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このノードは、普段USDワークフローではお勧めしない方法で、シーングラフをもっと破壊的に編集することができます。 しかしながら、レイヤースタックが単一レイヤーに平坦化されると、このノードは、プリミティブとバリアントに対して名前を変更、削除、再ペアレントを行なうことができます。 そういった理由で、このノードはレイヤースタックを平坦化します。 ただし、これによって、リファレンスまたはペイロードの背後にあるプリミティブの名前を変更できなくなります。
Tips ¶
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このノードで実行できる編集の種類に関しては、以下の Operation パラメータのヘルプを参照してください。
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Stage Managerを使用して以下のオペレーションのいくつかをインタラクティブに実行することができますが、このノードを使用することでパターンを使ってPrimsを選択することができます。
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現在のところ、このノードはFor Eachノードでは動作しません。あなたが求める事を実行するPrimパターンを巧妙に作り上げることができたとしても、
Sdf.Changeblock
を使用したPythonループは常にFor Eachブロックよりもパフォーマンスが良いはずです。 -
このノードは、USDの
SdfCopySpec
とSdf.BatchNamespaceEdit
のAPIのラッパーです。
パラメータ ¶
Flatten Node Input Layers
入力のすべてのサブレイヤーを自動的に平坦化します。 これを無効にすると、単一サブレイヤー内の選択したPrimsのみを編集することができます。 サブレイヤー全体のPrimsを編集したいのであれば、このノードがそれらのPrimsを動かす前に、必ず Flatten Node Input Layers を有効にして、入力のサブレイヤーを平坦なステージに平坦化してください。
Primitives
修正するPrimパスをスペースで区切ったリスト。 ここにプリミティブパターンマッチング構文を含めることで、様々な基準による高度なマッチングを行なうことができます。
Operation
このノードが上記の Primitives パラメータで選択されたPrimsに対して何を編集するのかを指定します。
Reparent Primitives
選択されたPrimsを New Parent Prim の子にします。
Rename Primitives
選択されたPrimsの名前を変更します。 Old Name トークンを使用して、該当部分を New Name に置換します。
Remove Primitives
選択されたPrimsを削除します。
Rename Variant Set
選択されたPrim(s)上のバリアントセットの名前を変更します。
Remove Variant Set
選択されたPrim(s)から指定した名前のバリアントセットを削除します。
Remove References
選択されたPrim(s)からReference、Payload、Inherit、Specializeコンポジションアークを削除します。
New Parent Prim
Operation が Reparent Primitives の場合、このPrimが 最下位の 新しいローカルトランスフォームとして使用されます。 デフォルトでは、見つからなかったPrimはオーバーライドとして作成されますが、新しく親Primを定義するオプションがあります。
Create Parent Prims
New Parent Prim パスがまだ存在しなかった場合に新しく中間Primを作成するかどうか。
Primitive Type
Primitive Paths のパスに何も親が存在しない場合、このノードが自動的に親を作成します。この場合、このタイプの親ノードを作成します。
Primitive Specifier
新しくPrimsを作成する時に使用するUSDオペレータ。
Define
完全に新規でPrimを作成します。まったく新しいPrimを作成したい場合、または、既存のPrimを置換したい場合に、これを使用します。
Over
既存のPrimをオーバーライドします。このPrim上で明示的に作成されていないアトリビュートは、下位レイヤーの既存のPrimから値が取得されます。
Class
Primクラスを定義します。通常では、これは、よほどUSDを使い込んでない限りは必要ありません。
Only Define Missing Prims
Create Parent Prims とこのパラメータが有効な場合、このノードは、このレイヤー内で既存のPrimを再定義ではなくオーバーライドとして作成します。 Create Parent Prims が有効でこのパラメータが無効な場合、このノードは、すべての親Primが既に他のレイヤー内に存在しても再定義します。
以下のフィールドでは、@name
トークンを使用してPrimの現在の名前を参照したり、何か一連の文字列を表現するアスタリスク(*
)を含めたパターンマッチングを使用することができます。
New Name では、他にも選択内のPrimの位置を示した@index
トークンを使用することができます(例えば、選択した1番目のPrimの@index
は0
、2番目のPrimの@index
は1
となります)。
以下の例では、@name
や*
パターンを使用して名前の変更の挙動の違いを説明しています。
目的 |
Old Name |
New Name |
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古い名前を新しい名前と番号で置換する |
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接頭辞を追加する |
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接尾辞を追加する |
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接頭辞を置換する |
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Old Name
Operation が Rename Primitives の場合、ここには、古い名前のパターンマッチを設定します。
例えば、_left
で終わるすべてのPrimの名前が_right
で終わるように変更したいのであれば、 Old name に*_left
を、以下の New Name に*_right
を設定します。
New Name
Operation が Rename Primitives の場合、ここには、新しい名前のパターンマッチを設定します。
このフィールドでは、@name
は古い名前を意味し、@index
は選択内のPrimの位置を意味します(例えば、選択した1番目のPrimの@index
は0
、2番目のPrimの@index
は1
となります)。
例えば、選択したPrimの名前の後に_post
を追加したいのであれば、上記の Old Name に@name
を、 New Name に@name_post
を設定します。
Remove Empty Variants
Operation が Remove Primitives の場合、Primsを削除した後に残った空っぽのバリアントとバリアントセットを削除します。
Old Variant Set Name
Operation が Rename Variant Set の場合、選択されたPrims上のこの名前のバリアントセットの名前を New Variant Set Name に変更します。
New Variant Set Name
Operation が Rename Variant Set の場合、これは、選択されたPrims上の Old Variant Set Name にマッチしたバリアントセットの新しい名前です。
Variant Set
Operation が Remove Variant Set の場合、選択されたPrimsからこの名前のバリアントセットを削除します。
Reference, Payload, Inherit, Specialize コンポジションアークに関する情報は、USDコンポジションを参照してください。
References
Operation が Remove References で、これが有効な場合、選択されたPrimsから すべての リファレンスを削除します。
Payloads
Operation が Remove References で、これが有効な場合、選択されたPrimsから すべての ペイロードを削除します。
Inherits
Operation が Remove References で、これが有効な場合、選択されたPrimsから すべての “Inherit”リレーションシップを削除します。
Specializes
Operation が Remove References で、これが有効な場合、選択されたPrimsから すべての “Specialize”リレーションシップを削除します。