このノードは、ユーザが選択したフレーム形式に基づいて、ポイントや頂点に対して座標フレームアトリビュートを生成します。 計算されるフレームは、法線、接線、従法線ベクトル(別名BitangentまたはBinormal)で構成されます。 しかし、ユーザは接線や従法線ベクトルの出力を無効にすることができます。 計算されるベクトルは、正規化されますが、必ずしも直交しているとは限りません。 パラメータエディタの Make Frame Orthogonal をオンにすることで、ベクトルを直交させることができます。
Texture UV Gradient フレーム形式には、テクスチャ座標アトリビュート(PointアトリビュートまたはVertexアトリビュートのどれか)が必要です。 テクスチャ座標は、現行レイヤーから取得されます。
パラメータ ¶
Group
アトリビュートを計算するソースジオメトリのサブセット。
Entity
Group フィールドで参照される要素のタイプ。
Style
First Edge
各ポイントに対して、法線ベクトルは平滑化されたポイント法線に、接線ベクトルはポイントが乗っているエッジ(厳密には、周回方向で最初に遭遇するエッジ)の方向に、 従法線ベクトルは法線ベクトルと接線ベクトルの直交方向になります。 以下の画像は、三角形のポイントに対して計算された接線ベクトル(赤)、従法線ベクトル(黄)を示しています。
Two Edges
各ポイントに対して、法線ベクトルは平滑化されたポイント法線に、接線ベクトルはポイントが乗っている2つのエッジベクトル(エッジベクトルとは、隣接ポイントとフレームを計算するポイント間のベクトル差のことです)の和の方向に、 従法線ベクトルは法線ベクトルと接線ベクトルの直交方向になります。 以下の画像は、三角形のポイントに対して計算された接線ベクトル(赤)、従法線ベクトル(黄)を示しています。
Primitive Centroid
各ポイントに対して、法線ベクトルは平滑化されたポイント法線に、接線ベクトルはポイントとプリミティブの重心とのベクトル差の方向に、 従法線ベクトルは法線ベクトルと接線ベクトルの直交方向になります。
Texture UV
各ポイントに対して、法線ベクトルは滑らかなポイント法線に、接線ベクトルはU方向の増分量とV方向の増分量なしで決まる方向に、
従法線ベクトルは、U方向の増分量なしとV方向の増分量で決まる方向になります。
Attribute Name が空っぽでない場合、その名前のアトリビュートがUVアトリビュートとして読み込まれます。
Attribute Name が空っぽの場合、uv
が使用されます。
Texture UV Gradient
各頂点に対して、法線ベクトルはポリゴンのサーフェス法線に、接線ベクトルはUテクスチャ座標アトリビュートのプラス方向に、 従法線ベクトルはVテクスチャ座標アトリビュートのプラス方向になります。
Attribute Gradient
各頂点に対して、法線ベクトルはポリゴンのサーフェス法線に、接線ベクトルは指定したアトリビュートの1番目のコンポーネントのプラス方向に、 従法線ベクトルは指定したアトリビュートの2番目のコンポーネントのプラス方向になります。
MikkT
局所的にサーフェスを計算する際に標準のMikkT手法を使用します。 これには、UVアトリビュートと法線アトリビュートが既に入力上に存在している必要があります。 また、これは法線と接線に関する符号を保存することで、従法線の圧縮に使用可能な符号付きフィールドも生成します。
Attribute Name
Style が Attribute Gradient または Texture UV の時に使用するポイント/頂点のアトリビュートの名前。
Normal Name
法線アトリビュートの名前。
Tangent Name
接線アトリビュートの名前。
Bitangent Name
従法線アトリビュートの名前。
Signs Name
符号アトリビュートの名前。初期化する際に、ローカルの従法線が法線/接線の外積と同じなら1、違うなら-1を保存します。
Make Frame Orthogonal
有効にすると、強制的にフレームベクトルを直交にします。 接線ベクトルと従法線ベクトルがお互いに直交するように調整されます。
Left-Handed Frame
Make Frame Orthogonal が有効な時、ここには、左手(オン)または右手(オフ)のどちらの座標フレームを作成するのかを指定します。 ほとんどの場合では、接線(x)と従法線(y)の外積が法線(z)となる右手座標フレームを必要とします。 左手座標フレームでは、従法線(y)と接線(x)の外積が法線(z)となり、逆に接線(x)と従法線(y)の外積はマイナスの法線(-z)となります。