Since | 18.5 |
Vellum Constraint Properties SOPは、Vellum拘束の共通プロパティを修正することができます。 一般的には、各プロパティは拘束プリミティブ上のアトリビュートに呼応していますが、設定時に拘束プリミティブを即座に削除する疑似プロパティの Remove は例外です。 これらのプロパティは、VEXpressionでもっと高度なVEX処理やジオメトリ照会を実行するように指定することでさらなる修正が可能です。
たいていのパラメータには Set/Scale メニューが用意されていて、そこで入力パラメータの意味を変更します。 メニューを Set にすると、入力値がアトリビュート値に直接設定されます。 メニューを Scale にすると、入力パラメータが既存のアトリビュート値をスケールします。 このスケールは VEXpression 評価の前に行なわれるので、必要に応じてパラメータを1に、メニューを Scale にすることで VEXpression 内で現行値にアクセスすることができます。
パラメータ ¶
Constraint Group
修正したいプロパティを含んだ拘束のプリミティブグループ。
Properties ¶
Stiffness
拘束の剛性。これは、パーティクルを静止状態に戻そうとする強さを制御します。
Compression Stiffness
初期の自然長よりも短く圧縮した時の拘束の剛性。
Stiffness Dropoff
静止状態から、拘束の剛性が0に減少する位置または0から完全剛性に増加する位置までのドロップオフ方向の距離。 マイナス値は、減少するドロップオフを意味し、剛性が完全強度から始まって、静止状態からDropoffの距離の位置で0まで減少します。 プラスの値は、増加するドロップオフを意味し、剛性が0から始まって、静止状態からDropoffの距離の位置で完全剛性まで増加します。 Stretch拘束に関しては、この値の単位は長さです。Bend拘束に関しては、この値の単位は度です。
Velocity Blend
拘束ポイントへのターゲットVelocityのブレンドを制御します。1/24秒毎にブレンドする量を指定します。これは、 Attach to Geometry 拘束と Pin to Target 拘束にのみ適用されます。
Damping Ratio
Stiffness拘束は、あまり望まないような振動や微震を引き起こす傾向があります。Damping Ratio(減衰率)は、拘束を評価した時にエネルギーを発散させることで、そのような揺れを軽減します。1未満の値を使用してください。
Rest Length
拘束の自然長。伸縮タイプの拘束では、ここを長さ単位で指定してください(デフォルトはメートルです)。屈曲タイプの拘束では、単位を度で指定してください。
Rest Vector
Pin to Target拘束に関しては、これは、ピンのゴール位置であるワールド空間位置です。 Hair Bend拘束に関しては、これは、あるヘアーセグメントから次のヘアーセグメントへの相対的な回転を表現したクォータニオンです。
Sliding Rate
Attach to Geometry 拘束と Stitch Points 拘束に対して、その拘束の取り付けポイントがこのレートでターゲットサーフェス上を滑るようになります。1
の値は、その拘束ポイントのVelocityに合致します。
Plastic Threshold
この閾値以下では、材質が元の形状に戻ります。 この閾値を越えて変形させると、材質が徐々に新しい形状に変形し始めます。
Note
(Vellum Constraints SOPの Ratio of Current Rest Length オプションを有効にして作成された) 現在の自然長の比率を意味する閾値は、拘束上ではマイナスの数値として保存されているので、それと同じ様に数値を指定してください。
Plastic Rate
材質が流動し始めた時に新しい自然長に順応する速度。
Plastic Hardening
一部の塑性材質は、変形が加わると剛性が強くなります。そのような材質にはHardeningを1より大きい値に設定します。 他の塑性材質は柔らかくなるので、そのような材質にはHardeningを1未満の値に設定します。 これは、Stiffness(剛性)に対する対数乗数です。
Break Threshold
拘束の切断を発動させる圧力または変位の大きさ。
Break Type
これは、ソルバが拘束の切断を決定する方法を制御します。
None
自動化されたテストを実行しません。
Stretch Stress
伸長圧力が閾値を越えなければなりません。
Bend Stress
屈曲圧力が閾値を越えなければなりません。
Stretch Distance
ゴール位置から現行位置までの絶対距離が閾値を越えなければなりません。
Stretch Ratio
現行長と自然長の比率が閾値を越えなければなりません。
Bend Angle
現行角と自然角の差が閾値を越えなければなりません。この値の単位は度です。
Remove
1
に設定されると即座に拘束を削除する疑似プロパティ。
Use VEXpression
上記で有効にしたプロパティの値をもっと修正できるように用意されたVEXpressionを実行します。
VEXpression内のプロパティ名は、それらのパラメータ名(例えば、stiffness
)に合致します。
See also |