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このCHOPは、入力チャンネルの全てのトリガーに対してオーディオスタイルのattack/decay/sustain/release (ADSR)エンベロープを追加します。 トリガーポイントは、1番目の入力のチャンネルがトリガー閾値よりも増加するたびに発生します。
エンベロープは、delay、attack、peak、decay、sustain、releaseという6つの主要なセクションで構成されています。
閾値に到達した時から、チャンネルの値がrelease閾値より上にある間は、遅延、アタック、ピークホールド、減衰して、sustain値を保持する間、
エンベロープはそのsustainフェーズにあります。その後、エンベロープは0
まで減退します。
peakおよびsustainレベルは個々に設定することができますが、peakがsustainより小さくなることはありません。
入力を接続していなくても、一つのフルエンベロープが生成されます。
パラメータ ¶
Trigger ¶
Release = Trigger Threshold
有効の場合、トリガーおよびrelease閾値が同じになります。
Trigger Threshold
トリガー閾値(上記参照)。
Release Threshold
release閾値(上記参照)。
Re-trigger Delay
新しいトリガーが発生するかもしれないトリガーポイントよりも後の時間の量。
Min Trigger Length
トリガーがアクティブなままになる最短時間。
Trigger On
トリガー閾値を通過しているときに、増加しているスロープ、あるいは減少しているスロープ上でトリガーが発生するかどうかを決定します。
Attack ¶
Delay Length
トリガーポイントの後でエンベロープを遅延させる時間の量。
Attack Length
ゼロからpeakレベルまでの上昇時間の量。
Attack Shape
attackランプの形状。
Peak Level
peakレベル。
Peak Length
peakの時間の長さ。
Sustain ¶
Decay Length
peakレベルからsustainレベルまでのdecay時間の量。
Decay Shape
decayランプの形状。
Sustain Level
sustainレベル。このレベルは、releaseポイントが到達されるまで保持されます。
Release Length
sustainレベルからゼロまでのrelease時間の量。
Release Shape
releaseランプの形状。
Chan ¶
Channel Name
入力を接続していないときのチャンネル名。
Sample Rate
入力を接続していないときのサンプルレート。
Complete Envelope
有効の場合、各トリガーポイントに対して完全なエンベロープが生成されます。 無効の場合、エンベロープはreleaseポイントによっていつでも終了します。
Remainder
区間の端にサンプルを残すためにすること。
Discard Remainder
出力区間 = 入力区間。
Make Output Longer
エンベロープが未終了の場合、出力の方が長くなります。
Mix Remainder to Beginning
サンプルに対して余りを開始時に追加します。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
ローカル変数 ¶
C
現行チャンネル(0からNC-1)。
NC
チャンネルの合計数。
See also |