Gestureは、1番目の入力のショートセグメントを記録し、3番目の入力からのビートに合わせてこのセグメントをループします。 2番目の入力は、“listen”入力を定義します。
“listen”入力の1番目のチャンネルが0を超えた時、Gesture CHOPは1番目の入力のチャンネルを記録し始めます。 “listen”がオンの間は、入力チャンネルは現状のまま出力されます。 “listen”がオフになると、記録されたチャンネルのセグメントが処理(トリムおよびブレンド)されます。 “listen”がオフの間は、記録されたセグメントは連続的にループされます。
“beat”入力には、Beat CHOPおよびMIDI In CHOPによって生成されたものと同様の単一周期の0-1ランプチャンネルを指定してください。 “listen”チャンネルには、単一の0-1有効/無効チャンネル(すなわち、Keyboard CHOPまたはLogic CHOP)を指定してください。
Gesture CHOPは、“listen”がオンの時のビートの数を決定します。これは、ループの周期を定義します。 ビート周波数が変化すると、その周期もそれに合わせて変化します。
“beat”入力は、 Fit Method が'None'に設定された時のオプションです。 この場合、記録されたセグメントは、記録された長さに等しい周期でループバックされるようになります。
ローカル変数はありません。
パラメータ ¶
Gesture ¶
Fit Method
記録されたセグメントをビートに合わせる方法を決定します。
None
ビートは使われません。フルセグメントが記録およびループされます。
Stretch To Beats
フルセグメントが記録され、ビート周期へストレッチされます。
Trim To Beats
セグメントの開始および終了に最も近くにあるビートが選択され、インターバルを満たすためにセグメントがトリム、シフト、補間されます。
Fit To Beat
記録されたセグメントのスパンを自動的に決定または一定値で固定できるビート数。
Auto Fit
最も近くにあるビート数に合わせます。
Auto Fit to Multiple of Beats
'Number Of Beats'パラメータの倍数(すなわち、2の場合: 2,4,6,8,10…)である限り、最も近くにあるビート数に合わせます。
Auto Fit to Power of 2 Beats
2の累乗(2, 4, 8, 16, 32…)である最も近くにあるビート数に合わせます。
Fit to Fixed Number of Beats
以下で指定された固定ビート数に合わせます。
Number Of Beats
記録されたセグメントと合うような固定されたビートの数。
Blend Region
どのくらいの記録されたセグメントをブレンド領域として使うか。 ブレンド領域は、セグメントの開始を終了へブレンドするのに使われ、シームレスなループが生成されます。
Listen Blend
“listen”がオンまたはオフの時、急な変化が起きることがあります。 このブレンド領域は、それらを滑らかにします。
Interpolate Samples
有効の場合、スケーリングが発生したときに記録されたサンプルは補間され、 それ以外は最も近接のサンプルが選択されます。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
See also |