準とした正確なオフセット値を指定します。
Use Camera Prim
Camera Prim パラメータで、シャッターの開閉時間が抽出されるカメラPrimのシーングラフパスを指定することで、プライマリサンプル時間を基準としたオフセット値を指定します。
Shutter Open/Close
Shutter モードがSpecify Manually
の場合、ここの2つのオフセット値がプライマリサンプル時間に追加され、シャッターの開閉時間が指定されます。
シャッターの開時間は0以下に、閉時間は0以上に設定してください。
Camera Prim
入力ノードのステージ上のカメラPrimのシーングラフパス。 このPrimからShutter Open/Closeのアトリビュート値が読み込まれます。
Samples
プライマリサンプル毎に作成するサブフレームサンプルの数。 これらのサンプルは、シャッターの開時間から閉時間の間で均等に分布します。 このような均等な分布は、ちょうどプライマリサンプル時間にサンプルが作成される場合と作成されない場合があることに注意してください。
Always Include Frame Sample
このオプションを有効にすると、ちょうどプライマリサンプル時間にサンプルを作成させることができます。 シャッター開時間とシャッター閉時間のどちらの Samples 値も既にプライマリサンプル時間でサンプルが配置されている場合、このオプションを有効にしても何の効果もありません。 そうでない場合、このオプションによって、追加でサンプルが作成されます。 つまり、プライマリサンプルあたりの実際のサンプル数は、 Samples で指定されたサンプル数よりも多くなる可能性があります。
Action
このノードが新しいPrimsを作成するのか、または、既存のPrimsを編集するのかどうか。
さらに、Force Edit
オプションを選択することで、このノードがPrims上のhoudini:editable
アトリビュートを無視し、指定されたアトリビュートを常に編集するようにすることができます。
これは、houdini:editable
アトリビュートがfalse
に設定されたPrimsに対して警告を出してアトリビュートを設定しないEdit
モードとは対照的です。
Primitive Path
Createモードでは、これは、Prim(s)を作成するシーングラフ内の場所を制御することができます。
デフォルトは通常では/$OS
になっています。
これは、ノードと同じ名前でルートレベルにPrimを作成します(例えば、/tube1
)。
このデフォルト値は、名前の干渉を回避するのに役立ちますが、整理する観点では良くないです。
Primsを作成する時は、 Primitive Path が良い値になるように変更することを忘れないでください。
例えば、モデルを作成したノードの後でそのモデルに名前を付けるのではなくて、モデル内のジオメトリの後に名前を付けるようにしたいのであれば、/Models
ブランチ下にモデルを配置すると良いでしょう。
“Create Primitives”セクションには、新しいPrim(s)の作成方法に関する基本的なコントロールが含まれています。
Primitives
Editモードでは、このノードには Primitive パラメータが表示されます。 このパラメータには、ノードが作用するPrim(s)を指定することができます。 テキストボックスの隣にある選択ボタンをクリックすることで、 Scene Graph Tree からPrimsを選択することができます。 コレクション内のすべてのPrimsのマッチングといった高度なマッチングには、プリミティブパターンも使用することができます。
Initialize Parameters For Edit
Editモードでは、このノードが何も変更を適用しないようにするために、すべてのコントロールメニューパラメータの状態をDo Nothing
変更します。
さらに、最初の Primitives マッチから各プロパティの現行値を取得し、それに該当するパラメータの値を同じに設定します。
つまり、パラメータのコントロールメニューをSet or Create
モードに変更すると、そのプロパティに現行値が設定されるので、新規に値を設定するよりも既存の値に変更を適用する方が簡単です。
Create Primitives
このセクションは、ノードがPrimsを作成している時にのみ表示されます。
例:
-
空っぽのステージ上で
/world/objects/cube1
に新しくCube Primを作成したい場合: Primitive Specifier を“Define”、 Parent Primitive Type を“Xform”に設定します。 -
/world/objects/sphere1
にあるSphereのradius
をオーバーライドしたい場合: Primitive Specifier を“Over”、 Parent Primitive Type を“None”に設定します。これによって、既存の親PrimsのPrimタイプは、このノードによって変更されないようにすることができます。
Primitive Count
作成するPrimsの数。
Primitive Kind
作成されるすべてのPrimsをこのKindに設定します。
Primitive Specifier
新しくPrimsを作成する時に使用するUSDオペレータ。
