Attribute Combine SOPは、複数のアトリビュートを新しいアトリビュートに合成します。 これは、一連のレイヤー処理を実行するので、合成される各アトリビュートを個別にブレンドすることができます。
パラメータ ¶
Groups and Blending ¶
Group
新しいアトリビュート値で更新されるジオメトリの部分。
Group Type
Group が参照するエレメントのタイプ。
Destination
書き出し先のアトリビュートの名前。 ここには、既存のアトリビュート名を指定することができます。 その場合、そのアトリビュートのサイズとタイプは維持されます。 他にも、 Source で指定されたアトリビュートを指定することもできます。
書き出し先のアトリビュートが存在しなかった場合、 Source アトリビュートと同じサイズとタイプが使用されます。 この挙動は、 Create Missing Destination パラメータと Create Missing Destination as Scalar パラメータによって変更することができます。
Class
処理するアトリビュートのクラス: Point, Primitive, Vertex, Detail。 どの Source アトリビュートも必ず同じクラスでなければなりません。
Number of Combines ¶
それぞれの合成で同じレイヤー処理が実行されます。
Destination アトリビュートの現行値が読み込まれます。 Source アトリビュートは、値を読み込んでスケール、加算、処理パラメータによって処理されてソース値が取得されます。
このソース値と Destination アトリビュートがオペレーションで合成されて、新しい書き出される値が求まります。 最後に、書き出される値はBlendスケールやBlendアトリビュートを使用して Destination アトリビュートにブレンドされます。
Enable
この合成を処理するかどうか。無効にすると、この合成は適用されません。
Operation
処理されるソース値と現在の Destination アトリビュートを合成して、ブレンドの対象となる出力値を求めます。
Copy
ソース値が対象となり、 Destination アトリビュートの値は無視されます。
Add
ソース値と Destination アトリビュートを加算します。
Subtract
Destination アトリビュートからソース値を減算します。
Multiply
ソース値と Destination アトリビュートを乗算します。
Divide
Destination アトリビュートをソース値で除算します。
Maximum
Destination アトリビュートとソース値の大きい方の値を使用します。
Minimum
Destination アトリビュートとソース値の小さい方の値を使用します。
Adjust
現在の Destination アトリビュートにブレンドする前にソース値を調整します。 これは、 Source アトリビュートを事前処理することなく値を正しい範囲に修正することができます。
None
何も調整しません。
Scale
Source アトリビュートがスケールされます。
Scale + Add
Source アトリビュートがスケールされ、さらにオフセットされます。
Scale + Add + Process
Source アトリビュートがスケールされ、さらにオフセットされます。 そして、Processパラメータの処理が入ります。
Source
適用するソースアトリビュート。 Destination アトリビュートがスカラーの場合、このソースアトリビュートの長さが使用されます。 Destination アトリビュートがベクトルでソースアトリビュートがスカラーの場合、そのソースアトリビュートの値を複製して拡張されます。 両方ともベクトルの場合、 Destination アトリビュートに合わせてソースアトリビュートは切り捨てまたはゼロ値で拡張されます。
ここを空っぽにしてソースアトリビュートを指定しなかった場合、暗黙的にゼロアトリビュートがソースとして使用されます。 そしてAddパラメータを使用してソースの値を設定することで、定数値によるオペレーションとブレンドが可能になります。
Source Input
Which input to read the source attribute from.
Unmatched elements will act as if the source attribute had a zero value.
Scale
この値で Source アトリビュートをスケールしてソース値を取得します。 これは、 Add 工程または Process 工程よりも先に実施されます。
Add
スケールされた Source アトリビュートにこの値を加算してソース値を取得します。 これは、 Process 工程よりも先に実施されます。
Process
Scale と Add の処理の最後に、このオペレーションでソース値が処理されます。 この結果は、選択したオペレーションを使用して適用されます。
None
何も処理しません。
Reciprocal (1/x)
値を逆数にします。1/0は0に設定されます。
Clamp 0-1
値を0-1範囲にクランプします。
Complement and Clamp 0-1
値を補数(1から減算)にしてから、0-1範囲にクランプします。
Threshold 0.5
値が0.5より大きい場合は1に設定されます。0.5未満の場合は0に設定されます。 これを使用することでハードミックスが可能になります。
Blend
最終的に計算されたソース値(オペレーションで現在の Destination アトリビュートと合成した後)が新しい Destination アトリビュートにブレンドされます。 これは、スケール係数で線形補間するので、0ならば Destination アトリビュートの値は変わらず、1ならばその計算された値で置換されます。 最終ブレンド量は0-1範囲にクランプされます。
Blend Attrib
Constant
単独でブレンドスケールを使用するので、すべてのエレメントが同じブレンド量を受けます。
Attribute
このアトリビュートを使用してエレメント毎にブレンド量を可変させます。 アトリビュートがスカラーでない場合は、その長さが使用されます。
Blend Attrib
エレメント毎のブレンド量を指定したアトリビュート。 0ならば Destination アトリビュートの値は変わらず、1ならばその計算された値で置換されます。 ただし、これは Blend パラメータでスケールされ、クランプはそのスケールの後に実施されます。 そのため、ブレンドアトリビュートが0-1範囲に正規化されていない場合は、 Blend パラメータを使用して適切にスケールをかけると良いでしょう。
Blend Input
Which input to read the blend attribute from. Unmatched elements will have a blend value of zero.
Post-Processing ¶
ポスト処理は、グループで限定されたすべてのエレメントに実施されます。 これは、どのブレンド設定にも依存しません。 つまり、エレメントが以前の合成から何も処理されていなくても、これによって処理されます。
Overall Scale
計算された値をこの量でスケールします。
Do Threshold
閾値処理によって、閾値を超えたかどうかに応じて連続アトリビュート値をオン/オフの値に切り替えることができます。
Threshold
アトリビュート値がこの閾値を超えると、その値が最大クランプ値に置換されます。 アトリビュート値がこの閾値以下の場合は、その値が最小クランプ値に置換されます。 ベクトルアトリビュートの場合は、これはコンポーネント単位で実施されます。
Clamp Minimum
最終値を最小値でクランプできるようにします。
Clamp Minimum
クランプする(閾値以下の値に適用する)最小値。
Clamp Maximum
最終値を最大値でクランプできるようにします。
Clamp Maximum
クランプする(閾値を超えた値に適用する)最大値。
Attribute to Match
The attribute to use to match between the two inputs. If not present, the element number will be used.
Create Missing Destination
Destination アトリビュートが存在しなかった場合、そのアトリビュートを作成します。
Create Missing Destination as Scalar
Destination アトリビュートが存在しなかった場合、それをfloatアトリビュートとして作成します。 これは、すべてのソースベクトルアトリビュートに対して暗黙的にそのベクトル長を計算する効果があります。
Delete Source Attributes
ソースアトリビュートが Destination アトリビュートでない限り、処理が済んだ後にすべてのソースアトリビュートを削除します。 これは、計算を補助するために作成された一時的なアトリビュートをクリーンアップするのに役立ちます。
Error on Missing Attributes
Destination アトリビュート以外の指定したアトリビュートが見つからなかった場合、エラーを引き起こします。 これを無効にすると、ソースアトリビュートが見つからなかった時にそのアトリビュートの合成は無効なものとしてスキップされます。 ブレンドアトリビュートが見つからなかった時は、そのブレンドアトリビュートがどこでも1.0であると見なされます。
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