Since | 17.0 |
Vellum Constraint Properties DOPは、Vellum Solverの計算中に拘束の共通プロパティの変更を許可します。 一般的に各プロパティは、拘束プリミティブ上のアトリビュートに呼応しています。ただし、設定されると即座に拘束プリミティブを削除する疑似プロパティの Remove は例外です。 これらのプロパティは、VEXpressionを使用することで、もっと高度なVEX処理やジオメトリ照会を行なえるようにさらに修正することができます。 このDOPは、既存の拘束を修正することを推奨した方法です。つまり、新しく拘束を作成したいのであれば、Vellum Constraints DOPを使用してください。
パラメータ ¶
Properties ¶
Stiffness
拘束の剛性。これは、パーティクルを静止状態に戻そうとする強さを制御します。
Compression Stiffness
初期の自然長よりも短く圧縮した時の拘束の剛性。
Stiffness Dropoff
静止状態から、拘束の剛性が0に減少する位置または0から完全剛性に増加する位置までのドロップオフ方向の距離。 マイナス値は、減少するドロップオフを意味し、剛性が完全強度から始まって、静止状態からDropoffの距離の位置で0まで減少します。 プラスの値は、増加するドロップオフを意味し、剛性が0から始まって、静止状態からDropoffの距離の位置で完全剛性まで増加します。 Stretch拘束に関しては、この値の単位は長さです。Bend拘束に関しては、この値の単位は度です。
Velocity Blend
拘束ポイントへのターゲットVelocityのブレンドを制御します。1/24秒毎にブレンドする量を指定します。これは、 Attach to Geometry 拘束と Pin to Target 拘束にのみ適用されます。
Damping Ratio
Stiffness拘束は、あまり望まないような振動や微震を引き起こす傾向があります。Damping Ratio(減衰率)は、拘束を評価した時にエネルギーを発散させることで、そのような揺れを軽減します。1未満の値を使用してください。
Rest Length
拘束の自然長。伸縮タイプの拘束では、ここを長さ単位で指定してください(デフォルトはメートルです)。屈曲タイプの拘束では、単位を度で指定してください。
Rest Length Scale
拘束を作成した時の元々の自然長に対するスケール。この値をアニメーションさせることで、時間の経過と共に拘束の自然長を縮めることができます。
Rest Vector
Pin to Target拘束に関しては、これは、ピンのゴール位置であるワールド空間位置です。 Hair Bend拘束に関しては、これは、あるヘアーセグメントから次のヘアーセグメントへの相対的な回転を表現したクォータニオンです。
Sliding Rate
Attach to Geometry 拘束と Stitch Points 拘束に対して、その拘束の取り付けポイントがこのレートでターゲットサーフェス上を滑るようになります。1
の値は、その拘束ポイントのVelocityに合致します。
Plastic Threshold
この閾値以下では、材質が元の形状に戻ります。 この閾値を越えて変形させると、材質が徐々に新しい形状に変形し始めます。
Note
(Vellum Constraints SOPの Ratio of Current Rest Length オプションを有効にして作成された) 現在の自然長の比率を意味する閾値は、拘束上ではマイナスの数値として保存されているので、それと同じ様に数値を指定してください。
Plastic Rate
材質が流動し始めた時に新しい自然長に順応する速度。
Plastic Hardening
一部の塑性材質は、変形が加わると剛性が強くなります。そのような材質にはHardeningを1より大きい値に設定します。 他の塑性材質は柔らかくなるので、そのような材質にはHardeningを1未満の値に設定します。 これは、Stiffness(剛性)に対する対数乗数です。
Break Threshold
拘束の切断を発動させる圧力または変位の大きさ。
Break Type
これは、ソルバが拘束の切断を決定する方法を制御します。
None
自動化されたテストを実行しません。
Stretch Stress
伸長圧力が閾値を越えなければなりません。
Bend Stress
屈曲圧力が閾値を越えなければなりません。
Stretch Distance
ゴール位置から現行位置までの絶対距離が閾値を越えなければなりません。
Stretch Ratio
現行長と自然長の比率が閾値を越えなければなりません。
Bend Angle
現行角と自然角の差が閾値を越えなければなりません。この値の単位は度です。
Remove
1
に設定されると即座に拘束を削除する疑似プロパティ。
Broken
ソルバによって拘束が切断されようとしていることを示したプロパティ。
このノードがVellum Solver DOPの3番目の入力に接続されていれば、これを0
にリセットすることで、切断を上書きすることができます。
Use VEXpression
上記で有効にしたプロパティの値をもっと修正できるように用意されたVEXpressionを実行します。
VEXpression内のプロパティ名は、それらのパラメータ名(例えば、stiffness
)に合致します。
Bindings ¶
Geometry
拘束ジオメトリを含んだデータの名前。
Evaluation Node Path
ローカルエクスプレッションを持ったノードに関しては、これは、VEX内のch()
系エクスプレッションを評価する場所を制御します。
ここに.
を指定することで、相対参照として動作させることができます。
HDA内部にノードを埋め込んで、さらにローカルエクスプレッションもエクスポートしたい場合は、これをプロモートすることが重要です。
Inputs ¶
DOPデータまたは外部SOPジオメトリを、VEXpressionで参照可能な入力にバインドすることを許可します。
デフォルトでは、Constraint Geometryがジオメトリ入力1にバインドされていて、Vellumパーティクルジオメトリがジオメトリ入力2にバインドされています。
VEXpressionを使用する時は@OpInput1-4
文字列パラメータを、入力番号を受け取るVEX関数に対しては数値で0-3を指定することで、これらを参照することができます。
See also |