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このSOPには、ポーズのtime
アトリビュートを変更したり、MotionClipをリサンプリングすることで、入力MotionClipのタイミングを変更することができるインターフェースが備わっています。
他にも、このSOPには、出力されるMotionClipの左端と右端の挙動を変更するためのコントロールが用意されています。
ポーズのtime
アトリビュートを変更する場合、このSOPでは、MotionClipのタイミングをクロップしたりシフトするコントロール、さらには、プラスの定数係数で再生速度を変更するコントロールも用意されています。
このSOPには、MotionClipをリサンプリングするモードが3つ用意されています: Resample By Time , Resample By Frame , Resample By Speed 。 これらのモード別に、出力されるMotionClipのフレーム範囲とサンプルレートを定義するためのパラメータが用意されています。
Resample By Time モードまたは Resample By Frame モードの場合、このSOPには、入力MotionClipのサンプリングに使用される時間関数を定義するためのパラメータが用意されます。 この関数の単位は、そのモードで決まります。これらのモードは、Retime SOPの By Time モードと By Frame モードと同様です。
Resample By Speed モードの場合、このSOPには、MotionClipの再生速度を定義するためのパラメータが用意されます。 このパラメータをアニメーションさせることで、時間軸でMotionClipの再生速度を変更することができます。 このモードは、Retime SOPの By Speed モードと同様です。
ステート ¶
このビューポートステートは、カラーランプを使用してMotionClipまたは時間軸で評価されたポーズを視覚化することができ、MotionClipを出力するどのMotionClip SOPでも利用可能です。
MotionClipビューポートステートで現行ポーズからジョイントを個々に選択することができます。 選択したジョイントに対して、 Evaluate Pose モードを使用することで、現行ポーズのみを表示したり、そのジョイントのモーションの軌跡を表示することができます。
Mode
ビューポート内に表示されるMotionClip情報を決めます。
MotionClip
すべてのMotionClipのポーズを表示します。
Evaluate Pose
現行時間における単一MotionClipポーズを表示します。
Transparent MotionClip
有効にすると、MotionClipのポーズが薄い線で表示され、評価されたポーズだけでなくMotionClipの背後にあるシーンも見やすくします。
Color
選択したカラーランププリセットをビューポート内のMotionClipビジュアライゼーションに適用します。 このカラーランプは、MotionClipの変化、時間軸別での個々のポーズの視覚化に役立ちます。
Extend Color
MotionClipで定義されているアニメーションの開始/終了の範囲外のポーズをビューポート内でどのように視覚化するのかを決めます。
Hold
範囲の端のカラー値を維持します。
Gray
アニメーションの開始/終了の範囲外のポーズの色を灰色にします。
Hide
アニメーションの開始/終了の範囲外のポーズを非表示にします。
パラメータ ¶
Timing ¶
Evaluation Mode
MotionClipのポーズのタイミングの計算方法と、MotionClipをリサンプリングするかどうかを制御します。
Range Shift
MotionClipをリサンプリングせずに、ポーズのタイミングを切り取ってシフトさせます。
このモードは、Retime SOPの Range Shift モードと同様です。
Resample by Time
MotionClipはリサンプリングされ、入力MotionClipの評価時間は Time 関数で決定されます。
このモードは、Retime SOPの By Time モードと同様です。
Resample by Frame
MotionClipはリサンプリングされ、入力MotionClipの評価時間は Frame 関数で決定されます。
このモードは、Retime SOPの By Frame モードと同様です。
Resample by Speed
MotionClipはリサンプリングされ、入力MotionClipの評価時間は Output Frame Range の開始フレームと Speed 関数から計算されます。
このモードは、Retime SOPの By Speed モードと同様です。
以下のパラメータを使用すれば、入力MotionClipのポーズのtime
パラメータをクロップしてシフトさせることができます。
以下のパラメータは、 Evaluation Mode が Range Shift に設定されている場合にのみ利用可能です。
Trim Outside Samples
Animation Start パラメータと Animation End パラメータによってクロップされるMotionClipのサンプルが削除されます。
Animation Start
出力されるMotionClipは、入力MotionClipのこのフレームから開始します。
Animation End
出力されるMotionClipは、入力MotionClipのこのフレームで終了します。
Playback Start
出力されるMotionClipの再生は、このフレームから開始します。
Speed Factor
定数速度係数。 出力されるMotionClipの再生速度は、この値で乗算されます。 これは、Animation Start/Endパラメータによってクランプが実行された後に適用されます。
以下のパラメータを使用して、入力MotionClipをリサンプリングすることができます。
これらのパラメータは、 Evaluation Mode が Resample by Time 、 Resample by Frame 、 Resample by Speed のどれかに設定されている場合にのみ利用可能です。
Time
Output Range 内で入力MotionClipをリサンプリングする際に使用される秒数関数。
これを無効にすると、代わりに$T
関数が使用されます。
このパラメータは、 Evaluation Mode が Resample by Time に設定されている場合にのみ利用可能です。
Frame
Output Range 内で入力MotionClipをリサンプリングする際に使用されるフレーム数関数。
これを無効にすると、代わりに$FF
関数が使用されます。
このパラメータは、 Evaluation Mode が Resample by Frame に設定されている場合にのみ利用可能です。
Speed
Output Range 内で入力MotionClipがリサンプリングされる時間を計算する際に使用される速度関数。
これを無効にすると、代わりに1
の定数が使用されます。
このパラメータは、 Evaluation Mode が Resample by Speed に設定されている場合にのみ利用可能です。
Output Frame Range
出力されるMotionClipのフレーム範囲。
これを無効にすると、代わりに入力MotionClipのclipinfo
辞書アトリビュート内で定義された範囲が使用されます。
このパラメータは、 Evaluation Mode がResample系モードのどれかに設定されている場合にのみ利用可能です。
Output Sample Rate
出力されるMotionClipのサンプルレート。
これを無効にすると、代わりに入力MotionClipのclipinfo
辞書アトリビュート内で定義されたサンプルレートが使用されます。
Repack Attributes
有効にすると、 Rest Attributes パラメータと Animated Attributes パラメータのパターンで定義されたアトリビュートが入力MotionClipから評価され、出力MotionClipのポーズにパックされます。
これによって、それらのアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートになります。
Rest Attributes
入力MotionClipの静止ポーズからアンパックしたいアトリビュート。 このパターンにマッチしたアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートになります。
Animated Attributes
入力MotionClipのアニメーションポーズから評価したいアトリビュート。 このパターンにマッチしたアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートのままになります。
End Behavior ¶
Left End Behavior
クリップの左端の挙動を設定します。 これは、MotionClipの開始前にアニメーションを評価した際のそのアニメーションの挙動を決めます。
Clamp
最初と最後のポーズが無限に延長されます。
Loop
アニメーションが開始から繰り返されます。
Mirrored Loop
アニメーションが逆に繰り返されます。
Right End Behavior
クリップの右端の挙動を設定します。 これは、MotionClipの終了後にアニメーションを評価した際のそのアニメーションの挙動を決めます。
Clamp
最初と最後のポーズが無限に延長されます。
Loop
アニメーションが開始から繰り返されます。
Mirrored Loop
アニメーションが逆に繰り返されます。
入力 ¶
First input
調整されるMotionClip。
出力 ¶
リタイム済みの1番目の入力のMotionClip。
Examples ¶
SimpleMotionClipRetime Example for MotionClip Retime geometry node
このサンプルでは、MotionClip Retimeノードを使用して、アニメーションをトリムして再生速度を変更する方法を説明しています。
See also |