Since | 20.0 |
このSOPは、ジオメトリを解析し、名前の付いたジオメトリピースからトロポジーが一致するジオメトリピースを探し、それらのジオメトリピースをパックジオメトリインスタンスに置換します。 ポイントとプリミティブの数が同じで体積が一致するジオメトリピースがユーザ定義のアトリビュート値によって比較されます。
これは、コピーアンドペーストで複製されたジオメトリがたくさん含まれているモデルがあって、それらのジオメトリをインスタンス化したい場合に役立ちます。
ポイント数とトポロジーがジオメトリピース間で一致している必要があるので、同じ形状でもトポロジーが異なる2つのジオメトリピースを与えても一致させることができないことを理解しておくことが重要です。 このツールの目的は、コピーされた同じジオメトリピースを識別してそれらを置換して効率化を図ることです。
Note
Mode を Extract and Instance または Extract Prototypes に設定すると、ユーザは、2番目の入力にプロトタイプのライブラリを指定して、それらをジオメトリと比較させることができます。 これは、プロトタイプをスタジオのアセットに揃えて維持させるのに役立ちます。
パラメータ ¶
Mode
Extract and Instance
ジオメトリを解析し、一致するジオメトリピースに対してパックジオメトリインスタンスを作成します。 これは、Copy to Pointsを自動で実施してくれるので、何もカスタマイズする必要がない場合に役立ちます。
Extract Prototypes
ジオメトリを解析して、1番目の出力にプロトタイプを出力し、2番目の出力にインスタンスポイントを出力します。
そのプロトタイプとインスタンスポイントをそれぞれCopy to Points SOPの入力に接続し、そのCopy to Points SOPの Piece Attribute を有効にしてprototype
を設定すれば、
そのインスタンスポイント上にそのプロトタイプをインスタンス化することができます。
Match Prototypes
このノードの2番目の入力に接続された出力メタデータを使用して、名前の付いたジオメトリピースをパックジオメトリインスタンスに置換します。 これは、低解像度ジオメトリと高解像度ジオメトリの両方で作業している場合に役立ちます。
Piece Attribute
様々なジオメトリピースを識別するのに使用されるアトリビュート。 このアトリビュートが存在しなかった場合、プリミティブの接続性を利用して、このアトリビュートが作成されます。
Cache Comparison
比較処理のキャッシュ化を有効にします。
Reference Frame
Cache Comparison が有効な時、ここには、ジオメトリの解析が実行されるフレームを指定します。 この解析は静的フレームで実行することができるので、ジオメトリが移動している場合、その位置を抽出して、その抽出したポイント上にプロトタイプをコピーすることになります。
Show Copies
Off
何もしません。
Color Copies
インスタンスを識別しやすくするために、指定した色をインスタンスに追加します。
Color per Prototype
プロトタイプ毎にランダムなカラーをインスタンスに追加します。
Color
Show Copies を Color Copies に設定した場合のインスタンスの色。
Show Prototype Links
プロトタイプとそのインスタンスを繋げた線を表示します。
Transfer Attributes
ジオメトリ上にアトリビュートが存在すれば、それらのアトリビュートを各インスタンス上に転送することができます。
Compare ¶
Sort by Area
様々なアトリビュートを比較する前にジオメトリピースの向き変更が上手く行くようにするために、面積でプリミティブをソートするのに役に立ちます。
Scale Method
Match by Scale
ユーザが指定した許容値の範囲で体積が一致したジオメトリピースのみが比較されます。
Allow Uniform Scaling
ユーザが指定した許容値の範囲で体積が一致するジオメトリピースを比較するために、様々なジオメトリピースを整列後に単位立方体に収まるように均一にサイズを変更します。
Allow Non-Uniform Scaling
プリミティブ数とポイント数が一致したすべてのジオメトリピースが比較されます。 その有力候補は、アトリビュート値と比較する前に、対象候補のプロトタイプと一致するように不均一にトランスフォームされます。
Max Pre-Pass Iterations
Scale Method を Allow Non-Uniform Scaling に設定すると、プリミティブ数とポイント数が一致したすべてのジオメトリピースがお互いに比較されていきます。 事前パス反復を多く走らせると、この処理速度を大幅に向上させることができます。 しかし、この事前パス反復は順々に比較するので、場合によっては、すべての比較を並列で走らせるよりも少し遅くなる可能性があります。 この事前パス反復の比較は、すべてのプロトタイプが見つかるとすぐに終了し、そうでない場合、残りのジオメトリですべての比較を実行することになります。
Re Orient
Scale Method を Allow Uniform Scaling に設定した場合、事前に向きのある境界ボックスを使用してジオメトリピースの向きを决めます。これは、誤判定の回避に役立ちます。
Volume Tolerance
指定した許容値の範囲で体積が一致したジオメトリピースがお互いに比較されます。
Compare Attributes ¶
Point Attributes
比較するPointアトリビュートを指定します。
Vertex Attributes
比較するVertexアトリビュートを指定します。
Prim Attributes
比較するPrimitiveアトリビュートを指定します。
Tolerance
各アトリビュート値が一致していると見なされるのに収まっていなければならない許容値。
See also |