Define
完全に新規でPrimを作成します。まったく新しいPrimを作成したい場合、または、既存のPrimを置換したい場合に、これを使用します。
Over
既存のPrimをオーバーライドします。このPrim上で明示的に作成されていないアトリビュートは、下位レイヤーの既存のPrimから値が取得されます。
Class
Primクラスを定義します。通常では、これは、よほどUSDを使い込んでない限りは必要ありません。
Class Ancestor
Specifier がDefine
またはOver
の場合、このパラメータは、いくつかの親PrimsのSpecifierをClass
で編集します。
これによって、別々に2個のノードを使用することなく、Class
内でOver
またはDefine
を作成するのが簡単になります。
Specifier がClass
の場合、Prim階層全体が既にClass
Primsとして編集されているので、このパラメータは無効です。
Parent Primitive Type
Primitive Paths のパスに何も親が存在しない場合、このノードが自動的に親を作成します。この場合、このタイプの親ノードを作成します。
Type
Cylinder Light
円柱の外側方向に光を放出するライト。 この円柱の中心は原点で、主軸がX軸です。 この円柱は、平坦な両蓋からは光を放出しません。
Distant Light
-Z軸に沿って遠い場所から光を放出するライト。 ディレクショナルライトとも呼びます。
Disk Light
円盤の片側から光を放出するライト。 この円盤の中心はXY平面で、-Z軸方向に光を放出します。
Geometry Light
ジオメトリPrim(UsdGeomGprim)から外側に光を放出するライト。 典型的にはメッシュです。
Point Light
Sphere Light と同様ですが、半径がゼロです。
Rectangle Light
長方形の片面から光を放出するライト。 この長方形の就寝はXY平面で、-Z軸方向に光を放出します。 この長方形の長さは、X軸とY軸にそれぞれ1ユニットです。 デフォルトの位置では、テクスチャファイルの最小座標が(+X, +Y)、最大座標が(-X, -Y)になります。
Sphere Light
球から外側に光を放出するライト。
Subframe Sampling
このノードで生成されたプライマリサンプル毎に、これらのパラメータは、そのプライマリサンプル時間付近に追加でサンプルを生成させることができます。 これは、プライマリサンプル時間だけでなく、カメラシャッターの開閉時間ちょうどにも正確なデータが存在することを保証するために非常によく使用します。
Shutter
プライマリサンプル時間を基準にシャッターの開閉時間を指定するのに使用されるメソッドを制御します。
Specify Manually
Shutter Open/Close パラメータの値で、プライマリサンプル時間を基準とした正確なオフセット値を指定します。
Use Camera Prim
Camera Prim パラメータで、シャッターの開閉時間が抽出されるカメラPrimのシーングラフパスを指定することで、プライマリサンプル時間を基準としたオフセット値を指定します。
Shutter Open/Close
Shutter モードがSpecify Manually
の場合、ここの2つのオフセット値がプライマリサンプル時間に追加され、シャッターの開閉時間が指定されます。
シャッターの開時間は0以下に、閉時間は0以上に設定してください。
Camera Prim
入力ノードのステージ上のカメラPrimのシーングラフパス。 このPrimからShutter Open/Closeのアトリビュート値が読み込まれます。
Samples
プライマリサンプル毎に作成するサブフレームサンプルの数。 これらのサンプルは、シャッターの開時間から閉時間の間で均等に分布します。 このような均等な分布は、ちょうどプライマリサンプル時間にサンプルが作成される場合と作成されない場合があることに注意してください。
Always Include Frame Sample
このオプションを有効にすると、ちょうどプライマリサンプル時間にサンプルを作成させることができます。 シャッター開時間とシャッター閉時間のどちらの Samples 値も既にプライマリサンプル時間でサンプルが配置されている場合、このオプションを有効にしても何の効果もありません。 そうでない場合、このオプションによって、追加でサンプルが作成されます。 つまり、プライマリサンプルあたりの実際のサンプル数は、 Samples で指定されたサンプル数よりも多くなる可能性があります。
Action
このノードが新しいPrimsを作成するのか、または、既存のPrimsを編集するのかどうか。
さらに、Force Edit
オプションを選択することで、このノードがPrims上のhoudini:editable
アトリビュートを無視し、指定されたアトリビュートを常に編集するようにすることができます。
これは、houdini:editable
アトリビュートがfalse
に設定されたPrimsに対して警告を出してアトリビュートを設定しないEdit
モードとは対照的です。
Primitive Path
Createモードでは、これは、Prim(s)を作成するシーングラフ内の場所を制御することができます。
デフォルトは通常では/$OS
