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Since | 17.0 |
概要 ¶
このノードは、各入力の個々のチャンネルの平均のウェイトを使って、それらの入力間をブレンドします。 また、形状間のポイントカラーとテクスチャ座標を補間します。
How to ¶
To... | Do this |
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例その1: 基本的なブレンドシェイプのセットアップをする。 |
この手順では、ソースシェイプがターゲットシェイプにモーフィングする効果を作成するブレンドシェイプのセットアップ方法について説明しています。
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例その2: ブレンドシェイプにペイントマスクとマスクブレンドを使用する。 |
この手順では、2個のブレンドシェイプと2個のペイントマスクをセットアップし、次に、 Scale From Attribute マスクと blend スライダを使用して、膨張/収縮させたいペイント領域でソースシェイプからターゲットシェイプにモーフィングする効果を作成する方法について説明しています。
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パラメータ ¶
Group
ブレンドする入力ジオメトリのサブセットを指定します。
Group Type
指定した Group 内にあるジオメトリのタイプを設定します。 これを Guess from Group 以外に設定した場合、そのグループ内のすべてのジオメトリがその指定したタイプでなければなりません。
Selection Index
処理する選択を生成する時に使用する入力を指定します。
Differencing
有効にすると、1より大きいまたは0未満のウェイトでブレンドした時に形状がオーバースケールするように、オブジェクト間のブレンドを誇張します。
Cache Input Deltas
有効にすると、入力ジオメトリに変化がない場合(例えばブレンドウェイトのみが変化している場合)には、アトリビュート間の差分を計算してキャッシュ化することで、それ以降のクックを高速化することができます。
このパラメータは、 Differencing が 有効 な場合にのみ利用可能です。
Treat Packed Primitives As Shapes
有効にすると、入力のパックプリミティブが入力シェイプとして扱われます。
各パックプリミティブで使用されるウェイトは、その入力内のweight
という名前の浮動小数点アトリビュートから取得され、
該当する Blend パラメータの値で乗算されます。
weight
アトリビュートは本来ならPrimitiveアトリビュートなのですが、ここでは該当するパックプリミティブのPoint/Vertexアトリビュートを取得することができます。
weight
アトリビュートが入力上のDetailアトリビュートだった場合、その単一値がすべてのパックプリミティブに使用されます。
Treat Packed Primitives From First Input As Shapes
有効にすると、1番目の入力のパックプリミティブがシェイプとして扱われます。 この設定は、1番目の入力のすべてのプリミティブが パック されている場合にのみ効果があります。 そうでない場合、この設定は無視されます。 無効にすると、1番目の入力のすべてのジオメトリが1番目のシェイプとして扱われるようになります。
このパラメータは、 Treat Packed Primitives As Shapes が 有効 な場合にのみ利用可能です。
One Blend Weight Parameter per Packed Primitive
有効にすると、パックプリミティブが入力として扱われている場合に、各ブレンドウェイトのパラメータが各入力パックプリミティブに呼応します。
無効にすると、各ブレンドウェイトのパラメータが実入力とその実入力のすべてのパックプリミティブに呼応します。
どちらの場合でも、weight
アトリビュートが存在すれば、各値がそれに該当するブレンドのパラメータ値と乗算され、各パックプリミティブの実際のウェイトが決まります。
このパラメータは、 Treat Packed Primitives As Shapes が 有効 な場合にのみ利用可能です。
Attributes
補間するアトリビュートの名前/パターンをスペースで区切ったリストを指定します。
このリストに合致しないアトリビュートは、滑らかに補間されずに入力値の整数部が変わった時に即座に切り替わります。
デフォルトの*
値は、すべてのアトリビュートを補間します。
Point ID Attribute
(文字列または整数の)Pointアトリビュートの名前を入力すると、このノードは、そのアトリビュートの値を使って、異なる入力間のポイントをマッチングします。
例えば、id
を使用すると、一部のパーティクルが削除されてもパーティクルポイントを一致させることができます。
このフィールドが空っぽの場合、または、指定したアトリビュートが存在しない場合、このノードは、ポイント番号を使ってポイントのマッチングを行ないます。
Primitive ID Attribute
