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Fuse SOPを使用することで、ポイント同士をスナップ、ポイントを3Dグリッドにスナップ、オプションでスナップ後にポイントを結合することができます。
結合する側/される側のポイントを制限できるように、ポイントにはソースポイント、ターゲットポイント、または両方を指定することができます。 ノードの入力が1本のみの場合、ソースポイントとターゲットポイントは、どちらもその1本の入力のポイントが使用されます。 しかし、ノードの2番目の入力を接続すると、1番目の入力のポイントがソースポイント、2番目の入力のポイントがターゲットポイントとして使用されます。
Tip
複数の直線プリミティブを1本の直線に結合しても、それらの直線は別々のプリミティブを維持します。
結合した後に1本のプリミティブにしたいのであれば、
Join SOPを追加して、Only Connectedを有効にしてください。
お互いのポイントの近接度(距離閾値を指定)に基づいてポイントをスナップすることができますが、結合は行なわれません。 スナップオプションには、実際のスナップの挙動に関してたくさんのオプションがあります。 このメソッドは従来のモデリング操作でのチマチマとポイントを選択する時によく使用します。
グリッドへのスナップは、ポイントを掴んで3Dグリッド上に並べるのに役に立ちます。 このメソッドは、従来のモデリング操作での個々のポイント選択でよく使われます。 グリッドへのスナップは、頂点座標を整数値に丸めることで、モデル全体を特定の整数境界上に配置できるので、低解像度のコンソールへ出力する時にも役に立ちます。
スナップはポイントを新しい位置に移動させるだけです。 スナップさせたポイント同士でそれらの頂点を結合させたいのであれば、片方のポイントのみがオリジナルのポイントの頂点を維持するようにスナップ後にポイントを結合するオプションがあります。
ポイントをスナップさせた後に修正したいPointアトリビュートやPointグループを選択することができます。 他にも、そのアトリビュート値の補間方法、グループメンバーの割り当て方法を指定することができます。
Fuseシェルフツール ¶
選択したポイント同士を融合させるので、内部のすべての頂点が同じポイントを共有するようになります。
-
結合したいポイントを選択します。
-
Polygon タブの
Fuseツールをクリックします。
ポイントは、お互いのポイントの近接度に応じて結合されます。その閾値となる距離は、パラメータエディタで変更することができます。
Snapシェルフツール ¶
選択したポイントを同じ位置にスナップさせつつ、別々のポイントとして維持します。
-
同じ位置にスナップしたいポイントを選択します。
-
Polygon タブの
Snapツールをクリックします。
ポイントは、お互いのポイントの近接度に応じてスナップされます。その閾値となる距離は、パラメータエディタで変更することができます。
パラメータ ¶
Group
スナップさせるポイントのサブセット。
Target Group
有効にすると、ここには、ソースポイントのスナップ先のポイントのサブセットを指定します。 無効にすると、ソースグループがターゲットグループにもなり、 Modify Target の実際の値に関係なくそれが有効であるかのような挙動になります。 2番目の入力を接続すると、このグループはその2番目の入力を参照します。 Snap Type が“Grid”の時は、ターゲットグループは存在しません。
Modify Target
無効にすると、ターゲットポイントのアトリビュート値をそのままに、その値がソースポイント上にコピーされます。 これは、ターゲットポイントを既存ジオメトリに結合する際に役立ちます。 有効にすると、ソースポイントとターゲットポイントの両方のアトリビュートが変更され、その両方のアトリビュート値を使って新しいアトリビュート値が補間されるようになります。 これは、片側のポイントサブセットだけをもう片側のポイントサブセットに結合させたいものの、どちらのサブセットも変更できるようにしたい場合(例えば、2つの対称化された半分同士をスナップさせる時)に役立ちます。 2番目の入力が接続されている時にはそのジオメトリを変更できないので、このパラメータは適用されません。
Position Attribute
このアトリビュートは、スナップ先を決定する時の位置として使用されます。 このアトリビュートには、1番目の入力のPoint/Vertex/Primitiveアトリビュートと、2番目の入力のPoint/Vertex/Primitive/Detailアトリビュートを指定することができます。 どちらの入力のアトリビュートも同じタイプである必要はありません。 Group と Target Group のパラメータは、それ相当のグループのタイプとして解析されます。 このアトリビュートが1番目の入力のPointアトリビュートでない場合、ポイント同士が結合されるだけになるので、Fuseオプションは適用されません。