になっています。
これは、ノードと同じ名前でルートレベルにPrimを作成します(例えば、/tube1
)。
このデフォルト値は、名前の干渉を回避するのに役立ちますが、整理する観点では良くないです。
Primsを作成する時は、 Primitive Path が良い値になるように変更することを忘れないでください。
例えば、モデルを作成したノードの後でそのモデルに名前を付けるのではなくて、モデル内のジオメトリの後に名前を付けるようにしたいのであれば、/Models
ブランチ下にモデルを配置すると良いでしょう。
“Create Primitives”セクションには、新しいPrim(s)の作成方法に関する基本的なコントロールが含まれています。
Primitives
Editモードでは、このノードには Primitive パラメータが表示されます。 このパラメータには、ノードが作用するPrim(s)を指定することができます。 テキストボックスの隣にある選択ボタンをクリックすることで、 Scene Graph Tree からPrimsを選択することができます。 コレクション内のすべてのPrimsのマッチングといった高度なマッチングには、プリミティブパターンも使用することができます。
Initialize Parameters For Edit
Editモードでは、このノードが何も変更を適用しないようにするために、すべてのコントロールメニューパラメータの状態をDo Nothing
変更します。
さらに、最初の Primitives マッチから各プロパティの現行値を取得し、それに該当するパラメータの値を同じに設定します。
つまり、パラメータのコントロールメニューをSet or Create
モードに変更すると、そのプロパティに現行値が設定されるので、新規に値を設定するよりも既存の値に変更を適用する方が簡単です。
Create Primitives
このセクションは、ノードがPrimsを作成している時にのみ表示されます。
例:
-
空っぽのステージ上で
/world/objects/cube1
に新しくCube Primを作成したい場合: Primitive Specifier を“Define”、 Parent Primitive Type を“Xform”に設定します。 -
/world/objects/sphere1
にあるSphereのradius
をオーバーライドしたい場合: Primitive Specifier を“Over”、 Parent Primitive Type を“None”に設定します。これによって、既存の親PrimsのPrimタイプは、このノードによって変更されないようにすることができます。
Primitive Count
作成するPrimsの数。
Primitive Kind
作成されるすべてのPrimsをこのKindに設定します。
Primitive Specifier
新しくPrimsを作成する時に使用するUSDオペレータ。
Define
完全に新規でPrimを作成します。まったく新しいPrimを作成したい場合、または、既存のPrimを置換したい場合に、これを使用します。
Over
既存のPrimをオーバーライドします。このPrim上で明示的に作成されていないアトリビュートは、下位レイヤーの既存のPrimから値が取得されます。
Class
Primクラスを定義します。通常では、これは、よほどUSDを使い込んでない限りは必要ありません。
Class Ancestor
Specifier がDefine
またはOver
の場合、このパラメータは、いくつかの親PrimsのSpecifierをClass
で編集します。
これによって、別々に2個のノードを使用することなく、Class
内でOver
またはDefine
を作成するのが簡単になります。
Specifier がClass
の場合、Prim階層全体が既にClass
Primsとして編集されているので、このパラメータは無効です。
Parent Primitive Type
Primitive Paths のパスに何も親が存在しない場合、このノードが自動的に親を作成します。この場合、このタイプの親ノードを作成します。
Transform ¶
Transform
以下のトランスフォームパラメータをPrimに適用する方法(各USD Primには複数のトランスフォームを含めることができ、 且つ 、親トランスフォームから影響を与えることができるので、新しいトランスフォームを適用する色々な方法がたくさんあります)。
Append
新しい最上位のローカルトランスフォームとしてパラメータを適用します。
Prepend
新しい 最下位 ローカルトランスフォームとしてパラメータを適用します。
Overwrite or Append
ローカルトランスフォームがxformOp:transform
という名前で存在すれば、そのトランスフォームがパラメータで 上書き されます。
そうでない場合は、新しい最上位のローカルトランスフォームとしてパラメータを適用します。
これが既存のトランスフォームを置換する場合、そのトランスフォームのローカルトランスフォームスタック内の順番は影響を受けません。
Overwrite or Prepend
“Overwrite or Append”と同様ですが、 最下位 のローカルトランスフォームとしてパラメータを適用します。
Apply Transform in World Space
