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Since | 19.5 |
Pyro Source Instance SOPは、Pyro Spawn Sourcesで生成されたSpawn Points(生成ポイント)を摂取し、アクティブになったSpawn Pointsに対してインスタンスポイントを作成します。このインスタンスポイントをPyro Solver SOPに接続することで、パックソースセットを使用してシミュレーションを駆動させることができます。
さらに、このノードは、Pointアトリビュートを使用して特定のソースルールをシステマチックに調整可能なルールオーバーライドを登録することができます。
単純な例を挙げると、あるアトリビュートをランダム化して、それをtemperature
フィールドに適用されるルールのスケール乗数として使用することができます。
これによって、(場合によっては、同じパックソースセットに対して)熱い部分と冷たい部分があるソースが出来上がります。
これは、以下の手順に従って実現可能です。
To... | Do this |
---|---|
|
|
登録された Overrides は、入力のすべてのSpawn Pointsに適用されます。
Attribute に1
の値を割り当てると、実質的にそのSpawn Pointに対してルールがそのままになります(その値が乗数として使用されます)。
このようにすることで、オーバーライドから特定のSpawn Pointsを対象から除外することができます。
他の方法としては、異なるSpawn Pointsに対して別々にPyro Source Instance SOPを使用して、各SOPで別々にオーバーライドを設定することができます。
それらの別々のPyro Source Instance SOPから生成されたインスタンスポイントは、マージしてソルバに渡すことができます。
インスタンスポイント上のアトリビュートは、Pyro Solverに読み込まれて、適用するソースセット、そのソースセットの適用先、そのソースセットの適用方法が決まります。 それらの関連するPointアトリビュートを以下に載せます。
name
適用されるパックソースセットの名前。これは、Spawn Pointからコピーされます。
P
インスタンスのワールド空間での位置。これは、Spawn Pointからコピーされます。
orient
インスタンスのワールド空間での向き。これは、Spawn Pointからコピーされます。
pivot
このインスタンスのローカルピボットポイント。これは、Spawn Pointからコピーされます。
v
インスタンスのワールド空間での線形速度。 これは、インスタンスポイントからコピーされ、 Add Instance Velocities が有効(Pyro Source Packで指定)になっている __Vector___ フィールドのルールに適用されます。
w
インスタンスのワールド空間での角速度(ピボット基準). これは、インスタンスポイントからコピーされ、 Add Instance Velocities が有効(Pyro Source Packで指定)になっている __Vector___ フィールドのルールに適用されます。
frame_offset
関連するパックソースセットシーケンスのオフセット。
0
の値は、パックソースセットの最も最初のフレームが使用されることを意味します。
これは、現行フレームとSpawn Pointのstartframe
、looplength
、startoffset
、sourcespeed
のアトリビュートを使用して計算されます。
source_rules
この辞書配列アトリビュートには、パックソースセットのボリュームをPyroシミュレーションにマージする方法を制御するソーシングルールを格納します。 この配列内の各エントリーには、Pyro Solver SOPの Source Volumes セクション下の単一エントリーを含むすべてのデータを含んだ個々のルールを格納します。 このインスタンスのルールが呼応するパックソースセットからコピーされ、このPyro Source Instance SOPに登録された関連する Overrides が組み込まれるように修正されます。
入力 ¶
Spawn Points
Pyro Spawn Sources SOPで作成されたSpawn Points(生成ポイント)。
Packed Source Sets
パックソースセットのライブラリ(各パックソースセットはPyro Source Pack SOPを使用して作成します)。 各入力Spawn Pointの現行フレームオフセットは、そのパックソースセットのフレーム範囲にあるかどうかチェックされます。 フレーム範囲にあれば、そのSpawn Pointからインスタンスポイントが作成されます。 さらに、ソースルールが Overrides が適用された状態でパックソースセットからインスタンスポイントに転送されます。
出力 ¶
Instance Points
Pyro Solver( Source Type が Packed Sets に設定されている場合)で使用可能なインスタンスポイント。
パラメータ ¶
Reference Frame
パックソースセットのライブラリの参照フレーム。 整合性を合わせるために、ライブラリ内のすべてのパックソースセットはこのフレームから開始するように時間がずらされます。 このパラメータの値は、ライブラリ(2番目の入力)内のパックソースセットの生成に使用されたPyro Source Pack SOPの Reference Frame に合わせてください。
Visualize Sources
有効にすると、各インスタンスポイントの実際のソースが視覚化できるように、ビューポート内にガイドジオメトリが表示されます。
Overrides
Spawn Points上のPointアトリビュートを使用して、(パックソースセットから派生した)ソースルールの特定のプロパティを調整することができます。 これをするためには、このマルチパラメータを使用して、アトリビュートをオーバーライドとして登録します。 各ポイントの Attribute 値は、 Target Field に適用するルールに対して選択した Property に乗算的に適用されます。
Target Field
調整されるルールを指定します。この Target Field に適用されるルールが Attribute の値を使用して調整されます。
Property
オーバーライドするルールのプロパティを指定します。 関連するルールのこのプロパティの値は、各Spawn Pointの Attribute の値でスケールされます。
Attribute
Spawn Points上のPointアトリビュートの名前。 このアトリビュートの値は、 Target Field に適用されるルールに対して選択した Property の乗数として適用されます。
Target Field の特定のアトリビュートをランダム化することもできます。 アトリビュートの名前を入力し、このパラメータの右側にあるボタンをクリックすると、各Spawn Pointのその Attribute の値がランダム化されます。 これは、アトリビュートの値をもっと細かく制御できるように、そのアトリビュートに呼応したAttribute Adjust系ノードが作成または選択します。
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