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このCHOPは、入力CHOPのアトリビュートを追加、削除、更新します。 現在のところ、“quaternion”というアトリビュートしかありません。 このアトリビュートタイプは、回転チャンネルの3成分(rx,ry,rz)をまとめてグループ化するのに使います。
個々のX、Y、Z回転に対する補間で、滑らかな結果を生成しないので、時折、回転を一緒にグループ化する必要があります。 最短パスで回転させるには、クォータニオン補間が必要になることが多いです。
再サンプリングやブレンドといった操作は、回転の3成分を“quaternion”アトリビュートと認識します。 これは、“球状の線形補間”を使用している回転チャンネルをブレンドまたは再サンプリングします。 通常の補間が生成するブレンディング結果は貧弱ですが、クォータニオンブレンドは2つの回転のセット間で最短の回転パスを生成します。
そのアトリビュートを使用するCHOPのSequence CHOPやComposite CHOPを参照して下さい。
Object、Stretch、ResampleなどのCHOPでは、quaternion
アトリビュートを内部で使っていることがあります。
グループ化されるチャンネルを指定するには、 Scope が必要です。
Standard Options and Local Variables ¶
Scope ¶
どのチャンネルがX、Y、Z回転なのかを選択します。 チャンネルは、直接タイプ入力するか、ワイルドカードを使って指定することができます。 選択したX、Y、Z回転の数が合致しない場合、エラーが発生します。 例:
*r[xyz]
パラメータ ¶
Quaternion ¶
Function
アトリビュートに対して実行する機能:
Pass Through
アトリビュートをそのままにします。
Replace
以前のアトリビュートを消去し、新しいアトリビュートと置換します。
Append
以前のアトリビュートを保持し、新しいアトリビュートと結合させます。 チャンネル上の既存アトリビュートに上書きしようとすると、エラーが発生します。
Remove
スコープしたチャンネルのアトリビュートを全て除去します。
Rotate Order
回転3成分の回転順を設定します。
Scope
どのチャンネルがX、Y、Z回転なのかを選択します。
チャンネルは、直接タイプ入力するか、ワイルドカードを使って指定することができます。
選択したX、Y、Z回転の数が合致しない場合、エラーが発生します。
例:*r[xyz]
。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。