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Since | 15.5 |
概要 ¶
このノードには2つの入力を接続することができます:
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1番目の入力には、群衆を集める時に使用するエージェントセットアップネットワークで作成された1つ以上のエージェントプリミティブを接続します。
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オプションの2番目の入力には、ポイントクラウドやサーフェスを接続することができます。
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2番目の入力にポイントクラウドを接続した場合、各ポイントの位置にエージェントプリミティブが配置されます。
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2番目の入力にサーフェスを接続した場合、そのサーフェス上にエージェントプリミティブがばら撒かれます。
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2番目の入力に何も接続しなかった場合、 Area Size パラメータで定義された境界内にエージェントプリミティブがばら撒かれます。
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複数のエージェントタイプを使用する ¶
1番目の入力には複数のエージェントタイプを接続することができます。以下のメソッドを使用することで、群衆に作成されるエージェントタイプを制御することができます:
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異なるエージェントタイプを各ポイントにランダムに割り当てるには、 Randomize タブの Randomize Agent Primitive を有効にします。
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2番目の入力のジオメトリに
agent_id
アトリビュートを設定することで、各ポイントに使用する1番目の入力のエージェントのプリミティブ番号を指定することができます。他の方法には、agentname
Pointアトリビュートを使用することで、各ポイントで使用する1番目の入力からのエージェントの名前(例えばmocapbiped3
)を指定することができます。
Randomize Agent Primitive やagent_id
アトリビュートを使用しなかった場合、このノードは、1番目の入力の0
番のプリミティブのみを使用してエージェントを作成します。
アトリビュート ¶
2番目の入力にポイントクラウドを含める時、以下のアトリビュートを使用することで、それらのポイント上に作成、配置するエージェントの挙動を制御することができます。
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string |
値が空っぽでない場合、この名前の単一Collisionレイヤーがエージェントに割り当てられます。
これは廃止されました。代わりに |
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string array |
値が空っぽでない場合、これらの名前のレイヤーがエージェントのCollisionレイヤーに設定されます。 |
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string |
値が空っぽでない場合、この名前の単一現行レイヤーがエージェントに割り当てられます。
値が空っぽの場合、 Randomize Current Layer が有効でない限り、エージェントの現行レイヤーはそのままになります。
これは廃止されました。代わりに |
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string array |
値が空っぽでない場合、これらの名前のレイヤーがエージェントの現行レイヤーに設定されます。 |
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string |
このポイントで使用する1番目の入力のエージェントの名前を指定します。 |
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int |
このポイントで使用する1番目の入力のエージェントのプリミティブ番号を指定します。 |
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string |
エージェントの初期状態を指定します。 値が空っぽの場合、エージェントの状態は、 Initial State と Randomize Initial State のパラメータを使って設定されます。 |
パラメータ ¶
Setup ¶
Layout
作成される群衆エージェントの形状パターン。
Random
数と領域サイズに基づいてランダムにばら撒きます。
Formation
列や行に基づいてグループを作成します。
Area Size
エージェントがばら撒かれる領域のサイズ。
Use Area Size for Scatter Density
単位エリア毎にいくつものエージェントを作成するかどうか指定します。
Number of Agents
作成するエージェントの数。
Number / Unit Area
単位エリア毎に作成するエージェントの数。
Random Seed
エージェントをランダムにばら撒く時に使用するシード。
Relax
初期の自己衝突を回避するために、これを使ってエージェントの間隔を広げます。
Density Attribute
エージェントのばら撒きに使用する密度を記録するアトリビュートの名前。
Density Scale
density
アトリビュートの乗数。
Match Number of Agents
density
アトリビュートでばら撒かれるエージェントの数を制御します。これがオフの時、その数は、density
値に基づきます。オンの時は、 Number of Agents パラメータで指定した値を使用します。
Initial State
シミュレーションを開始した時のエージェントの初期状態。 デフォルトでは、このパラメータは空っぽです。つまり、エージェントの現行クリップの名前を使用します。
Scale
エージェントのサイズ(エージェントポイントのpscale
アトリビュートを設定)。
Initial Velocity
エージェントの初期Velocity。
Set Heading from Velocity
これが有効、且つ、 Initial Velocity がゼロでない場合、エージェントの正面方向は、初期Velocity方向に一致するように設定されます。
Heading
エージェントの初期方向。
Up
エージェントに使用するUpベクトル。
Create Group
エージェントを含んだPointグループを作成するかどうか指定します。
Group Name
Create Group が有効な場合のエージェントが属するPointグループの名前。
Set Color
カラーPointアトリビュートを作成するかどうか指定します。
Color
Set Color が有効な場合のエージェントポイントとワイヤーフレームボーンのカラー。
Reference Direction
Velocityベクトルに揃えるエージェントの軸。例えば、これを1,0,0
に設定すると、エージェントのX軸がそのVelocityに揃います。
Reference Up