(文字列または整数の)Primitiveアトリビュートの名前を入力すると、このノードは、このアトリビュートの値を使って、異なる入力間のプリミティブ(例えば、ボリューム)をマッチングします。
例えば、name
アトリビュートを使用すると、ボリュームの順番を変更しても流体システム内のボリュームに一致させることができます。
このフィールドが空っぽの場合、または、指定したアトリビュートが存在しない場合、このノードは、プリミティブ番号を使ってプリミティブのマッチングを行ないます。
Voxel Blend
ボリューム/VDBs間でボクセルデータをブレンドする方法を決めます。
None
ボリュームデータをブレンドしません。
By Grid Index
これらのボクセルは、(空間的な位置ではなくて)絶対ボクセル数でマッチングが行なわれるので、まったく同じサイズのボリュームに合致します。
By Voxel Position
これらのボクセルは、空間的な位置でマッチングが行なわれます。片方のボリュームのグリッドは、もう片方のボリュームが包含されるように拡張されます。 これによって、グリッドの解像度が変わってしまうことがあります。
Interpolate Rotation of Normals, Quaternions, and Transforms
有効にすると、法線、クォータニオン、トランスフォーム、プリミティブトランスフォームとしてマークされたアトリビュートを滑らかに遷移させるために、球状線形補間を使用します。 無効にすると、すべてのブレンドがコンポーネント単位になります。つまり、入力が変わると、遷移が急変化してしまうことがあります。
Blend Masking
ブレンドに使用するマスクの挙動を決めます。
None
マスクなし。オブジェクト全体に対して単一のブレンドウェイトを Blends スライダから設定します。
Set From Attribute
個々のポイントに対して、指定したアトリビュートからブレンドウェイトを選択します。
Scale From Attribute
個々のポイントに対して、指定したアトリビュートからブレンドウェイトを選択し、 Blends スライダ値でそのブレンドウェイトをスケールさせます。
Blend Mask Attribute
ブレンドのローカルウェイトを示すのに使用されるアトリビュートの名前を指定します。 このマスクは、指定した名前のアトリビュートと同じクラスのアトリビュートに影響を与えます。 このマスクアトリビュートが入力上に見つからなかった場合、代わりにその入力の Blends スライダ値によってアトリビュートがブレンドされます。
From Each Input
入力毎にマスクアトリビュートを読み込んで、それを入力毎に適用します。
From First Input
1番目の入力からマスクアトリビュートを読み込んで、それをすべての入力に適用します。
Update Channel Names From Inputs
現在の入力ノードとそれらの名前に基づいて Blends マルチパラメータを更新します。
Blends
ジオメトリ入力(ブレンドシェイプターゲット)の寄与度の割合を制御するマルチパラメータ。
Per-Blend Mask Options
ジオメトリ入力毎にマスクの挙動を決めます。 カスタム入力の Mask フィールドとアトリビュートオプションを使用して、スライダ毎にカスタムマスクアトリビュートを指定します。
No Mask スライダ値を使用し、デフォルトマスクを無視します。 |
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Default Mask 上記で設定したデフォルトマスクを使用します。 |
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Custom Mask From This Input この入力に対して、カスタムのマスクの挙動とアトリビュートを設定します。 |
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Custom Mask From First Input この入力に対して、カスタムのマスクの挙動とアトリビュートを設定します。 |
Examples ¶
BlendColors Example for Blend Shapes geometry node
このネットワークでは、Blend Shapes SOPを使って、あるジオメトリのカラーを他のジオメトリのカラーに変化させています。
Blend Shapesに接続した入力が、モーフィーングの対象になります。
Blend Shapes SOPは、指定したアトリビュートすべてを補間します。この場合では、複数の入力間の“Cd”を補間しています。
アニメーションを再生して、その効果を確認してください。
PolyBlend Example for Blend Shapes geometry node
Blend Shapes SOPを使って、入力ジオメトリから形状とアトリビュートをブレンドしています。
この場合では、3つの入力を変形する対象としてBlendShapes SOPに接続して、DifferencingとBlend Positionオプションにチェックを付けています。
ブレンド値が特定の効果を出すようにキーフレームしています。アニメーションを再生して、その結果を確認してください。
See also |