このCHOPでは、CHOPのグラフ内のCubicまたはBezierハンドルを直接操作して、チャンネルデータを編集することができます。
CHOPは、まず Tolerance 、 Start-End 範囲、Scopeチャンネルに基づいて、既存サンプル上に上手くフィットします。
CHOPの区間全体やサブ区間は、編集可能です。 スコープを使えば、編集するチャンネルを制限することができます。 スコープを変更すると、これまでの手修正が消失してしまいます。
グラフ内では、CHOP区間の両端にある塗り潰されたボックスを動かすことで、編集する区間を短くすることができます。
塗り潰されていないボックスは、補間曲線を編集するためのハンドルです。 それらのボックスのどれかを動かした瞬間、手修正を失なわずに開始-終了ハンドルまたはスコープを変更することはできません。 区間の変更や曲線の再編集を行なうには、再度 Compute Knots を有効にしてください。 編集区間を1つのサンプルへ短くして、単一のサンプルを編集することができます。
パラメータ ¶
Spline ¶
Type
使用するフィッティングカーブのタイプ。BezierまたはCubic。
Compute Knots
エラーやサブレンジの開始または終了を修正するときに、これを有効にしてノットを再計算してください。 そのノットに対する以前の変更は消去されます。 ノットに対して変更を加えると、このパラメータが無効になります。
Unit Values
以下にリストされた開始/終了パラメータが、絶対値であるか、それともチャンネルの開始および終了を基準にするかどうかを決定します。
Start
サブレンジの開始。
End
サブレンジの終了。
Tolerance
曲線をデータにフィッティングする時の誤差許容値。誤差許容値が小さいほど、元のデータの再構築がより正確に生成されますが、 使用する曲線セグメントも多くなるでしょう。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。