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このCHOPは、1番目(Position)の入力のチャンネルを取得し、変換して内部ストレージアレイに記録し、ストレージアレイをCHOP出力として出力します。 オプションの2番目(Active)の入力は、記録を有効/無効にするために使われます。
記録されている各フレームにおいては、Record CHOPは現行フレームでのPosition入力の値のみを使います。 Type は、入力値がどのように変換されるかを決定します。 あるケースでは、入力値は現状通りに記録されたり、スピードとして解釈されます。
Record が Auto Range に設定されると、Active入力が有効になり、Houdiniが再生し、あらゆる既存のストレージアレイがクリアされ、 Activeが無効になるまでPositionチャンネルが新しいストレージアレイに記録されます。 単一フレームの記録を生成するには、 Auto Rangeの記録中に⌃ Ctrlキーを長押ししてください。
MouseとKeyboardのCHOPはRecord CHOPのそれぞれのPositionおよびActive入力に接続することが多く、 キーボードキーを押すと有効になるマウスの動きからチャンネルの記録を実行します (Keyboard CHOPを参照してください)。
パラメータ ¶
Control ¶
Record
いつどうやって記録を行うか。
On
順再生しているときは常に記録する。
Add
既に記録済みのチャンネルに新しい入力を追加します。
Auto Range
Activeの有効/無効に基づいた区間を作成します。
Record Input
記録は、タイムスライスまたは単一フレームをサンプリングすることができます。
Interpolate
補間を使って紛失した入力サンプルをどのように計算するか。
Type
Position入力の解釈。
Raw
入力値に現状通り設定された出力値。
Raw Speed
入力の変更はスピードとして扱われます。0.5
の入力というのは、出力が時間単位で0.5ずつ増加することになります。
Position Offset
入力変更(x Gain A/B)は出力値に追加されます。これは、Activeが有効のときのみ実行されます。
Speed
入力変更(x Gain A/B)は、スピードの変更として扱われます。 Activeが無効のとき、スピードは0です。出力は、現行値 + スピード * タイムステップです。
Speed & Hold
Activeが無効のときにスピードが保持される以外は、Speedと同様です。
Record Output
記録は、単一フレーム、タイムスライス、またはフルアニメーション範囲を出力することができます。
Initial ¶
Position Offset
位置(CHOPの出力)に使用する初期値。
Speed
スピード(Speed Types)に使用する初期値。
Initialize
初期状態を上記の初期値に設定するためのコマンドメニュー。
Read
現行の内部状態を上記の初期値へ読み取るためのコマンドメニュー。
Limit ¶
Channels Per Limit
Limit Bへ切り替える前にLimit Aを使うための連続チャンネルの数。
Limit A/B
AおよびBを設定するための制限機能のタイプ。
Clamp
最小/最大値でクランプ(制限)し、保持する。
Loop
制限値において、最小/最大範囲の反対側の終点でチャンネルを継続します。
Zig Zag
制限値において、最小/最大範囲にチャンネルを跳ね返します。
Minimum A/B
チャンネルの最小値。
Maximum A/B
チャンネルの最大値。
Gain A/B
Position入力は、このゲイン係数によって乗算されます。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
See also |