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概要 ¶
このノードを使って、いくつかのオプションをインタラクティブに切り替えることも時折しますが、エクスプレッションを使って他の入力(s)に基づいてどの入力を通過させるか計算させることの方が多いです。
複数入力の位置に基づいて、または、名前で入力を選択することができます。
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Choose Input が
By Index
の時、このノードの複数入力のコネクション内の入力の位置(0から始まって、左から右の順)で入力を選択します。-
パラメータエディタの下部にある入力リスト内のアイテムの隣りにある Move Upボタンをクリックすることで、これらの入力の位置を変更することができます。
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Select Input パラメータに記述したエクプレッションは整数を評価するようにしてください。
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Choose Input が
By Name
の時、入力の名前で入力を選択します。-
入力の名前を変更するには、パラメータエディタの下部にある入力リスト内の入力行の“Input Name”項目をクリックして、新しい名前をタイプしてEnterを押します。
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Input Name Default パラメータには、手動で名前が付けられていない入力に対して名前を生成するエクスプレッションが含まれています。 デフォルトのエクスプレッション(
opinput(".", @input)
)は、入力に接続されているノードの名前を使用します(これは、パラメータエディタの下部にある入力リスト内の“Input”項目で表示されている名前と同じです)。 -
Select Input フィールドに記述したエクスプレッションは、文字列を評価するようにしてください。
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Choose Input が
By Pattern Matching
の時、各入力にパターンを割り当てて、それらのパターンと Select Input 値を比較することで、入力を選択します。-
各入力にパターンを設定するには、このパラメータエディタの下部にある入力リストの“Match Pattern”項目をクリックします。
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このようなスタイルの入力選択は、コンテキストオプションまたは他のエクスプレッションが入力を駆動させる必要があるものの、単純に1対1の関係に準拠していない場合に役立ちます。
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Tips ¶
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Select Input フィールドの値が実際の入力に一致しなかった場合、このノードは 空っぽのステージ を出力します。 これは、警告もエラーも生成しません。
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Null LOPと同様に、このノードは入力と出力の間で同じステージオブジェクトを共有するので、エクスプレッションの評価が遅くない限りは、このノードを使っても実際にはパフォーマンスは悪くなりません。
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Select Input パラメータは、実際には3つの異なるパラメータになっていて、 Choose Input パラメータの値に基づいてどちらかのパラメータが表示されます。これは、そのパラメータのスクリプトを組む上で重要です。
パラメータ ¶
Choose Input
このノードが通過させる入力を決める方法を指定します。
By Input Index
Select Input にマルチ入力のコネクションの位置(0から始まって、左から右の順)を設定することで、入力が選択されます。
By Input Name
Select Input に入力名を設定することで、通過させる入力が選択されます。
By Pattern Matching
Select Input に各入力の Match Pattern と比較される値を設定することで、通過させる入力を選択し、入力は左から右に向かった順で評価されます。 その値にマッチしたパターンを持つ最初の入力が通過されます。
Select Input (integer)
Choose Input がBy Index
に設定されている時、通過させる入力のインデックス(このノードのマルチ入力のコネクションの位置。0から始まって、左から右の順)を設定します。
Select Input (string)
Choose Input がBy Name
に設定されている時、通過させる入力の名前を設定します。
Input Name Default フィールドのエクスプレッションは、入力毎にデフォルト名(デフォルトでは、入力に接続されているノードの名前)を計算し、
パラメータエディタの下部にある入力リスト内の入力行をクリックすることで、手動で入力の名前を変更することができます。
Select Input (string to pattern match)
Choose Input がBy Pattern Matching
に設定されている時、各入力のパターンと比較される値を設定します。
パラメータエディタの下部にある入力リストのMatch Pattern
項目をクリックすることで、各入力に関連付けるパターンを設定することができます。
Bad Input Response
無効な入力が Select Input パラメータに指定された場合のこのノードの挙動を制御します。
Output Empty Stage
空っぽのステージが出力され、接続されたすべての入力を無視します。
Warn And Output Empty Stage
空っぽのステージが出力され、接続されたすべての入力を無視します。 さらに、このノードで警告を出します。
Error
このノードでエラーを出すので、何も出力されません。
Clamp to Input Range
入力を整数インデックスで選択した時に、その値が0未満の場合、最初の入力が通過されます。 その値が入力の数以上の場合、最後の入力が通過されます。 入力を名前で選択した時に、指定した入力名が存在しなかった場合、最初の入力が通過されます。
Use Fallback Input
Fallback Input パラメータを使用します。 この Fallback Input も無効だった場合、これは常にエラーを出し、このノードから何も出力されなくなります。
Fallback Input (integer)
Choose Input がBy Index
且つ Bad Input Response がUse Fallback Input
の時、 Select Input (整数) に範囲外の入力インデックスが指定された場合に通過させる入力のインデックスを設定します。
Fallback Input (string)
Choose Input がBy Name
またはBy Pattern Matching
且つ Bad Input Response がUse Fallback Input
の時、 Select Input (文字列) に存在しない入力名が指定された場合に通過させる入力の名前を設定します。
Input Name Default
明示的に名前が指定されていない入力のデフォルト名を計算するエクスプレッションを入れてください。
このエクスプレッションで@input
ローカル変数($IIDX
は廃止)を使用することで、名前を計算する入力のインデックスを取得することができます。
デフォルトのエクスプレッション(opinput(".", @input)
)は、入力に接続されているノードの名前を使用します。