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概要 ¶
USDでは、Prim上にそのPrimの複数の バリアント を名前を付けて格納することができます。 バリアント毎に異なるアトリビュート、リレーションシップ、子Primsを持たせることができます。 別のレイヤー内でPrimを別のバリアントに切り替えることができます。 各Primは、指定した名前の バリアントセット 内に複数のバリアントのグループを格納することができます。 Pixar USD用語集のバリアントセットを参照してください。
このノードは、バリアントセット内の現在選択されているバリアントを切り替えます。 バリアントを作成するには、Add Variantノードを使用します。
Tips ¶
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指定した名前のバリアントセットが存在しなかった場合、このノードは、そのPrimを変更しません。
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指定した名前のバリアントセットが存在するものの、指定した名前のバリアントがそのバリアントセット内に存在しなかった場合、このノードは、そのPrim上の現行バリアント選択を クリア します。 これは、警告もエラーも生成しません。
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ランダムにバリアントを選択したい場合、 Choose Variant Name By Index を有効にします。 これは、このノードが名前の代わりに位置でバリアントを選択するように設定します。 次に、 Variant Name Index に
int(rand(0.1) * (N - 1))
(Nはバリアントの数、0.1
はランダムシード)のようなエクスプレッションを設定します。 -
バリアントセットまたはバリアント名を取得するパラメータでは、以下のローカル変数を使用することができます:
@numprim
このマルチパラメータインスタンスから影響を受けるPrimsの総数。
@prim
バリアント選択が設定されているPrimのインデックス。 この値の範囲は、マルチパラメータインスタンス毎に
0
から@numprim-1
です。@primpath
バリアント選択が設定されているPrimのパス。
@numvariantsets
現行Prim上のバリアントセットの数。
@numvariants
現行Prim上で選択されているバリアントセット内のバリアントの数。
パラメータ ¶
Number of Variants
1個のSet Variantノードで複数のバリアント選択を実行することができます。 作成したいバリアント選択の数をここに設定するか、または、プラスとマイナスのボタンを使ってバリアント選択を追加/削除します。
Primitives
このノードを動作させるPrim(s)。
Scene Graph Tree ペインからPrim(s)をこのテキストボックスにドラッグすることで、それらのパスを追加することができます。
または、このテキストボックスの隣にある 再選択ボタンをクリックすることで、ビューア内でPrim(s)を選択することができます。
他にも、この再選択ボタンを⌃ Ctrlクリックすることで、ポップアップツリーウィンドウからPrim(s)を選択することができます。
コレクション内のすべてのPrimsのマッチング(/path/to/prim.collection:name
)といった高度なマッチングには、プリミティブパターンを使用すると良いでしょう。
Choose Variant Set by Index
これが有効な時、名前の代わりに、アルファベット順でソートされたバリアントセットのリスト内のバリアントセットのインデックスを表現した数値を使ってバリアントセットを指定します。 乱数ジェネレータを使ってバリアントセットを選択するといったことをしたいのであれば、名前よりもインデックスでバリアントセットを扱う方が簡単です。
Variant Set
バリアントの選択元となるバリアントセットの名前。
Variant Set Index
Choose Variant Set By Index が有効な時、(Prim上のアルファベット順でソートされたバリアントセットのリスト内の)バリアントセットのインデックスを指定します。
Choose Variant Name by Index
これが有効な時、名前の代わりに、アルファベット順でソートされたバリアントのリスト内のバリアントのインデックスを表現した数値を使ってバリアントを指定します。 乱数ジェネレータを使ってバリアントを選択するといったことをしたいのであれば、名前よりもインデックスでバリアントを扱う方が簡単です。
Variant Name
インデックスでバリアントを選択しない場合、このパラメータには、指定したバリアントセット内で選択されるバリアントの名前を設定します。
この値が空っぽの文字列の場合、アクティブレイヤーで指定されている既存のバリアント選択すべてがクリアされます。
これによって、弱いレイヤーで編集されたすべてのバリアント選択オピニオンが“露出”するようになります。
この値に<block>
特殊文字列を設定した場合、明示的な空っぽのバリアント選択が作成され、弱いレイヤーからのすべてのバリアント選択オピニオンをブロックして、何もバリアントが選択されることなく、選択されたバリアントセットのままにします。
Variant Name Index
インデックスでバリアントを選択する場合、このパラメータには、アルファベット順でソートされたバリアントのリスト内で選択されるバリアントのインデックスを設定します。
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