Snap ¶
Snap To
スナップ先のポイントの決定に使用するメソッド。
Near Points
照会ポイントを、指定した Snap Distance 内にあるターゲットポイントにスナップさせます。
Grid
ポイントを、3Dグリッドの位置にスナップさせます。
Specified Points
照会ポイントを、 Target Points Attribute で指定された特定のターゲットポイントにスナップさせます。
Near Points ¶
Using
スナップ先のポイントを決定する際に使用する全体的なメソッド。 “Least Target Point Number”メソッドは、ポイントをターゲットポイントの範囲内で一番小さいターゲットポイント番号にスナップさせます。 これは、スナップさせた後に、 Output Positions を“Least Point Number”にしてスナップさせても、 Snap Distance の範囲内でポイント同士をスナップさせるのとは違いがありません。 “Closest Target Point”メソッドは、一番近くにあるターゲットポイント(それが範囲内であれば)にスナップします。これは、離れたピースをスナップさせるのに適しています。
Snap Distance
ポイント同士をスナップさせる最大距離。
Output Positions
ポイント同士をスナップさせた時に Position Attribute の値を結合させる方法を指定します。
Average Value
位置はスナップされた位置の平均で計算されます。
Least Point Number
一番小さいポイント番号のスナップポイントの位置が使用されます。
Greatest Point Number
一番大きいポイント番号のスナップポイントの位置が使用されます。
Maximum Value
位置の各コンポーネントは、スナップポイント間のそのコンポーネントの最大値に設定されます。
Minimum Value
位置の各コンポーネントは、スナップポイント間のそのコンポーネントの最小値に設定されます。
Mode
各コンポーネントは、スナップポイント間でそのコンポーネントの値の最頻値に設定されます。
Median
各コンポーネントは、スナップポイント間でそのコンポーネントの値の中央値に設定されます。
Sum
位置はスナップされた位置の合計で計算されます。
Sum of Squares
位置はスナップされた位置の二乗の合計で計算されます。 位置はコンポーネント単位で二乗されます。
Root Mean Square
位置は、スナップされた位置の各コンポーネントの二乗平均平方根で計算されます。
Weighted Average
位置は、 Weight Attribute を使用して、スナップされた位置の加重平均で計算されます。
Weighted Sum
位置は、 Weight Attribute を使用して、スナップされた位置の加重合計として計算されます。
Minimum Weight
位置は、最小の Weight Attribute 値を持つスナップポイントの位置に設定されます。
Maximum Weight
位置は、最大の Weight Attribute 値を持つスナップポイントの位置に設定されます。
Weight Attribute
Output Positions が Weighted Average 、 Weighted Sum 、 Minimum Weight 、 Maximum Weight のどれかに設定されている時に使用される浮動小数点/整数ウェイトアトリビュート。 このアトリビュートはターゲットジオメトリ上のアトリビュートで、 Position Attribute と同じジオメトリタイプでなければなりません。
Radius Attribute
有効にすると、この名前のPointアトリビュートを使って、ポイントの半径を指定することができます。 2つのポイントは、それと同じ半径の球の間の一番近い距離が Snap Distance の範囲にある場合に結合することができます。
Match Attribute
有効にすると、この名前のPointアトリビュートを使って、該当するポイントのこのアトリビュート値を比較することでスナップさせるポイントを制限することができます。 この比較の方法は Match Condition で指定します。 このアトリビュートには整数または文字列のアトリビュートしか指定することができません。
Match Condition
ポイントの Match Attribute の値の比較に使用する比較方法。 “Equal Attribute Values”は、 Match Attribute の値と同じポイントがスナップで考慮されます。 これは、ピース間ではなくていくつかの別々のピース内でのスナップに役立ちます。 “Unequal Attribute Values”は、少なくとも1個のポイントが他のポイントと異なる値である必要があります。 これは、ピース内ではなくていくつかの別々のピース間でのスナップに役立ちます。
