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概要 ¶
このノードは、繋がったポリラインの平面グラフから指定した距離でオフセットしたジオメトリを構築します。 ポリラインのアウトライン、またはポリゴンサーフェスを生成することができます。
これは、繋がったポリラインから道路のジオメトリを生成するのに役立ちます。
現在のところ、このノードは、単に空間的に重なっているポリラインを処理できません — つまり、ポリラインは、結合されたポイントで繋がっている必要があります。 CurvesectやFuseのようなツールを使用して、入力ジオメトリをセットアップする必要があります。
このノードは、 Offset Curves と Offset Surfaces を出力する時に、生成されたジオメトリにPointアトリビュートを設定し、さらに、 Offset Surfaces を出力する時にPrimitiveアトリビュートも設定します。
このノードは、入力からまっすぐな骨組を計算するために、その入力とその凸ハルの三角形分割の構築を試みます。 この段階で問題があれば 三角形分割の処理に失敗した エラーが発生します。 この失敗のよくある原因は、重なったカーブ、重複ポイント、縮退凸ハルを持った図形です。
このノードは、骨組計算で直面した他の問題を 崩れたポリゴンの不良箇所 または 無限ループ検出によって無視されたX反転イベント の報告で警告を出すことがあります。 2番目の警告は1番目の警告の結果であることが多いです。 これらの警告は、通常ではアルゴリズムの実行中に切り捨てられた数値問題を意味し、 Coincidence Tolerance を増減または入力のスケールを変更することで、その問題を軽減できることが多いです。
Tips ¶
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スケルトンの計算はサイズに敏感です。乱れが発生した場合は、 Coincidence Tolerance の変更、またはジオメトリのスケーリングを試してください。おおよその目安では、交差が外れたことが問題であると思われる場合、 Coincidence Tolerance を大きくし、プリミティブの不足が問題であると思われる場合は、この値を小さくする必要があります。
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スケルトンの計算は、不均一な Inside Scale または Outside Scale を使用する時に、平行なエッジにより敏感です。乱れが発生した場合は、 Parallelism Tolerance の値を上げてみてください。
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Offset Surfaces を生成すると同時に作成されるオプションの Edge Distance Attribute を使用して、“屋根を上げる”ことができます。平面の法線方向にこの量だけ出力を移動させると、屋根のようなジオメトリが生成されます。不均一なオフセット、つまり、ローカルのスケールアトリビュートを使用した時は、まず最初にその値をオプションの Edge Speed Attribute で分割する必要があります。
パラメータ ¶
Group
エッジが入力平面グラフを形成するプリミティブ。これを空っぽのままにすると、すべての入力ジオメトリが使用されます。
2D Positions
ノードが、ジオメトリの3Dポイントの位置をどのように2Dに変換するかを設定します。
Fit Plane
ポイントの3Dの位置に最も一致する仮想平面上にポイントを投影します。
Select Projection Plane
投影先となる平面を手動で指定します。
Plane Origin
2D Positions が Select Projection Plane の場合、ポイントの投影先となる平面の原点。
Plane Distance
2D Positions が Select Projection Plane の場合、投影平面と Plane Origin 間の Plane Normal 方向に沿った距離。
Plane Normal
2D Positions が Select Projection Plane の場合、投影平面の向きを制御するベクトル。
Output
生成するオフセットジオメトリのタイプ。
Offset curves
ポリゴンカーブのアウトラインを生成します。
Offset surfaces
ポリゴンサーフェスを生成します。
Offset
新しいジオメトリのエッジを、元のカーブからどのくらい離してオフセットするかを設定します。
Divisions
実行するオフセットの数。1
より大きい数では、オフセット距離を均一間隔の複数のアウトラインに分割します。
Side Determination
どちら側のエッジが入力グラフの内側と外側を表現しているのか決定する方法。
Vertex Order
エッジを参照しているプリミティブの頂点順が、どちら側のエッジを内側または外側と見なすのか決定します。
Simple Reachability
一番外側の閉じたエッジループを使って、平面を外側と複数の内側に分ける単純な方法。あれば、その外側がそれらの内側から分かれます。
Alternating Reachability
平面を外側と内側に入れ子で分ける方法。一番外側のエッジループは、あれば、その外側がそれらの内側から分かれます。 2番目に外側の閉じたエッジループは、あれば、それらの内側が埋め込まれた外側から分かれます。 3番目に外側の閉じたエッジループは、あれば、それらの埋め込まれた外側が、さらに埋め込まれた内側から分かれます。といった具合になります。
Output Inside
(閉じたループの内側で)内側にオフセットしたジオメトリを生成します。
Output Outside
外側にオフセットしたジオメトリを生成します。
Keep Input Geometry
出力に元のカーブを含めます。デフォルトはオフです。
Split Offset Curves To Omit End Caps
デフォルトでは、生成されたオフセットカーブは、ぶら下がっているエッジで周回します。 このオプションを有効にすることで、そのようなオフセットカーブを複数のプリミティブに分割して、それらの両端の蓋を削除します。
Local Attributes ¶
ローカルアトリビュートを使用して、各エッジのオフセットをスケールすることで、不均一にオフセットされたジオメトリを生成することができます。
不均一にオフセットされたレベルのカーブを生成する時、異なる分割レベルに対して重複したオフセットを取得することができます。
Inside Scale
このアトリビュートの値で各エッジの内側オフセットをスケールします。 Vertex,Point,Primitiveアトリビュートを使用することができます。プラスでない値は無視され、1の値と見なされます。 Outside Scale を指定しなかった場合、このアトリビュートは外側オフセットにも使用されます。 その値は、隣接した同一直線上のエッジで平均化されます。
Outside Scale
このアトリビュートの値で各エッジの外側オフセットをスケールします。 Vertex,Point,Primitiveアトリビュートを使用することができます。プラスでない値は無視され、1の値と見なされます。 Inside Scale を指定しなかった場合、このアトリビュートは内側オフセットにも使用されます。 その値は、隣接した同一直線上のエッジで平均化されます。
Create Output Groups
内側と外側のジオメトリに対して、グループを作成します。
Inside Group
(閉じたループの内側で)生成された内側のジオメトリを、このグループ内に配置します。
Outside Group
生成された外側のジオメトリを、このグループ内に配置します。
Edge Distance Attribute
Output が Offset Surfaces の場合、各頂点を生成した元のポリラインからの各頂点の距離で、このVertexアトリビュートを作成します。
Edge Speed Attribute
Output が Offset Surfaces の場合、それを生成した元のポリラインの伝搬速度で、このPrimitiveアトリビュートを作成します。これは、ローカルの Inside Scale または Outside Scale のアトリビュートを使用しなかった時は1になります。
Coincidence Tolerance
2D投影でこの距離内にあるポイントを同一とみなします。
Parallelism Tolerance
このお互いの角度(単位はラジアン)内にあるラインを平行とみなします。
Cache Straight Skeleton
計算された2Dグラフをキャッシュ化して、パフォーマンスを向上させます。
Recompute Point Normals
(ポイント法線が存在する場合)ポイント法線を再計算します。
See also |