エージェントの元のUpベクトル。このパラメータは、エージェントの向きを更新する時に、 Reference Direction と併用されます。
Randomize ¶
このタブのコントロールを使用することで、群衆内のエージェントのアトリビュートを色々とランダムにすることができます。チェックボックスをオンにすることで、そのタイプのランダム化のコントロールが表示されます。
Randomize Agent Primitive
群衆内の各エージェントを1番目の入力のエージェントタイプからランダムに選択します。これにより、複数のタイプのエージェントを群衆に集めることができます。
2番目の入力にジオメトリを指定すれば、agent_id
またはagentname
Pointアトリビュートを使用することで、その入力ジオメトリのどのエージェントプリミティブを各ポイントにコピーするのか指定することもできます。
Method
エージェント名とウェイトの独自分布からエージェントを選択するのか、指定した範囲からランダムにプリミティブ番号を選択するのか指定します。
Min Primitive Number
最小のプリミティブ番号。
Max Primitive Number
最大のプリミティブ番号。
Seed
各ポイントにコピーされるエージェントプリミティブをランダムに変化させる時に使用するシード。
Agent Groups
独自分布のエージェントのグループの数を指定します。
Agent Names
1つ以上のエージェント名を指定した文字列パターン。 このパターンはmatchVEX関数と同じ構文に従います。 グループに対する Weight 値は、それらのエージェント間で均等に振られます。
Weight
選択されるエージェントのウェイトを指定します。
Randomize Initial State
これは、エージェントの初期ステート(状態)をランダムにします。
Method
ステート名とウェイトのカスタム分布からステートを選択するのか、乱数を Initial State Prefix の後に追加することでステートを選択するのか指定します。
Initial State Prefix
ステート名の部分に接頭辞を付けます。シードと分布のパラメータに基づいた乱数を付けることでバリエーションが作成されます(state1
, state3
, state8
など)。
Min Value
ステート名の接尾辞の最小値。
Max Value
ステート名の接尾辞の最大値。
Step Size
生成される値は、 Min Value と Max Value の間の値で、且つ Min Value 値より大きい Step Size の倍数の値になります。
Seed
初期ステートをランダムに変化させる時に使用するシード。
State Groups
カスタム分布内のステートのグループの数を指定します。
States
1つ以上のステート名を指定します。グループに対する Weight 値は、それらのステート間で均等に振られます。
Weight
選択されるステートのウェイトを指定します。
Randomize Clip Time
各エージェントのクリップ時間をランダムにします。
Clip Time
エージェントの現行クリップに使用するクリップ時間を指定します。
Clip Time Units
Clip Time の単位を指定します。
Seconds
クリップの開始時間を基準に、クリップ時間が秒で指定されます。
Phase
クリップ時間が正規化された位相(0
がクリップの開始時間、1
がクリップの終了時間)で指定されます。
尺が異なるクリップを扱う場合は、こちらの方が使いやすいです。
Relative to Clip Start Time
有効にすると、 Clip Time はクリップの開始時間を基準とした相対時間として扱われます。 無効にすると、 Clip Time は絶対時間として扱われます。
このパラメータは、 Clip Time Units が Seconds に設定されている時に利用可能です。
Random Clip Offset
各エージェントのクリップ時間を、最大で指定した秒数だけ先にずらします。
Seed
クリップ時間をランダムに変化させる時に使用するシード。
Randomize Current Layer
これは、エージェントの表示レイヤーをランダムにします。
Note
Crowd Assign Layersには、エージェントに複数のレイヤーを割り当てることができるなど、ジオメトリバリエーションを構成するためのコントロールが多く備わっています。
Method
レイヤー名とウェイトのカスタム分布からレイヤーを選択するのか、乱数を Layer Prefix の後に追加することでレイヤーを選択するのか指定します。
Layer Prefix
レイヤー名の部分に接頭辞を付けます。シードと分布のパラメータに基づいた乱数を付けることでバリエーションが作成されます(variation_1
, variation_3
, variation_7
など)。
Min Value
レイヤー名の接尾辞の最小値。
Max Value
レイヤー名の接尾辞の最大値。
Step Size
生成される値は、 Min Value と Max Value の間の値で、且つ Min Value 値より大きい Step Size の倍数の値になります。
Seed
現行レイヤーをランダムに変化させる時に使用するシード。
Layer Groups
カスタム分布内のレイヤーのグループの数を指定します。
Layers
1つ以上のレイヤー名を指定した文字列パターン。 このパターンは、matchVEX関数と同じ構文に従います。 グループに対する Weight 値は、そのマッチしたレイヤー間で均等に振られます。
Weight
選択されるレイヤーのウェイトを指定します。
Randomize Scale
これは、エージェントのサイズをランダムにします。
Scale
エージェントのデフォルトのサイズを指定します。
Randomness
ランダムに変化させることができる Scale の大きさを指定します。
Seed
スケールをランダムに変化させる時に使用するシード。
Randomize Initial Velocity
これは、エージェントの初期Velocityをランダムにします。
Initial Velocity
エージェントのデフォルトの初期Velocityを指定します。
Randomness
各方向にランダムに変化させることができる Initial Velocity の速さを指定します。
Seed
初期Velocityをランダムに変化させる時に使用するシード。
Randomize Heading
これは、エージェントの初期方向をランダムにします。
Heading
エージェントのデフォルトの向きを指定します。
Randomness
各方向にランダムに変化させることができる Heading の回転量を指定します。
Seed
向きをランダムに変化させる時に使用するシード。
Randomize Up
これは、エージェントのUpベクトルをランダムにします。
Up
エージェントのデフォルトのUpベクトルを指定します。
Randomness
各方向にランダムに変化させることができるUpベクトルの回転量を指定します。
Seed
Upベクトルをランダムに変化させる時に使用するシード。
入力 ¶
Agent SOP
Agent SOPで作成された1つ以上のエージェントプリミティブ。
Custom Surface/Points
エージェントのばら撒き先となるサーフェス、または、エージェントの位置となるポイントクラウド。
出力 ¶
Agents
群衆シミュレーションで使うエージェントプリミティブ。
Examples ¶
PopulateRandomAgents Example for Crowd Source geometry node
このサンプルは、いくつかの異なったタイプのエージェントを群衆に集める方法を説明しています。
See also |