新しい最上位のローカルトランスフォームとしてパラメータを適用します。 しかし、トランスフォームを適用する前に、そのトランスフォームの結果がすべてのローカルまたは親のトランスフォームをPrimに適用する前のワールド空間で適用されたかのようにそのトランスフォームが更新されます。
Replace All Local Transforms
残りのトランスフォームパラメータで指定されたトランスフォームは、常に新しいトランスフォームとして適用されます。 このトランスフォームを適用する前に、ローカルトランスフォームスタック上のすべての既存トランスフォームオペレーションがクリアされて、指定したトランスフォームのみがローカルトランスフォームスタック上に残ります(しかし、親のトランスフォームはまだ影響を持ちます)。
Transform order
Houdiniが移動/回転/スケールを適用する順番とHoudiniが回転を適用する順番。
Translate
XYZ軸方向の移動量。
Rotate
XYZ軸による回転量(単位は度)。
Scale
XYZ軸方向の非均一スケール。
Uniform scale
すべての3軸に沿って均一にオブジェクトをスケールします。
Pivot translate
オブジェクトのローカル原点を移動させます。
Pivot rotate
オブジェクトのローカル原点を移動させた後に回転させます。
Base Properties ¶
Radius
Type がCylinder、Disk、Sphereの時のそのライトの半径。
Length
Type がCylinderの時のそのライトの端から端までの長さ。
Geometry
Type がGeometryの時のそのライトの形状として使用するジオメトリPrimのパス。
Width
Type がRectangleの時のそのライトの領域の幅。
Height
Type がRectangleの時のそのライトの領域の高さ。
Angle
Type がDistantの時のそのライトの角度(単位は度)。
例を挙げると、太陽は、地球から見ると約0.53度です。値が大きいほど、そのライトが広がるので、シャドウエッジが柔らかくなります。
Clipping Range
前方距離より近くにあるジオメトリ、遠方距離より遠くにあるジオメトリを表示しません(ワールド単位)。
Exposure
F-Stopコントロールと同様に、パワー出力を2のべき乗で指数的にスケールします。
0
は強度をスケールしません。マイナスの数値は、強度を2乗で弱くし、プラスの数値は強度を強くします。
ライトの量が正しくなるように Intensity を設定してから、このパラメータで“調整”することが多いです。
Intensity
ライトのパワー出力に対する線形スケール。
Color
エネルギー線形用語でいうライトカラー。
Texture
テクスチャをライトのエリアジオメトリにマッピングします。 現在のところ、これは矩形ライトでのみ対応しています。
Enable Color Temperature
Color Temperature を使用して、ライトカラーを制御します。
Color Temperature で計算されたカラーは、 Color のRGBカラーで 乗算 されるので、“純粋な”温度カラーが欲しいのであれば、 Color を1.0, 1.0, 1.0
に設定してください。
Color Temperature
Enable Color Temperature が有効な時にシミュレーションする温度(単位はKelvin度)。
有効な範囲は1000
から10000
です。
値が低いほど暖かく、高いほど寒くなります。
デフォルトは、一般的なホワイトポイントであるD65です。
必要に応じて、USDライブラリのUsdLuxBlackbodyTemperatureAsRgb()
関数を使って、同じカラー値を計算することができます。
Normalize Power
設定されたパワー出力(ExposureでスケールされたIntensity)をライトの表面積または角度サイズで割ります。 これによって、ライトのサイズの影響を受けずに、エネルギー出力を調整して比較することが簡単になります。
Diffuse Multiplier
このライトがシェーダの拡散反応に与える影響をスケールします。 これは、非物理的な“調整”です。
Specular Multiplier
このライトがシェーダのスペキュラー反応に与える影響をスケールします。 これは、非物理的な“調整”です。
Scale Guide Geometry
ビューア内でライト用に描画されるガイドジオメトリに均一スケール係数を適用します。 デフォルト値は、ガイドジオメトリが一貫して実際のワールドサイズになるようにUSDステージの“meters per unit”値を逆数にしたエクスプレッションになっています。
Shaping ¶
Spotlight
ライトをスポットライトに変換するのに必要なAPIをライトに追加します。
Angle
スポットライトビームの広がり角度(単位は度)。
Softness
スポットライトビームのエッジをぼかして、光漏れと照り返しを模倣します。
Left Barndoor
左からライトブロッカーをスライドさせて、スポットライト円錐の一部を覆います。
1.0
は、この円錐全体に到達して、すべての光を遮断します。
Left Barndoor Edge
上記のパラメータのキリッとしたライトブロッカーにソフトエッジ分だけ広げます。
1.0
