このCHOPは、2番目の入力のワーピングチャンネル(Warp Curve)を使って、1番目の入力のチャンネル(Pre-Warp Channels)をタイムワープします。 Warp Curveは、以下で説明するように、レート制御またはインデックス制御のどちらかとして動作します。
Rate Control Methodでは、Warp CHOPに一定値1
を持つWarp Curveを接続すると、出力がPre-Warp Channelsと同一となり、
2つの入力は同じ開始-終了区間を持っていると見なされます。
つまり、レートが1
である箇所では、Pre-Warp Channelsはワープされません。
Warp Curveが1
より上の箇所では、アニメーションがスピードアップすることになります。
Warp Curveが1
より下の箇所では、アニメーションがスローダウンすることになります。
0
未満のレートでは、アニメーションが逆に進むことになります。
Index Control Methodでは、Warp Curveは1番目の入力へのインデックスとして動作します。
Warp Curveが(Unitsで)1
のスロープを持つ真っすぐなランプである場合、未ワープの出力チャンネルを生成します。
UnitsをSecondsに設定した場合、Warp Curve値が0
だと、0秒の箇所でPre-Warp Channelsの値を取得します。
Warp Curve値が2
だと、2秒の箇所でPre-Warp Channelsの値を取得します。
Warp CHOPは、Pre-Warp Channel入力と同じ数と名前のチャンネルを出力し、サンプルレートはPre-Warp入力のものと同じになります。 しかし、開始-終了時間の区間はWarp Curve入力と同じものを出力します。
Warp Curveを取得して、Rate Control MethodでWarp CHOPに直接渡す場合、同じ曲線をArea CHOPに渡した後にそれをIndex Control Methodで Warp CHOPへ渡すのと同じことです。
パラメータ ¶
Warp ¶
Method
使用するワープの方式。RateまたはIndex Control。
Stretch Indices To Channel Length
有効の場合、Warp Curveの最小および最大値がチャンネルの初めと終わりにマッピングされてワープします。
そうでなければ、Warp Curveは Pre-Warp Channelsに“現状どおりに”適用されます。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
See also |