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標準ボリュームとOpenVDBボリュームの説明は、ボリュームを参照してください。
概要 ¶
VDB Advectノードは、ベクトルVDB内に定義されたVelocityフィールドに応じて、狭帯域の符号付き距離フィールドと他のフィールドの両方を動かします。
移流のアニメーション ¶
このノードは、フィードバックループではありません。
このノードは、入力ジオメトリ内で見つかったフィールドを動かします。 時間軸でそのフィールドを修正することは できません 。 (つまり、移流を行なうために、このノードを接続して再生を押しても、そのフィールドはアニメーションしません。)
フィードバックループをセットアップし、各フレームの移流が前のフレームで移流させたフィールドに影響を与えるには、以下のどれかを行ないます:
-
SOP Solver内で移流を行ないます。
-
Substeps を
$F
に、 Timestep を$T
に設定します。 これにより、ノードが フレーム毎に 再計算され、 前のフレーム によるすべてのパーティクルのパスが現在のパスに取得されます。 これは、明らかにあまり実用的ではありません。
パラメータ ¶
Group
Velocityフィールドを使って動かす1番目の入力のVDBのサブセット。
それらのVDBは必ず狭いバンドの符号付き距離フィールドでなければなりません。
Velocity
Velocityフィールドとして使用する2番目の入力のVDBプリミティブの名前。
これは、必ずベクトル値のVDBプリミティブでなければなりません。VDB Vector Merge SOPを使えば、vel.[xyz]
の3つのコンポーネントを単一プリミティブに変換することができます。
ボリュームの指定を参照してください。
Respect Grid Class
このオプションを無効にすると、すべてのVDBsが一般的で数値的な移流スキームを使用するようになります。 有効にすると、空間的有限差分法を使ってVDBsを移流させます。
Timestep
入力ポイントに適用する動きの秒数。
デフォルトは1/$FPS
(1フレームの時間に相当)です。
マイナスの値を使えば、Velocityフィールドの逆方向にポイントを動かすことができます。
General Advection
これらは、非SDF VDBsをVelocityフィールドで動かす方法を制御します。
Substeps
VDBsは、それを動かしたい距離だけ事前に膨張させておかなければなりません。 そのため、Velocityが大きい場合には、メモリ使用量が増えてしまう可能性があります。 サブステップ数を上げることで、その膨張量をもっと合理的に済ませることができます。
Advection Scheme
Velocityを追跡して各値の初期位置を検索するために使用するメソッド。 ここにあるメソッドを使用すれば、精度を上げることができます。 MacCormackメソッドとBFECCメソッドは、線形補間によって引き起こされる平滑化の回避を試みる誤差補正メソッドです。
Limiter Scheme
誤差補正による結果が元々想定されていた値の範囲外になった時の誤差補正の挙動を制御します。 誤差補正を使用しなかった場合には、不安定さを増す可能性があります。
Level Set Advection
これらは、SDF VDBsをVelocityフィールドで動かす方法を制御します。
Spatial Scheme
符号付き距離フィールドのグラデーションの計算精度。 この選択項目の下のオプションほど、精度が良くなりますが、処理が遅くなります。
Temporal Scheme
Time Step内で展開される時間の精度。 この選択項目の下のオプションほど、精度が良くなりますが、処理が遅くなります。
Renormalization
符号付き距離フィールドを動かした後、それは、もはや適切な符号付き距離フィールドではなくなることが多いです。再正規化パスを何回か実行すれば、符号付き距離フィールドを適切なフィールドに変換することができます。
Steps
サブステップ毎に再正規化する回数。
Spatial Scheme
符号付き距離フィールドのグラデーションの計算精度。 この選択項目の下のオプションほど、精度が良くなりますが、処理が遅くなります。
Temporal Scheme
再正規化ステージ内で展開される時間の精度。 この選択項目の下のオプションほど、精度が良くなりますが、処理が遅くなります。
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