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Blend CHOPは、入力1のブレンディングチャンネルのセットを使って、入力2、3などにある2つ以上のCHOPを結合します。 ブレンディングチャンネルは、異なる強さのCHOPをCHOPの出力に寄与させます。 このCHOPはBlend SOPのように動作します。
入力1は、残りの入力用のブレンドウェイトチャンネルを含み、制御入力として動作します。 その中には、入力2や入力3などへ入ってくるブレンドされた各CHOP用のチャンネルが1つあります。
入力1の1番目のチャンネルは入力2のブレンドウェイトで、入力1の2番目のチャンネルは入力3のブレンドウェイト、といった感じになります。 入力1には、入力1以外の入力と同じ数のブレンドチャンネルがあるはずです。
CHOPの出力のインターバルは、入力1のインターバル(ブレンドチャンネル)です。
もし順方向の入力2がポーズである場合、拡張条件を使用することでCHOPがポーズ間でブレンドするので、受容可能です。
Difference Methodのメリット ¶
各ブレンド入力は、その他の効果を減少させることなく結果に影響を与えます。 Blendを1より大きく設定するとそれぞれの入力を誇張することができ、負の値を使うこともできます。 全てのブレンドチャンネルが0の場合、どのブレンドチャンネルも0から離れるので、スムーズに移行します。
パラメータ ¶
Blend ¶
Method
ブレンドする方法。
Proportional
各ブレンドソースは、ブレンドウェイトに応じて結果に貢献します。 ブレンドウェイトの合計が1にならない場合、1になるようにスケールされます。
Difference
入力2は常に“base”で、これはBlend CHOPのデフォルトの挙動です。 その他全ての入力用にブレンドチャンネルがあり、それらが全て0のとき、baseになります。 もしブレンドチャンネルの1つが1でその他が0の場合、出力はそのブレンドチャンネルに相当する入力と同じになります。
Omit First Weight Channel
Differencing 方式を使用しているとき、base入力用のウェイトチャンネルは何の効果もありません。 そのため、このオプションが有効の場合、チャンネルは省略されます。
Rotation Blending
回転チャンネルは、オイラー角として扱われるときはうまくブレンドせず、線形ブレンディングでは、フリップや奇妙な回転が起こり得ます。 その代わり、オイラー回転角ではなく最短パスブレンディングを使うと、方向を正しくブレンドすることができます。
Euler
回転チャンネルは、その他のチャンネルのようにブレンドされます。
Shortest Path (Linear)
2つの入力は、最短パス回転ブレンディングを使ってブレンドされます。 3つ以上のブレンド入力を接続した場合、 Fast Linear を使用してください。
Shortest Path (Fast Linear)
最短パス回転ブレンディングを使用している時、複数の入力が一緒にブレンドされます。
Use Rotation Hint
回転ブレンドが Shortest Path に設定されていて、オイラー角を再作成する時に回転ヒントを指定することができます。 このヒントは、オイラー角の開始値を修正するため、回転ヒントに近くなります。 無効のとき、ヒントは無視され、オイラー角は計算された値から変更されません。
これは、同じネットワーク内にある多くのCHOPが回転を伴って動作しているときに役立ち、 これら全てのCHOPは、オイラー角を同様に保つために同じ値で設定された回転ヒントを持つことができます。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
Examples ¶
See also |