このノードは、ボリュームをグレースケール、法線、モーションベクトルのどれかのビジュアライゼーションモードに変換することができます。 他にも、ボリューム密度、ディフューズカラー、発光カラー、シャドウ、ビューポートレンダリング品質(ある程度の帯状の乱れに効果があります)を調整することができます。
Tip
Volume Visualization SOP や Pyro Bake Volume SOP と比較して、このノードも似たようなものですが、コントロールがシンプルになっています。 これら2つのノードで提供されていないものは、グレースケール変換、法線/モーションベクトルのビジュアライゼーションモード、コンポーネント単位のカラースケーリング、ビューポートレンダリング品質調整です。
Note
このノードは、 Labs Volume Detail Attributes SOP の代わりとなり、その Labs Volume Detail Attributes SOP はHoudini20で削除されます。
パラメータ ¶
Mode
全体のビジュアライゼーションモード。
Adjust Colors : デフォルトのビジュアライゼーションモード。
Visualize Normals : 法線ビジュアライゼーションモードで、密度の影響を受けます。volvis_normals
Detailアトリビュートを1に設定します。
Visualize Motion Vectors : モーションベクトルビジュアライゼーションモードで、密度と発光の影響を受けます。volvis_motionvec
Detailアトリビュートを1に設定します。
Convert to Greyscale
ディフューズカラーと発光カラーをグレースケールに変換する方法。 相対輝度係数は、人間の視覚の分光ウェイトを示します。 Rec.709規格は、Rec.601規格よりも新しいですが、どちらもまだ広く使われています。 これらの規格の違いはかなり複雑です。使用すべき規格が分からないのであれば、デフォルトのRec.709を使用すると良いでしょう。
Do Not Convert : 変換を行ないません。
Using Rec.709 Relative Luminance Coefficients : Rec.709相対輝度係数(Y = 0.2126 R + 0.7152 G + 0.0722 B)を使用して変換を行ないます。
Using Rec.601 Relative Luminance Coefficients : Rec.601相対輝度係数(Y = 0.299 R + 0.587 G + 0.114 B)を使用して変換を行ないます
Using Custom RGB Weighted Sum : 独自のRGBウェイトを使用して変換を行ないます。これらのウェイトは正規化されずにそのまま使用されます。デフォルトのウェイトはRec.709相対輝度係数と同じになっています。
R Weight
赤の値がグレースケール値に寄与する度合い。
G Weight
緑の値がグレースケール値に寄与する度合い。
B Weight
青の値がグレースケール値に寄与する度合い。
Density Multiplier
煙の密度を調整します。density
ボリュームがこの値で乗算されます。
Shadow Multiplier
シャドウの強度を調整します。volvis_shadowscale
Detailアトリビュートがこの値で乗算されます。
Diffuse Color Multiplier
煙のカラーを調整します。
Cd
Primitiveアトリビュート、Cd
ボリューム、volvis_cdramp
Detailアトリビュートがこの値で乗算されます。
Diffuse Scale Multiplier
全体の煙のカラー強度を調整します。 Diffuse Color Multiplier は、内部的にこの値で再び乗算されます。
Emit Color Multiplier
発光カラーを調整します。
scatter
ボリューム、Ce
ボリューム、volvis_emitcdramp
Detailアトリビュートがこの値で乗算されます。
Emit Scale Multiplier
全体の発光強度を調整します。volvis_emitscale
Detailアトリビュートがこの値で乗算されます。
Adjust Emission Intensity Volume Binding
発光強度のスケールに使用するボリュームを調整します。
Intensity Volume
発光強度のスケールに使用するボリューム。これは、volvis_emitfield
Detailアトリビュートを設定します。
Source Range
Intensity Volumeの最小値と最大値。 Intensity Volumeを使用して発光強度をスケールする場合、まず最初にそのボリュームがこの範囲にクランプされます。
デフォルト値は、入力のIntensity Volumeの最小値と最大値なので、 Intensity Volume が入力のvolvis_emitfield
Detailアトリビュートと異なる場合、新しいIntensity Volumeのソース範囲が異なる可能性があるので、それに応じてこの範囲を調整するようにしてください。
Adjust Viewport Volume Quality
ビューポートボリューム品質(特に、アンビエントオクルージョン品質)を調整します。 AO品質を上げることで、ある程度の水平な帯状の乱れを軽減することができます。
AO Texture Size
ビューポート内でボリュームをレンダリングする際のテクスチャのサイズ。 値が大きいほど品質は良く、レンダリングは遅く、メモリ消費量は増えます。
AO Sampling Step Size
ビューポート内でボリュームをサンプリングするステップサイズ。 値が小さいほど品質は良く、レンダリングは遅いです。
Volume Names ¶
Density Volume
このノードがこのボリュームをdensity
ボリュームとして扱います。右クリック > Unlock Parameterを選択すると、これを上書きすることができます。
Diffuse Color Volume
このノードがこのボリュームをCd
ボリュームとして扱います。右クリック > Unlock Parameterを選択すると、これを上書きすることができます。
Scatter Volume
このノードがこのボリュームをscatter
ボリュームとして扱います。右クリック > Unlock Parameterを選択すると、これを上書きすることができます。
Emission Color Volume
このノードがこのボリュームをCe
ボリュームとして扱います。右クリック > Unlock Parameterを選択すると、これを上書きすることができます。