は、スポットライト円錐と同じ幅でグラデーションを生成します。
Right Barndoor
右からライトブロッカーをスライドさせて、スポットライト円錐の一部を覆います。
1.0
は、この円錐全体に到達して、すべての光を遮断します。
Right Barndoor Edge
上記のパラメータのキリッとしたライトブロッカーにソフトエッジ分だけ広げます。
1.0
は、スポットライト円錐と同じ幅でグラデーションを生成します。
Top Barndoor
上からライトブロッカーをスライドさせて、スポットライト円錐の一部を覆います。
1.0
は、この円錐全体に到達して、すべての光を遮断します。
Top Barndoor Edge
上記のパラメータのキリッとしたライトブロッカーにソフトエッジ分だけ広げます。
1.0
は、スポットライト円錐と同じ幅でグラデーションを生成します。
Bottom Barndoor
下からライトブロッカーをスライドさせて、スポットライト円錐の一部を覆います。
1.0
は、この円錐全体に到達して、すべての光を遮断します。
Bottom Barndoor Edge
上記のパラメータのキリッとしたライトブロッカーにソフトエッジ分だけ広げます。
1.0
は、スポットライト円錐と同じ幅でグラデーションを生成します。
Focus (checkbox)
ビームの焦点を合わせることができるようにするのに必要なAPIをライトに追加します。
Focus
光の広がりの形状を制御するためのコントロール。 Focus の値が大きいほど、光を中心に引き寄せて幅を狭めます(これは、軸外コサインパワー指数として実装されています)。
Focus tint
軸外カラーの色味。 減衰領域で光に色味を付けます。デフォルトはブラックです。
IES
光の角度分布を記述したIESファイルを使用するのに必要なAPIをライトに追加します。
File
光の角度分布を制御する際に使用するIES(Illumination Engineering Society)フォーマットファイル。
Angle Scale
IESファイルで見つかった角度に対するグローバルスケール。
Shadow ¶
Enable
これを有効にすると、このライトで照らされたオブジェクトが(シャドウマスクに従って)影を落とします。
Color
このライトが落とすシャドウのカラーに色味を付けます。
これをブラック(0, 0, 0
)から変更すると、非物理的な“調整”になります。
Falloff
シャドウが減衰し始める近い距離。
デフォルト値(-1)は、減衰なしを意味します。
Falloff Gamma
減衰ゾーン( Falloff と Distance の間)内で線形距離によるシャドウ強度に対するガンマ(つまり、指数)コントロール。
Distance
このライトが影を落とすオブジェクトをチェックする最大距離。
デフォルトは-1
、つまり制限なしです。
影を落としたいすべてのオブジェクトが特定の距離の範囲内にあることが分かっているのであれば、これを設定することでレンダリングを高速化することができます。
Shadow ¶
Enable
これを有効にすると、このライトで照らされたオブジェクトが(シャドウマスクに従って)影を落とします。
Color
このライトが落とすシャドウのカラーに色味を付けます。
これをブラック(0, 0, 0
)から変更すると、非物理的な“調整”になります。
Falloff
シャドウが減衰し始める近い距離。
デフォルト値(-1)は、減衰なしを意味します。
Falloff Gamma
減衰ゾーン( Falloff と Distance の間)内で線形距離によるシャドウ強度に対するガンマ(つまり、指数)コントロール。
Distance
このライトが影を落とすオブジェクトをチェックする最大距離。
デフォルトは-1
、つまり制限なしです。
影を落としたいすべてのオブジェクトが特定の距離の範囲内にあることが分かっているのであれば、これを設定することでレンダリングを高速化することができます。
Karma ¶
Active Radius
ライトからの照射距離を人為的にクランプします。 この半径外ではライトは影響を持ちません。
MIS Bias
Multiple Importance Sampling(多重重点的サンプリング)がBSDFとライトのどちらか、または、両方からサンプリングするのか制御します。
Sampling Quality
これは、ライト単位のサンプリング品質で、グローバルの Light Sampling Quality に対する乗数として作用します。 この品質を上げると、この光源にサンプルがさらに追加されるので、他の光源と比べてこの光源のサンプリング品質が良くなります。
Sampling Mode
レンダリングにライトツリーを使用した時、Karmaは、そのライトツリーと互換性のある光源の配置を試みます。 このオプションによって、ライトは強制的にライトツリーから除外されて均一サンプリングを行なうようなります。 こうすることで、遅くなる代わりにサンプリング品質が改善される場合があります。
Category
照明でこの光源を選択する時に使用するカテゴリ識別子。
Maximum HDRI Size
環境マップがこの解像度よりも大きい場合、テクスチャ解析が実行された時にその環境マップが縮小されます。 環境マップに非常に小さな非常に明るい値があると、このフィルタリングは、その環境マップのサンプリングの挙動に影響してしまう場合があります。