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このCHOPは、オーディオクリップをフィルタリングしてから、他のオーディオエフェクトを適用します。 適用される機能の順番は、以下の通りです:
-
Parametric Filter - 入力の任意の周波数範囲をフィルタリングします。
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Sideband Filter - (2番目の入力に含まれた)他のオーディオチャンネルのパワースペクトルで入力をフィルタリングします。
-
Pitch Shift - オーディオクリップのピッチを同じ持続時間を保持しながらシフトします。
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Echo Generator - オーディオクリップにエコーを追加します。
このCHOPは、リアルタイムでオーディオをフィルタリングするためにタイムスライスされることがありますが、タイムスライスモードではピッチシフティングは使用できません。
星印(*)がついたパラメータは、3番目の入力によってアニメーションさせても構いません。 これらのアニメーションチャンネルは、制御チャンネル名と同じ名前を付けなければいけません。
パラメータ ¶
Filter ¶
Center Frequency*
フィルターの中央周波数。
Bandwidth*
フィルターの帯域(単位は、オクターブ)。
Filter Gain*
フィルターの周波数範囲での音声は、Filter Gainによって乗算されます。
Pass Gain*
フィルターの周波数範囲での音声は、Pass Gainによって乗算されます。
Filter Shape*
フィルターの形状。ゼロはボックス、.5
は三角形、1
はGaussianです。
Filter Dropoff*
フィルター形状のドロップオフ係数。
Sideband ¶
Sideband Filter
側波帯フィルタリング時に使う方式。
Filter Type
側波帯フィルターのパワースペクトルは、周波数を向上させるとき(Sideband Pass)もしくはそれを除去するとき(Sideband Stop)に使うことができます。
Sideband Gain
側波帯フィルターのゲイン。
Base Gain
チャンネルのベースゲイン。
Sideband Effect
フィルターの周波数効果。
Pitch ¶
Octave Shift*
オーディオピッチを上下にシフトします。オクターブで表現します。
Pitch Chunk
Octave Shift が再サンプルするときのチャンクサイズ。正しいピッチが見つかった時の音声を微調整するのに使われます。
Echo ¶
Pre Echoes
音声が発生する前に生成するエコーの数(自然ではありません)。
Pre Echo Delay
エコー間の時間の量。
Pre Echo Dropoff
第1プリエコーの音声量の強さ(他のプリエコーは、同じ要因によって減少します)。
Post Echoes
音声が発生した後に生成するエコーの数。
Post Echo Delay
Pre Echo Delayと同様。
Post Echo Dropoff
Pre Echo Dropoffと同様。
Remainder
CopyまたはTrigger CHOPのRemainderパラメータを参照してください。
Digital ¶
Filter Chunk
パラメータのおよび側波帯フィルタ用に一度で処理する入力のサンプル数。
Chunk Overlap
チャンクをオーバーラップさせる量。
Chunk Discard
破棄するチャンクの量。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
ローカル変数 ¶
I
現行インデックス。
C
現行チャンネル(0からNC-1)。
NC
チャンネルの合計数。
See also |