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このCHOPは、スプリングに重りを取り付けられたような振動を入力チャンネルから作成します。
これは、各チャンネルに対して、実際の位置(前のフレームにおけるチャンネルの出力)から希望する位置(現行フレームにおける入力チャンネル)までの 距離からの影響を受けて、スプリングの端に重りが付いているかのように動作します。 距離(出力 - 入力)がゼロのとき、フォースがないので、動きもありません。
代わりに、 Input Effect がフォースの時、入力はスプリング/質量に対するフォースとして使われ、CHOPはこのフォースにスプリング/質量のフォースを
加えたものに対して反応します。
この場合、入力が0
のフォースの場合、質量が常に0
の値で安定します。
Damping(減衰) は、スプリングシステムがエネルギーを失なうように動作させるので、 Damping(減衰) が大きくなるほどすぐに静止するようになります。
この挙動は、ある一定値からシーケンス内の別の値に移るCHOPにそれを接続し、その一定値を色々と変えてみると、一番理解しやすいです。
パラメータ ¶
Spring ¶
Spring Constant
スプリングの強度を示す数。Spring Constantが大きければ、より大きい周波数振動が生成されます。
Mass
スプリングの端でのオブジェクトの質量。質量が重いほど生成される周波数の振動が少なくなり、振幅が大きくなり、減衰に対する抵抗力が大きくなります。
Damping Constant
スプリングの動作に適用される減衰(抵抗)の量。Damping Constantが高いほど、振動がより早く静止します。
Input Effect
入力チャンネルが位置とフォースのどちらを意味するかを決定します。
Initial Conditions From Channel
有効の場合、チャンネルの最初にある値から初期の位置と速度が計算されます。
Initial Position
スプリングに取り付けられた質量の初期位置。
Initial Speed
スプリングに取り付けられた質量の初期速度。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
ローカル変数 ¶
C
現行チャンネル数(0からNC-1)。
NC
チャンネルの合計数。
See also |