このCHOPは、アナログ/デジタル・オーディオポートから音声入力を受け取ります。 タイムスライスされた音声データを常に出力します。 もしデータを記録したい場合は、Record CHOPを使います。
Note
CD-ROMを使用した音声CDからの音声の受け取りには対応していません。 その代わり、Audio-inポートから音声をフィードします。
パラメータ ¶
Audio ¶
Audio Source
聴くオーディオポートを選択する。
Microphone
アナログマイクロフォンポートを聴く。
Line
ポートのアナログラインを聴く。
Digital
デジタルポートを聴く。
Audio Format
モノ、ステレオ、または4チャンネルモードを選択します。 4チャンネルモードは全てのシステムで使用できるわけではありません。 またこのパラメータは、チャンネルがいくつ作成されるか(1、2、4個)も決定します。
Use Global Sample Rate
有効の場合、音声はシステム入力サンプルレートでサンプリングされます。 それ以外では、隣のパラメータでシステム入力サンプルレートを変更することができます。
Note
これは、音声システムを使用している他のアプリケーションの邪魔になることがあります。 実際のチャンネルサンプルレートは、このパラメータではなく Channel タブの Sample Rate パラメータで設定されます。 これら2つのサンプルレートは、異なるものでも可能です。 音声は、チャンネルサンプルレートまで再サンプリングされます。
Input Sample Rate
音声入力システムのサンプルレート。
Record Queue
入力でバッファする音声の秒数。 入力音声は、この時間によって遅延します。 バッファが大きいと、遅くクッキングすることができます。バッファが小さすぎる場合、音声が途切れたりとんだりします。
Levels ¶
Channel 1-4
各チャンネルは、あらゆる係数で別々にスケールすることができます。
Input Attenuation
このパラメータは、音声システムハードウェアの入力減衰を制御し、テープレコーダーの“record level”に相当します。 一番低い記録レベルは0で、一番高い記録レベルは1です。 もし音声が+-1で抑えられていることに気付いた場合、この値を低くしてください。
Channel ¶
Channel 1-4 Name
音声チャンネルの名前。
Sample Rate
音声チャンネルのサンプルレート。 これは、音声入力のサンプルレートと異なることがあります。 入力音声は、CHOPのサンプルレートまで再サンプリングされます。
Extend Left, Right
音声チャンネル用の拡張条件。
Default Value
'Default Value' 拡張条件用のデフォルト値。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
See also |