Match Tolerance
浮動小数点の Match Attribute を使用した時に、その Match Attribute 値が異なっていても同じであると見なされる許容値を指定します。
Grid ¶
Grid Type
グリッドサイズを指定する方法。
Grid Spacing
各グリッド線間のユニットの数を指定します。
Grid Lines
ユニット毎のグリッド線の数を指定します。
Power of 2 Grid Lines
ユニット毎のグリッド線の数を2の累乗で指定します。
Grid Spacing
各グリッド線間のユニットの数。
Grid Lines
ユニット毎のグリッド線の数。
Grid Power 2
Grid Linesと同じですが、2の累乗を指定します。つまり、7は128、9は512を意味します。
Grid Offset
(0,0,0)を基準にしたグリッドのオフセット量を0から1の数値で指定します。
Grid Rounding
ポイントをグリッドにスナップさせる方法。
Nearest
一番近くにあるグリッドポイントにスナップさせます。
Down
位置コンポーネントがすべて照会ポイント位置と最大で等しくなる一番近いグリッド位置にスナップします。
Up
位置コンポーネントがすべて照会ポイント位置と最小で等しくなる一番近いグリッド位置にスナップします。
Grid Tolerance
ポイントをグリッドに動かす最大距離。
Specified Points ¶
Target Points Attribute
各照会エレメントをどのエレメントにスナップさせるかを指定すた照会ジオメトリ上の整数アトリビュート。 スナップは、指定したエレメント番号がターゲットジオメトリ上で見つかった場合にのみ実行されます。
Target Class
Target Points Attribute が示すジオメトリクラス。 これは、ターゲットジオメトリ上の位置アトリビュートと同じクラスにしてください。
Fuse ¶
Fuse Snapped Points
有効にすると、同じ位置にスナップされたポイントが単一ポイントに置換され、オリジナルポイントのすべての頂点に接続されます。
Keep Fused Points
有効にすると、本来なら Fuse Snapped Points オプションで削除されるはずのポイントが維持されます。
Remove Repeated Vertices and Degenerate Primitives
ポリゴンまたはカーブ内の同じポイントを参照している一連の頂点を削除してから、縮退ポリゴン(例えば、2個以下の頂点で構成された閉ポリゴンとか1個以下で構成されたポリゴンカーブ)を削除します。
Remove Unused Points from Degenerate Primitives
縮退プリミティブの削除によって、もはやその頂点と繋がっていないポイントを削除します。
Remove All Unused Points
頂点に繋がっていないすべてのポイントを削除します。
Output Attributes and Groups ¶
Recompute Affected Normals
結合されたポイントで構成されているポリゴンの影響を受けている法線を再計算します。
Snapped Points Group
有効にすると、他のポイントにスナップされたすべてのポイントを含んだポイントグループがこの名前で作成されます。
Snapped Destination Attribute
有効にすると、スナップ先のポイントのポイント番号(適用不可なら-1)を含んだPointアトリビュートがこの名前で作成されます。
Attributes to Snap
変更したいアトリビュートのパターンの数。
Output Values
スナップ先のポイントに基づいて、ポイントの新しいアトリビュート値を決定する際に使用する経験則。 それらのアトリビュート値は、 Modify Target が有効でない限り、ターゲットポイント上でのみ補間されます。 “First Match”は、最小ポイント番号のポイントのアトリビュート値にスナップします。 同様に、“Last Match”は、最大ポイント番号のポイントにスナップします。
Average Value
アトリビュートはスナップポイントのアトリビュート値の平均で計算されます。 数値アトリビュートに適用されます。
Least Point Number
一番小さいポイント番号を持つスナップポイントのアトリビュート値が使用されます。
Greatest Point Number
一番大きいポイント番号を持つスナップポイントのアトリビュート値が使用されます。
Maximum Value
