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通常では、1つ以上のCapture Regionsをオブジェクト(通常ではボーン)内に配置し、それらの名前を“capture_region”と付けます。 そしてオブジェクトはオブジェクトの階層を通じてCaptureオペレーションに読み込まれます。 オブジェクトは、CaptureオペレーションのジオメトリをDeformオペレーションを使って変形させるために動かします。
Capture Regionボリュームは両端が半球状になっている円柱です。 Capture Regionの形状を調整することで、ポイントがCaptureオペレーションでどのようにウェイトが定義されるのか制御することができます。 ポイントがこの領域の端に近いほど、ウェイトが小さくなります。 つまり、領域のサイズを大きくすれば、ポイントのウェイトを大きくすることができます。
Regionタブのパラメータは、スキンポイントの変形で使用する値を定義し、 Captureタブの値は、スキンポイントのキャプチャーで使用する値を定義します。 キャプチャーで使用するCapture Regionの形状は、メインメニューから Edit ▸ Objects ▸ Bone Kinematic Override: Capture Pose を設定することで確認することができます。
Rig Adjustmentパラメータは、リグを処理中に調整したボーンの位置で起こりえる変形をNull化するトランスフォームを定義します。 この変形は、ボーンジョイントを調整してアニメーションを改良する時にジオメトリをキャプチャーした後で起こります。 キャプチャーの後は、ボーンを動かすとキャプチャーしたジオメトリが変形します。 この変形をリセットするには、変形(アニメーション)時のキャプチャー領域をキャプチャーポーズ時のキャプチャー領域で調整する必要があります。 Rig Adjustmentパラメータで定義したトランスフォーメーションは、キャプチャー領域の変形とキャプチャーの付け直しを調整します。 このトランスフォーメーションは、Align Capture PoseツールやHScriptコマンドの“bonealigncapture”をボーンに対して実行した時に自動的に計算されます。 補足ですが、Rig Adjustmentのトランスフォーム順はRTSで、回転順はZYXです。
Edit Capture Regionの使い方 ¶
-
編集するボーンを選択します。
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Characters タブの Edit Capture Regionsツールをクリックします。
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矢印をドラッグして、ボーンキャプチャー領域を編集します。
Note
キャプチャージオメトリを編集したい場合は、オペレーションコントロールツールバーの Edit Region を Deform Geometry に変更します。
パラメータ ¶
Region ¶
Animate: ¶
Orientation
領域の方向軸を定義します。領域がボーンオブジェクト内にある時はZ軸を使います。
Center
領域の中心の位置。/t[xyz]
。
Rotate
XYZ軸基準に度で回転角度として表現した領域の向き。
回転順は、ボーンの回転順に従うのでZYXです。
回転は領域の中心を基準に実行されます。/t[xyz]
。
Squash and Stretch
ローカル参照フレームのX,Y,Z軸方向でのパラメータのスケール。
実際には、RTSトランスフォーム順とZYX回転順を使ったトランスフォーメーション行列用のパラメータであるCenter, Rotate, Squash and Stretch/squash[xyz]
。
Top Height
中心から上側のキャップ/theightまでの領域の高さ。
Top Cap
上側の半球のX,Y,Zの半径/tcap[xyz]
。
Bottom Height
中心から下側のキャップ/bheightまでの領域の高さ。
Bottom Cap
下側の半球のX,Y,Zの半径/bcap[xyz]
。
Height Scale
Top/Bottom Heightパラメータの両方のスケール係数/hscale。
Rig Adjustment: ¶
Rig Adjust Translate
translation /rigadjustt[xyz]
.
Rig Adjust Rotate
rotation /rigadjustr[xyz]
.
Rig Adjust Scale
scale /rigadjusts[xyz]
.
Rig Adjust Z Factor
アニメーションZ係数をキャプチャーZ係数/rigadjustzfactorと同じ係数にスケールする係数。
Capture ¶
Orientation
RegionタブのOrientationパラメータと同等のキャプチャー。
Center
RegionタブのCenterパラメータと同等のキャプチャー。
Rotate
RegionタブのRotateパラメータと同等のキャプチャー。
Squash and Stretch
RegionタブのSquash and Stretchパラメータと同等のキャプチャー。
Top Height
RegionタブのTop Heightパラメータと同等のキャプチャー。
Top Cap
RegionタブのTop Capパラメータと同等のキャプチャー。
Bottom Height
RegionタブのBottom Heightパラメータと同等のキャプチャー。
Bottom Cap
RegionタブのBottom Capパラメータと同等のキャプチャー。
Height Scale
RegionタブのHeight Scaleパラメータと同等のキャプチャー。
Inner/Outer Weight
中心線と領域のエッジ上にそれぞれ正確にポイントのウェイトを定義します。 中間のポイントウェイトはブレンドされます。
Display ¶
Display Color
Captureオペレーションがフィードバックで役に立つように領域にカラーを付けます。 デフォルトでは、領域はそれを格納しているオブジェクトのカラーを(エクスプレッションを通して)引き継ぎます。
See also |