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このCHOPは、(最大9つのキーに対して)キーボード入力を待ち、チャンネルデータを出力します。 このCHOPは、各キーの現行状態に対して単一フレームチャンネルを作成します。
Name フィールドにチャンネル名を入力し、それに相当する Key メニューを使用しているキーを選択します。
各キーのイベントは、次の順番でターゲットへのルートが決められます:
-
Inputフィールド(選択された場合のみ)。
-
CHOP(使用された場合のみ)。
-
その他諸々。
Intercept Mode ¶
Keyboard CHOPは、“Intercept”モード中にのみ使うことができます。 “Intercept”モードを有効化するには、Scroll Lockを有効にする必要があります。 テンキーを使用するには、Num Lockを有効にしなければなりません。
Note
Intercept Modeホットキーはデフォルトで無効になっています。 それを有効にするには、 HOUDINI_INTERCEPT_WITH_SCROLLLOCK 環境変数を設定する必要があります。 また、 Edit::Intercept Mode オプションを使用して有効にすることもできます。
Tip
プレイバーの現行フレームの背景は、Scroll Lockが有効のときはオレンジ色に変化します。
“Intercept”モードでは、Houdini Playbarはオレンジ色に変化し、全てのキーボード入力はあらゆるKeyboard CHOPにリダイレクトされます。 これは、Interceptが有効の間は(View状態キーボードショートカット、OPパラメータの編集、またはTextportの使用といった) 通常のキーボードショートカットにはアクセスできないという意味です。
MouseとKeyboard CHOPをPositionに、Record CHOPのActive入力をRecordチャンネルに接続することができます。
パラメータ ¶
Keyboard ¶
Name
選択されたキーをモニターするチャンネルの名前。空っぽの場合は、チャンネルは作成されません。
Type
キープレスがネットワークにどのように影響を与えるか。
Momentary
これは単純にキーの上下状態です。0が上で1が下です。
Toggle
これは、キーの状態を切り替えます。一度押すと(1)へ行き、再度押すと(0)に戻ります。
Count
これは、キーが押される度にチャンネル値を増加させます。Altキーも押される場合、チャンネル値は減少します。
Pulse
キーが押されると、1フレームパルスが生成されます。
Time
キーが長押しされた時間の長さを戻します。時間バーが再生されている時のみ動作します。
Key
有効なキーが数字の0から9、英文字のAからZ、テンキーの0から9である、Keyのセレクター。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
See also |