On this page | |
Since | 17.0 |
POP Fluidは、ゴールの Particle Separation の維持を試みつつ、POP Objectの近接パーティクル間にフォースを適用します。 このノードを使用することで、ポイントを使った単純な流体エフェクト(例えば、凝集と基本的な表面張力)を表現することができます。
入力 ¶
First Input
このオプションの入力には2つの用途があります。
1つ目が、他のPOPノードに接続すると、このノードを実行する前に、それらのノードが実行されます。チェーン状に繋がったノードは、上から下に処理されます。
2つ目が、入力チェーンにストリームジェネレータ(例えば、POP Location, POP Source, POP Stream)があると、 このノードは、そのストリーム内のパーティクルにだけ作用します。
出力 ¶
First Output
このノードの出力をソルバチェーンに接続してください。
Mergeノードを使用すれば、複数のソルバチェーンを結合することができます。
最後の接続は、POP SolverやFLIP Solverなどのフルソルバの紫の入力のどれかに接続してください。
パラメータ ¶
Activation
このノードを有効/無効にします。この値が0より大きい時のみノードがアクティブになります。 これは、エクスプレッションでノードの効果を制御するのに役に立ちます。
Note
これは、全体としてノードを活動化します。このパラメータを使って特定のパーティクルのノードを非活動にすることはできません。
Group
現行ストリーム内のすべてのポイントからポイントグループ(例えば、Group POPやCollision Detection POPで作成) にのみ影響を与えます。
Time Scale
実際のタイムステップに適用される全体スケール。
Parameters ¶
Projection Type
このパラメータは、影響を受けるパーティクルプロパティを制御します。 Update Positions モードが一番良い結果が得られます。
Update Positions
パーティクルの位置とVelocityが更新されます。
Update Velocities
パーティクルのVelocityのみが更新されます。
Update Forces
各パーティクルのforce
アトリビュートが更新されます。
Velocity Blend
Projection Type が Update Velocities に設定されている時、このパラメータは、その拘束VelocityとパーティクルVelocityを結合させる方法を制御します。 1の値は、パーティクルVelocityが完全に上書きされ、0の値は、拘束Velocityを無視します。
Particle Separation
近接パーティクル間のターゲット距離。
Constraint Iterations
拘束投影を実行する反復回数。 反復回数が多いほど、実行時間がかかるもののパーティクル間の距離を Particle Separation にもっと近く合わせることができます。
Constraint Stiffness
拘束剛性は、 Particle Separation に合わせる近さを決定します。 拘束剛性が強いほど、ゴールとの偏差の誤差が小さくなりますが、不安定になってしまう可能性があります。
Maximum Acceleration
拘束によってパーティクルに適用可能な最大加速度。 このパラメータを下げることで、不安定さを軽減させることができます。
Tensile Radius
パーティクルが凝集しないように近接パーティクルに対して反発力を適用します。 このパラメータは、このフォースが Tensile Strength と同じになる距離(パーティクルのカーネル半径の割合)を決定します。
Tensile Strength
近接パーティクル間の反発力の大きさ。
Viscosity
Viscosity(粘度)が有効になることで、Velocityが拡散されて、近接パーティクル間のモーションがより粘着的になります。
Vorticity Confinement
Vorticity(渦速度)を維持することで、エネルギー散逸を防ぎます。
Use OpenCL
OpenCLデバイスを使って計算を高速化します。
Neighbors ¶
Neighborhood Size
各パーティクルが求める近接パーティクルのポイント数。
Adaptive Range
グローバル半径の倍数として指定された許容カーネル半径の範囲。 このオプションを無効にすると、フォースは、すべてのパーティクルに対して固定カーネル半径を使用します。
Max Neighbors
近接パーティクルの最大ポイント数。 Adaptive Range が無効な時にのみ適用されます。
Construction Frequency
近接パーティクルを1サブステップで構築される回数。
Note
パーティクルが境界ジオメトリから削除されない場合は、 Construction Frequency を1未満に抑えるのが安全です。
Bindings ¶
Geometry
POPノードの適用先となるシミュレーションデータの名前。 通常では、この名前はGeometryですが、必要に応じて別のジオメトリに適用されるようにPOPネットワークを設計することができます。
Stiffness Attribute
各パーティクルの拘束剛性を決定するPointアトリビュートの名前。 このアトリビュートの値を Constraint Stiffness によってスケールすることで、実際の剛性が取得されていることに注意してください。
Output Density
有効にすると、各パーティクルが最後に計算された密度が、ここで指定したアトリビュートに格納されます。