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このCHOPは、チャンネルグラフのエリアを計算します。これは、チャンネルの積分計算やチャンネルの統合と同様のものです。
このCHOPは、各入力チャンネルのグラフを使い、グラフと水平0値線の間のエリアを計算します。 このCHOPは、 Start と End のインデックス間のエリアを検索します。デフォルトでは、全体のCHOP範囲です。
エリアは、すべてのサンプルのチャンネル値を加算することで計算され、 Start インデックスのサンプルから開始します。 負の値は、エリアを減少させます。エリアは、1ユニットにおけるサンプル数で割算されたユニットに変換されます。 累積値は、出力チャンネルに格納されます。
このCHOPは、ポイントのVelocity(速度)または加速度からそのポイントの位置を計算するのに特に役に立ちます。 入力がVelocityの場合、 1回目の 積分がそのポイントの位置を返します。 入力が加速度の場合、 2回目の 積分がそのポイントの位置を返し、 1回目の 積分がそのポイントの速度を返します。
1番目の入力には、積分されるチャンネルを含めます。
2番目の入力には、エリアをゼロにリセットするために使われます。 2番目の入力がゼロ以下である箇所のサンプルは、エリアがゼロにリセットされます。 Wave CHOPを2番目の入力に渡すと、そのAreaが半周期でゼロになります。
3番目の入力は、オプションのStart/Endの参照です。 接続した場合、Rangeページでパラメータを上書きし、1番目の入力のチャンネルを参照入力の開始および終了の間で 統合します。
パラメータ ¶
Area ¶
Order
使用する積分の順番を決定します。
First Constant
一回積分した後に結果全体に加算する定数。
Second Constant
二回積分した後に結果全体に加算する定数。
Third Constant
三回積分した後に結果全体に加算する定数。
Interval specifying the range to integrate over ¶
Unit Values
以下の Start または End のパラメータが絶対値なのか、チャンネルのStartとEndに対する相対値なのか決めます。
Start
エリアを計算する範囲の開始。
End
エリアを計算する範囲の終了。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
ローカル変数 ¶
C
現行チャンネルインデックス。
NC
チャンネルの合計数。
Examples ¶
Area with one input Example for Area channel node
このサンプルでは、1つの入力を使ったArea CHOPの使い方を説明しています。
Area CHOPの1番目の入力ソースチャンネルとして、Wave CHOPを使っています。
Area with two inputs Example for Area channel node
このサンプルでは、2つの入力を使ったArea CHOPの使い方を説明しています。
1個のWave CHOPをArea CHOPの1番目と2番目の入力に接続しています。
Area with three inputs Example for Area channel node
このサンプルでは、すべての3つの入力を使ったArea CHOPの使い方を説明しています。
1個のWave CHOPをArea CHOPの1番目にソースとして、2番目の入力に範囲修正として接続しています。 そして、もう1個のWave CHOPを3番目に接続して、Area CHOPの出力チャンネルの長さを修正しています。
See also |