Since | 18.0 |
Pyro Source Spreadノードは、ポイントクラウドに対して拡散と燃焼のソルバを適用します。 これによって、炎の燃え広がりをシミュレーションして、それをPyro Solverのソース入力に接続することができます。
パラメータ ¶
Reset Simulation
シミュレーションキャッシュ全体をクリアします。
Start Frame
シミュレーションを開始するHoudiniプレイバー上のフレーム番号。
Visualize
Visualizeコントロールは、炎の燃え広がりに使用されている共通アトリビュートを簡単に視覚化することができます。
Diffusion
diffrate
アトリビュートを視覚化します。
これは、温度がポイントに拡散される速さを制御するための静的なアトリビュートです。
値が低いほど、熱が遅く伝わるので、温度による自然発火の広がりが遅くなります。
Fuel
fuel
アトリビュートを視覚化します。
これは、燃焼後に残った燃料で、次のフレームに持ち越されます。
Burn
burn
アトリビュートを視覚化します。
これは、このフレーム内のそのポイント上で燃えた燃料の量を測定します。
通常では、このアトリビュートがPyro Solverのソースに使用されます。
Temperature
temperature
アトリビュートを視覚化します。
これは、入力の初期条件、燃焼、温度の拡散のいずれかによって熱くなったポイントの温度です。
Total Burn
totalburn
アトリビュートを視覚化します。
これは、そのポイント上でこれまでに燃えた燃料の総量を測定します。
これは、時間の経過と共に表面が焦げていく様のシェーディング効果を制御するのに役立ちます。
None
アトリビュートの視覚化を無効にします。
Temperature Change ¶
Cooling Rate
温度が1/24秒で冷却される比率。
0
は、温度をまったく冷却しません。
1
は、温度を即座にゼロ(周辺温度)まで下げます。
0.5
は、通常フレームで温度の50%まで下げます。
Diffusion ¶
Rate
温度をポイントクラウド上に拡散させる速さ。
1
の値は、最初の周囲の隣接ポイントまでほぼ拡散させ、2
の値は次の周囲の隣接ポイントまで拡散させます。
これは、単一フレーム内で行なわれます。
数値が大きいほど反復回数が多くなるため、処理が遅くなってしまうことに注意してください。
Search Radius
拡散は、この半径を使って隣接ポイントを繋げます。 この半径は、隣接ポイントを繋ぐのに十分な大きさでなければなりません。
Max Neighbors
この数を超えるポイントは、拡散では繋がれなくなります。
Diffusion Rate Noise ¶
Add Noise
入力にdiffrate
アトリビュートが存在しなかった場合、そのアトリビュート値が1
と想定して、このノイズ量でスケールします。
入力にdiffrate
アトリビュートが存在する場合、そのアトリビュート値にこのノイズ量が乗算されて、拡散レートが求まります。
個々のノイズパラメータのヘルプは、Attribute Noise SOPに載っています。
Fuel ¶
Initial Fuel
この量が入力のfuel
アトリビュートに加算されます。
また、この量は Injection Noise でスケールされます。
Injection Rate
Injection Noise でスケールされた燃料のこの量は、1/24秒毎に各ポイントに加算されます。
Postburn Rate
ポイントが燃えた後、燃料は、 Injection Noise でスケールされたこのレートで1/24秒毎に注入されます。
これは、炎が到達する前に燃料フィールドが飽和することなくオブジェクトが燃え出した後の燃料の放出をシミュレーションするのに役立ちます。
Maximum
fuel
アトリビュートがこの量を超えることを許可しません。
これによって、燃えていない箇所での過度な注入を回避することができます。
Injection Noise ¶
Add Noise
色々な注入パラメータは、すべてこのノイズによってスケールされます。 ノイズパラメータのヘルプは、Attribute Noise SOPに載っています。
Combustion ¶
Ignition Rules ¶
Ignition Temperature
temperature
アトリビュートがこの値を超えたポイントが燃料を燃やします。
Ignition Frame Attribute
ポイントがこのアトリビュートを持っていて、そのアトリビュート値が現行フレーム未満であれば、そのポイントが燃えます。 これは、ポイントを着火する時のタイミングを静的にキーフレームで打つのに役立ちます。
Ignite Attribute
ポイントがこのアトリビュートを持っていて、そのアトリビュート値がゼロ以外の場合、そのポイントが燃えます。 これは、独自ルールによって動的にポイントを着火するのに役立ちます。 これは、このノードの内部のSOPネットワークを利用するか、または、入力内のこのアトリビュートをアニメーションさせて、それを Animated Attributes に追加することで行なうことができます。
Burn Rate
燃えているポイントは、1/24秒毎にこの量の燃料を消費します。 燃料が十分にない場合、その量に比例して燃える量が少なくなります。 燃料が多すぎると、残った燃料が次のフレームに持ち越されます。
Temperature Output
燃えた燃料の単位毎に、ポイントの温度がこの量だけ熱くなります。
Burn Output
burn
アトリビュートは、仮にポイントに無限の燃料があった場合に燃えていたはずの燃料の量に対する実際に燃えた燃料の量の比率です。
burn
アトリビュートは、このパラメータでさらにスケールされます。
Animation ¶
Animated Attributes
入力からすべてのフレームを計算済みのポイント上にコピーするPointアトリビュートのセット。
Attribute to Match
アニメーションされた入力ポイントを現在の解決済みのポイントに呼応させる方法。
Location Attribute
ノイズ計算に使用するrest
アトリビュート。
これを使用することで、オブジェクトが空間内を移動しても、注入される燃料ノイズが泳がないようにすることができます。
Simulation ¶
Substeps
Houdiniフレーム毎に実行するサブステップ数。 これをPyro Solverのサブステップ数に合わせることで、両方とも同期させて動作させることができます。
Cache Simulation
シミュレーションをメモリにキャッシュ化するかどうかを制御します。
Cache Memory (MB)
メモリキャッシュの最大サイズ。
Allow Caching To Disk
メモリキャッシュが一杯になった時にシミュレーションデータを一時ディスクファイルに書き出すかどうか。 たいていの場合、これは、シミュレーションデータを再計算するよりも遅いです。
See also |