このノードは、ポイントの位置での入力オブジェクトの厚さを測定します。 厚さは、 Ray Length メソッドまたは Max Fitting Sphere メソッドを使用して推定することができます。 どちらのメソッドも、光線計算を使用して、各ポイントに厚さ推定サンプルを生成します。 それらの結果がまず最初に局所的にフィルタリングされ、次に、隣接ポイント間で大域的にフィルタリングされて、堅牢な推定値を得ます。
このノードは、クリーンな入力ジオメトリを想定しています。 ジオメトリに自己交差や閉じてないサーフェスがある場合、そのジオメトリをこのノードに渡す前にそのような問題を修正することを推奨します。
パラメータ ¶
Group
厚さが推定されるポイントのグループ。
Thickness Attribute
出力アトリビュートの名前。
Max Thickness
最大厚さの上限(ワールド空間単位)。 オブジェクトのスケールが大きい場合、この値を大きく設定してください。
ポイント毎のサンプル生成とフィルタリングに関する詳細設定。
Use Input Normal
これを有効にすると、ユーザ指定の入力法線を使用して、厚さ計算が実行されます。 これは無効なままにすることを推奨します。
Consolidate Normal
これを有効にすると、このノードは、近くのポイントへのスナップを内部的に実行し、以下の Snap Distance に基づいて法線を計算します。ます。 このオプションを有効にしても、ポイント数は変わりません。
Snap Distance
Consolidate Normal オプションが有効な時に使用されるスナップ距離。
Ray Offset
光線の交差テストのオフセット(ワールド空間単位)。 非常に小さいプラスの値を推奨しますが、入力スケール次第では、これを調整する必要がある場合があります。
Extra Samples
ポイント毎の内向き法線を使用して生成されるサンプルに加えて生成される追加のランダムサンプルの数。
Stratify Samples
これを有効にすると、追加のランダムサンプルが有効範囲にわたってより均一に生成されます。
Sample Filter
サンプルがポイント毎にフィルタリングされる方法。
Average
すべての厚さ推定値の平均値を使用します。
Max
最大厚さ推定値を採択します。 Max Fitting Sphere メソッドでは、これが推奨されています。
Min
最小厚さ推定値を採択します。
Median
厚さ推定値の中央値を採択します。
Robust
堅牢な外れ値除去フィルターを通過したすべての厚さ推定値の平均値を使用します。 Ray Length メソッドでは、これが推奨されています。
Random Seed
ランダムな方向の光線の生成に使用される乱数シード。
Scan Cone Angle
サンプルが中心から離れる最大角度(単位は度)。
Measurement Method
厚さサンプルの測定方法。
Ray Length
ポイントから光線をジオメトリに投影した長さを測定することで、サンプルを生成します。
Max Fitting Sphere
入力ジオメトリの内側に内接するポイントから投影された光線沿いを中心とした最大フィッティング球を測定することで、サンプルを生成します。
最大フィッティング球メソッドの詳細設定。
Refinement Iterations
光線沿いを中心にして最大フィッティング球を求めるのに使用される二分探索アルゴリズムの反復回数。
Edge Sharpness Tolerance
ジオメトリの鋭角に対する許容レベル(単位は度)。 この値を上げると、鋭角なコーナーでの厚さ推定値が大きくなります。
Min Thickness
アルゴリズムが返す最小の厚み。
Use SDF
これを有効にすると、このメソッドは、高速化するためにVDBベースのSDFを使用して内部的に最大フィッティング球を計算します。 これは、ジオメトリが非常に細かい場合に役立ちます。
SDF Voxel Size
SDFの立方体ボクセルのサイズ(辺の長さ)。 これは、入力ジオメトリのグローバルスケールとローカルスケールに基づいて調整してください。
すべてのポイントでの厚さ推定値を隣接ポイント間でフィルタリングする方法。
Median of Neighbors
これを有効にすると、厚さ推定値は、中央値フィルターを使用して隣接頂点間でフィルタリングされます。
Use Blur Filter
出力される厚さ推定値をLaplacianフィルターを使用してぼかすかどうか。
Blur Iterations
ブラーフィルターが適用される回数。