アトリビュートの各コンポーネントは、スナップポイント間でそのコンポーネントの最大値に設定されます。 文字列アトリビュートと数値アトリビュートに適用されます。
Minimum Value
アトリビュートの各コンポーネントは、スナップポイント間でそのコンポーネントの最小値に設定されます。 文字列アトリビュートと数値アトリビュートに適用されます。
Mode
各コンポーネントは、スナップポイント間でそのコンポーネントの最頻値に設定されます。 文字列アトリビュートと数値アトリビュートに適用されます。
Median
各コンポーネントは、スナップポイント間でそのコンポーネントの中央値に設定されます。 文字列アトリビュートと数値アトリビュートに適用されます。
Sum
アトリビュート値は、スナップポイントのアトリビュート値の合計で計算されます。 数値アトリビュートに適用されます。
Sum of Squares
アトリビュート値は、スナップポイントのアトリビュート値の二乗の合計で計算されます。 アトリビュート値はコンポーネント単位で二乗されます。 数値アトリビュートに適用されます。
Root Mean Square
アトリビュート値は、スナップポイントのアトリビュート値の各コンポーネントの二乗平均平方根で計算されます。 数値アトリビュートに適用されます。
Concatenate
スナップポイントのアトリビュート値が連結されます。 文字列アトリビュート、配列アトリビュート、辞書アトリビュート、数値アトリビュートに適用されます。 文字列アトリビュートと配列アトリビュートの場合、値は連結されます。 辞書アトリビュートの場合、個々の辞書がマージされます。 数値アトリビュートの場合、同じ名前の配列アトリビュートが生成され、元のアトリビュートがその配列アトリビュートに置換されます。 この配列アトリビュートには、結合されるターゲットポイントのアトリビュート値が格納されます。
Weighted Average
アトリビュート値は、 Weight Attribute を使用して、スナップポイントのアトリビュート値の加重平均で計算されます。 数値アトリビュートに適用されます。
Weighted Sum
アトリビュート値は、 Weight Attribute を使用して、スナップポイントのアトリビュート値の加重合計で計算されます。 数値アトリビュートに適用されます。
Minimum Weight
アトリビュート値は、最小の Weight Attribute 値を持つスナップポイントのアトリビュート値に設定されます。
Maximum Weight
アトリビュート値は、最大の Weight Attribute 値を持つスナップポイントのアトリビュート値に設定されます。
Concatenate in Weight Order
スナップポイントのアトリビュート値が Weight Attribute 値の昇順で連結されます。 対応している型とその挙動は、 Concatenate を参照してください。
Point Attributes
ポイントを結合した後でマージさせたいPointアトリビュート。 Snap Method 毎に特定のアトリビュートのタイプだけを使用することができます。
Weight Attribute
Output Values が Weighted Average 、 Weighted Sum 、 Minimum Weight 、 Maximum Weight 、 Concatenate in Weight Order のどれかに設定されている時にアトリビュート値のマージに使用される浮動小数点/整数ウェイトアトリビュート。 このアトリビュートはターゲットジオメトリ上のアトリビュートで、 Position Attribute と同じジオメトリタイプでなければなりません。
Groups to Snap
変更したいグループのパターンの数。
Group Propagation
ポイントをスナップ先のポイントのPoint Groupsに割り当てる方法を決める際に使用する経験則。
Least Point Number
グループメンバーは、一番小さいポイント番号を持つスナップポイントによって決定されます。
Greatest Point Number
グループメンバーは、一番大きいポイント番号を持つスナップポイントによって決定されます。
Union
スナップポイントは、そのどれかのスナップポイントがグループ内にあれば、そのグループに含まれます。
Intersect
スナップポイントは、すべてのスナップポイントがグループ内にあれば、そのグループに含まれます。
Most Common
スナップポイントは、その半分よりも多いスナップポイントがグループ内にあれば、そのグループに含まれます。
Point Group Names
Group Propagation に応じて結合した後に更新したいポイントグループの名前。
Examples ¶
| See also |
Point Weld
Facet
UV Fuse
